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「つまりシドーは私とデエトに行きたいといっているのか?」
「今日のこれは、わ、私と、士道さんの、デート……です」
「おにいぢゃぁん……一緒にお風呂入っでぇぇ……」「さっそく訓練を始めようではないか」「請願」
好感度を上げるためゲームセンター、夏祭り、誕生日会、 購買パン争奪戦で高校生、五河士道が精霊たちとデート!?
「……す、スクール水着に犬耳と尻尾かな」
クラスメイトの折紙には嫌われるためのデート!?
「士道さんはわたくしだけのものですわ」
そして最悪の精霊、狂三とは結婚!? 『デート』初短編集!
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ドラマガ連載の各ヒロインにスポットを当てた短編+書き下ろしがまとまった一冊。別にいいんだけど、凛祢ユートピアと平行して読んでたから、被ってるような設定があって若干気になった。こちらの短編も考慮に入れつつゲームを作ったんだろうね。
短編集だけあってすごい平和。本編が半分はシリアスだからまあこういう明るくて楽しい日常も悪くない。折紙のブレなさとか白琴里の可愛さとか良かった。個人的にはやはり『狂三スターフェスティバル』が断トツで良かったです。狂三の分身は全て異なる時間軸から呼び出されている、だからこそ悪の感情に染まりきっていない狂三が現れる可能性もある。士道を想い優しさを持つ善の狂三が消されてしまう場面は読んでいて本当に心が痛んだ。うぅ、ラストのあの短冊は卑怯だよ……(涙) やっぱり狂三ってキャラクターは魅力的だなと改めて感じました。他の精霊も含め、今後の活躍に期待。