「えーくん、愛してる」
「いいこと、鋭太。私はあなたの彼女なのよ」
「わたしもギュッとして？」
「ねえねえタッくん！ あの女とはいつ別れてくれるの？」
右に幼なじみ。左に彼女。前に元カノ。後ろに婚約者。この世には神も仏もいないのだろうか？
千和からの思わぬ告白で、終わりを迎えた夏合宿。修羅場の鼓動が聞こえる中、二学期に向けて牙を研ぐ少女たちの物語。
千和と母校の中学校へ！
愛衣を巡って風紀委員と対決！
ヒメとお泊まり!? 真涼と恋愛脳狩り!? 等を収録。
裕時悠示×るろおが贈る、甘修羅らぶ×らぶコメディ第５弾！
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千和に突然キスされたところを真涼に見られてしまった鋭太。それどころか部屋にヒメや愛衣までやって来てしまって、まさしく「修羅場」な展開に。そんな鋭太の取った行動とは。また、ヒロインたちはこの夏合宿を機に、四者四様鋭太に好き好きアピールを行っていくようになる。
単なる幼なじみではなく一人の女の子として見て欲しい。そう考えた千和はいつもお世話になっていた鋭太と夕食に別れを告げ、これからは自分でなんとかする、と宣言。鋭太は千和の体調を心配するが、彼女の決意は揺るがない。
大好きな食べ物に関して諦めるというのだから、千和がいかに本気かというのが窺える。……うん、本気なのはいいんだけど相変わらず料理の腕はからっきしなのね。「焼肉のタレ」だけで凌ごうとするとか相当無理あるよ。
タッくんだいちゅき！とラブラブしたい気持ちと風紀委員としてしっかり働きたいという気持ち。その狭間で揺れる愛衣。どちらが欠けても冬海愛衣ではないと思うから、この結果は良かったように思う。
てか風紀委員会、まともなやついないのかよ(笑) 会長はお嬢様然としている割にすごいウブだし他も変だし。勢力としては大きいものではあるんだろうけど。最終的に愛衣の恋が応援されててわろた。
漫画を捨てられたことがきっかけで姉と喧嘩をしたヒメが家出をし、季堂家を訪れる。
またもや登場、夏川真那。今回は一般人目線として意見をしていく。
一般人にとってオタク趣味は得体が知れない、よくわからないものを好んでいるから受け入れ難い、と。真那のその言葉を聞いてなるほどなぁとすごい納得した。それこそ同人誌なんて内容過激なのも多いし、避けられても仕方ないのかもしれない。かく言う僕も持ってはいませんが。
ヒメを庇って優華さんに物申す真那の姿は純粋にかっこよかった。そうだと思ったけど、やっぱ優華さんも悪い人じゃない。
恋愛脳狩りをしましょう、と真涼は鋭太に突然提案を持ちかける。真涼さんどうみても恋愛脳です本当にありがとうございました。「フェイク」と口では言いつつも完全に鋭太に惚れてるのが見て取れるという。今回はいつにも増して言動と行動が一致してなかった感じ。もにょもにょ。
ヒメに「偽の彼氏」というワードを聞かれてしまう鋭太と真涼。ついにこの日が来てしまったか。また一波乱ありそうな予感…！
別冊パチレモン、ゲストイラスト本当豪華だなぁ。ぽんかん神の描いた真涼が素晴らしい。
ヒメが嫁とか最高じゃないですかー！ 夢とはいえ鋭太が羨ましいぐぬぬ……。