「おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! 4」感想 | self-complacency

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ライトノベルの感想を書いてました。

おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! 4 (富士見ファンタジア文庫)/富士見書房
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鈴木に彼女(三次元)疑惑!? 落ち込む桃が創作活動!?

「なんで、あたしは鈴木君と仲良くなれないのよ! 
その上、彼女までいるって判明するし……。超不公平!」
夏休みが終わり、二学期が始まってから恋ヶ崎桃の機嫌が悪い。マジで最悪。
他の人にはそういう態度を見せないくせに、俺にだけブチ切れてくる。
鈴木に彼女はいないことを俺が確認してきたのに、信じようとすらしねえ。 
それより俺は長谷川のオタク疑惑と、桜井さんが俺を気に入っているって噂をおまえに相談したいんだよ。
あー、もう! くそ、頭に血が上ったからって、なんであんなこと言っちまったんだ俺。
「協定関係、なしにしたっていーんだぞ」って。

 
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花火大会で鈴木が女の子と一緒にいる場面を目撃して以来、桃は落ち込みっぱなしだった。そんな様子を見て、柏田は鈴木に花火大会へ行ったかと問いかける。しかしながら答えはNo。鈴木本人から彼女はいない、花火大会にも行っていないと言われた、という主張をするも桃はそれを信じず。
そんな折、落ち込む桃を気遣ってか、ムラサキさんが同人誌制作をしてみないかという話を持ちかける。桃や桜井さんと一緒に招待された柏田は、次の休みにムラサキさんの自宅へと招かれることに。
 
柏田なんなのこいつ? 変なこと言ってしまったかなとうじうじ気にしたり、かと思ったらすぐ怒り出したり…… 行動に一貫性がなさすぎ。どっちなんだかはっきりしてくれませんかね。
さすがに今回はクズっぷりが加速しすぎていて、読みながら終始イライラしてた。今まではこんな酷くなかったと思うんだけどなぁ……
 
ムラサキさんの家に招待され、桃が作る同人誌の制作について話したり、はたまたコスプレしてみたり。桃は残念な感じになってたから置いとくとして、小豆ちゃんとムラサキさんの格好がけしからん。いいぞ、もっとやれ!
 
その次の休日、桜井さんとの映画デート。ゲームセンターへ行きプリクラ撮影。その後映画。
しかし、恋ヶ崎のことが終始頭にちらついて、映画にも全く集中出来ず。
桜井さんの思わせぶりな発言。さらにはお互いの好きな人の話までしてるというのに、鈍感のレベルを超越してる柏田は当然桜井さんに好かれていることに気付かない。これは見ててもどかしい…!
桜井さんから恋ヶ崎が合コンに参加したと聞き、心配でいても立ってもいられなくなった柏田は、デートを切り上げて恋ヶ崎の元へと向かう。協定破綻してるからと言って、見捨てることなんて出来ない。だから助けにいく。お姫様抱っこで無理矢理連れ出したことに関してはまあ頑張ったというか、それなりにかっこよかったと思う。桃が危険な目に合わなくて何より。
 
ことの真相を聞き出すため、鈴木のいるカラオケへ。蓋を開けてみればたいしたことなかったというあっさり感。どうみても話がややこしくなったのは柏田のミスのせいです。
響音ルルという共通点をきっかけに鈴木と恋ヶ崎の仲が急速に深まる。この展開には驚いた。柏田は自分の気持ちを認めたくないんだろうけど、その気持ち、好きってことなんだぜ……
 
鈴木のバンドのボーカルを頼まれた恋ヶ崎。果たしてこの先、距離を縮めることは出来るのか?
長谷川がオタク趣味を嫌っているような発言もあってそれも気になる。ミスリードがありそうな感じもするが……真相は如何に。
あかりは素直になれないけど、実はお兄ちゃん大好きなツンデレっ子なんでしょ? そうなんでしょ?^^