「魔法科高校の劣等生〈1〉入学編(上) 」 感想 | self-complacency
- 魔法科高校の劣等生〈1〉入学編(上) (電撃文庫)/アスキーメディアワークス
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- 魔法。それが伝説や御伽噺の産物ではなく、現実の技術となってから一世紀が経とうとしていた。そして、春。今年も新入生の季節が訪れた。国立魔法大学付属第一高校―通称『魔法科高校』は、成績が優秀な『一科生』と、その一科生の補欠『二科生』で構成され、彼らはそれぞれ『花冠』(ウィード)、『雑草』(ブルーム)と呼ばれていた。そんな魔法学校に、一組の血の繋がった兄妹が入学する。兄は、ある欠陥を抱える劣等生(ウイード)。妹は、全てが完全無欠な優等生(ウイード)。どこか達観したような面持ちを見せる劣等生の兄と、彼に肉親以上の想いを寄せる優等生の妹。二人がこのエリート校の門をくぐったときから、平穏だった学びの園で、波乱の日々が幕開いた。
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全体を通して読みにくい。会話文で改行は本当に許せない。( )での説明追加も読みにくい原因かと。文章としておかしい部分もあって、イライラした。
未来設定なだけに機械用語があり、内容も科学的、数学的というかなんというかで理解出来ず。ていうか専門用語多くて最初の方からもう分からなかったし…(苦笑)
まあこういう設定コテコテな話が好きな人もいるんだろうけど。実際売れているんだし。
司馬兄妹が魔法科高校に入学したところから物語は始まる。一科生・優等生である妹、深雪に対して、兄の達也は二科生、つまりは劣等生であった。
学年主席の深雪だけでなく、二科生である達也も実力を買われ、生徒会に入ることに。
前半は世界観、用語説明とキャラ紹介がほとんどかな。
1巻目から登場人物の多いこと多いこと。また生徒会かよ…って思ったけどそこは目を瞑るとして。
生徒会には落ちこぼれの二科生を入れるべきではない、と差別的な意見を主張する服部。しかしながら達也との模擬戦に負け、渋々引き下がる形となる。
魔法苦手とか言って体術だけでも達也めっちゃ強いじゃないですかー! 深雪がまだ魔法使ってないからどのくらい強いのかってのは気になる。他の主要メンバーに関してもまだまだ未知数。
部活勧誘の時期が始まり、体育館でも剣道部による模擬演武が行われていた。剣術部の桐原が乱入し、紗耶香と試合をすることに。そして剣道勝負で敗れた桐原は魔法を使用し、紗耶香を傷つけようとするが……。
礫先生がコラムで言っていた通り、まさしくWeb発だからこそ出来た物語設定だなって感じ。なろうで投稿されていた、というのは知らなかったので、ちょっと驚いたなー。
全然関係ないけど、魔法モノの話って多そうで意外と読んだことなかった。バトルよりラブコメを好むのが僕の趣向なので。
アニメーターとして活躍しているだけあって、石田可奈さんのイラストは申し分なく素晴らしかった。達也はかっこいいし、深雪やエリカは可愛いし…!
電撃の売れ筋だからアニメ化しそうな匂いがプンプンする。
好みじゃないってのが最大の理由で、あまり続きを買う気にはならない。けど気が向いたら読む…かも。

