「も女会の不適切な日常2」 感想 | self-complacency
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無慈悲にエスカレートする驚愕の否(≠非)日常系!!
〈も女会〉の日常が戻ってきた。少しの違和感と大きくズレた青春の日々。
ある日ちだね先輩の〈卒業生を送る会〉の予行演習(本番は一年後)をしていると、僕たちは吹雪で学校に閉じ込められてしまった。
そこで始まったのはなぜか肝試し。もちろんいつもの無軌道な活動の一環のはず……だが、それはリアル密室ホラー事件の始まりだった。
〈彼女〉が変わり果てた姿で見つかったのだ! 犯人は? 動機は? いや、そもそもなぜ僕は今、〈愛〉と一緒にいるんだ?
1巻より気持ち失速したかな? まあそれでも充分すぎるほどに面白いのですが。
も女会の活動は今日も相変わらず行われていた。ちだね先輩の青春バカが発動し、卒業式ネタをやりたいという案が浮上。しかし、も女会に3年生はいない。そこで、来年卒業するちだね先輩のため、みんなで送る会の予行演習をすることに。
それぞれの出し物があったりで、送る会予行演習は恙無く、楽しく進み、終了した。しかし、いつの間にか降り出していた大雪のせいで、学校から出ることが出来なくなってしまい……。
歯車は少しずつ狂い始める、的なね。この非日常に巻き込まれていく感じですよ、僕の好きなのは。
悲鳴を聞き、ユーリを捜しにと駆け出す5人。バラバラに行動したら絶対死ぬじゃんこれ…と分かっていても、そうなっちゃうからもどかしい。脱出不可能な学校で一人、また一人とも女会のメンバーは殺されてしまう。
クーロ先生とかいきなり出てきた時点で確実に怪しいっていう…(笑)
過去と現在に動いたり、アッパーグラスで云々かんぬんや生き返らせてなんやかんや。正直言うと何がどうなってるのか途中からさっぱりだった。ややこしすぎて無理や……
リンネは初めから気付いてた、と。改変された世界でなければ愛がいるのはおかしい、というのは分かった。実はアッパーグラスでしたーってオチで矛盾も許されてしまうから、そこだけちょっともにょる。
リンネが今回もかっこよかったなあ。彼は誰よりも男らしいと思いますね。いや、実際男なんだけど(笑)
自分の想いが叶わないと分かっているのに、愛を取り戻そうとするリンネに協力するユーリ。本当いい娘すぎて泣ける…(ウルウル
敵強すぎてマジでこれどうすんの状態。だけどもリンネには頑張って欲しい!
3巻も早く読みたいな~。赤坂アカさんのイラスト、すごく素敵でした。冬海先生があとがきで言っていたように、ユーリのぐぬぬ顔がめっちゃ可愛くてやばい。

