「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 5」 感想 | self-complacency

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ライトノベルの感想を書いてました。

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 5 (MF文庫J)/メディアファクトリー
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「……えへ。よろしくお願いしますね、秋人にいさま」 鷹ノ宮ありさ――このたび着任した、12歳の学生寮管理人。学業優秀、家事万能、そのうえ名門・鷹ノ宮家のご令嬢であり、しかも僕こと姫小路秋人の婚約者でもあったりする。そんな子がいきなり現れて、なんの騒ぎも起こらないはずがない。とりわけ、僕の妹で極度のブラコンである秋子の反応は過敏なようで――「お兄ちゃんの妹は世界にただひとり、このわたしだけです! 」……うん。まあそうなるよね。妹ポジション奪われそうだもんね、このままだと。はてさて妹キャラのこのふたり、いったいどんな騒動を巻き起こすのか――詳しくはページをめくってみて!
 
内容はいつも通りな感じで安心。
会長が学生寮の管理人として呼び出した人物とは、なんと秋人の婚約者である鷹ノ宮ありさ(12歳)だった。面倒ごとになると思い婚約者云々の事情を隠そうとする秋人だったが、会長にあっさりとバラされてしまう。それについて秋子は勿論のこと、銀兵衛や那須原さんにまで責め立てられてしまい……。
『妹』という立ち位置を奪われたくない秋子はそりゃあ必死にもなりますわな。秋人のことも大好きなんだし対立するのかと思ったけど、結局ありさの可愛さ(目を潤ませながらの上目遣い)には勝てず(笑)
子供の純真無垢な表情にはやられてしまうよね、うん。
ありさの「ねえさま達が学園ではどのように生活しているのか知りたい」という願いを聞き、四人のストーカー、もとい調査をすることとなった秋人。自分も知らない普段の四人の姿、そしてその意外な一面を知ることに。
秋子は相変わらず学校でもブラコン全開なんだなあ…(笑) ブレないところはいっそ清々しいとも思える。会長さんもしたたかというかなんというか。理事長代理とどんな関係なのかはあえて聞かないでおきます。
銀兵衛が猫とにゃんにゃん話してるの可愛すぎるだろ! まさしくいいぞもっとやれ、って感じ。那須原さんはあんなんだけど意外と優しい性格してるんだなー。今回は秋人との掛け合いが少なくてちょっと残念。
幽霊騒ぎからのパトロール、何もなくて良かったですね。
全ては落ち着き一件落着…かと思えたが、寝ながら服を脱いでしまうというありさの悪癖、そのせいで秋人の上に全裸のありさが。…ていうかどんな癖だよ!(笑) 何も知らない人から見たら逮捕確実な状況っていう。また一波乱ありそうで……頑張れ、秋人。
僕はロリコンの趣味は持ち合わせておりませぬゆえ。だがしかし、ありさは可愛かったと思います。小動物的な可愛さね。
これ以上ヒロインは増えるとごちゃごちゃしそうなので、ここら辺で止めてもらいたいかな。銀兵衛の出番が意外と多かったなあ。可愛い一面も見れたしイジられキャラも良い感じだった。
登場人物が増えても影の薄いキャラが出たりしない辺りは流石だなぁと。もっと大きな問題とか起こってもいいのよ?(ワクワク
この関係に今後進展はあるのかも気になる所。今回も閏月戈さんのイラストが秀逸でございました。