「問題児たちが異世界から来るそうですよ?YES! ウサギが呼びました!」 感想 | self-complacency

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ライトノベルの感想を書いてました。

問題児たちが異世界から来るそうですよ?YES! ウサギが呼びました! (角川スニーカー文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)
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世界に飽きていた逆廻十六夜に届いた一通の招待状。『全てを捨て、“箱庭”に来られたし』と書かれた手紙を読んだ瞬間―完全無欠な異世界にいました! そこには猫を連れた無口な少女と高飛車なお嬢さま、そして彼らを呼んだ張本人の黒ウサギ。ウサギが箱庭世界のルールを説明しているさなか「魔王を倒そうぜ!」と十六夜が言いだして!? そんなこと黒ウサギは頼んでいないのですがっ!! 超問題児3人と黒ウサギの明日はどっちだ。
 
ジャンルは異世界召喚モノ。
“家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨てて箱庭に来い”
その言葉が書かれた手紙を受け取り、箱庭の世界へと飛ばされた問題児達。逆廻十六夜、久遠飛鳥、春日部耀の三人は、ジンと黒ウサギ、その他子供大勢の
所属するコミュニティと出会い、その現状と箱庭世界のルールを知る。黒ウサギの頼みを聞き入れ、十六夜達三人は仲間を取り戻すギフトゲームに加勢する。
コミュニティには名前と旗印が必要不可欠なものである。魔王に奪われたそれらを取り戻す、そのためには前段階としてコミュニティの成長が必要。信用を得るためにリーダーであるジンの名前を売っていく、という発想はなかった。十六夜頭いいな~。
それぞれが別の時代から連れられて来た、という部分が今後の内容に関わってくるのかこないのか。春、夏、秋、ってことは冬からだけ呼ばれてない、つまりは(ry
黒ウサギは本当に可愛いなあ(満面の笑み) どこに行ったら会えるのか真剣に考えるレベル。衣装のせいでおっぱいの主張がやばい。
終盤の対ペルセウス戦、ノーネームの5人はレティシアの返還を賭けたゲームに挑む。見つかったら王と戦う権利を失うルールだから、飛鳥と耀は最奥、ルイオスへの道を空ける役として頑張ったわけか。ルイオス、魔王召喚してもまとめて倒されててざまぁ。
みんな懸命だったのにジンくんは役立たずにもほどがあるぜ…(苦笑)
設定凝るのはいいんだけど、これ置いてきぼり食らう人が出て来そうな気が。
呼び出された三人はギフトの能力も含めかなり強いなあ。特に十六夜は一人で水龍を倒したり、魔王をも操るルイオスを倒したりとその強さは圧倒的…! ギフトの能力を無効化出来るとかゲームバランス的に頭おかしい(笑)
ギフト=能力(具現化可能)って感じで理解した。それを賭けたゲームで奪うことも可能、と。
ギフトゲームに関しても、その他の設定にしても説明不足感が否めない。星座とか神話とかの知識がないので、いまいち内容が入ってこないんだよなあ。もう少し分かりやすく出来そうなものだけど。主催者権限やら何やらの下りもよく分かんなかったから流したけど問題ない…よね?
打倒・魔王を掲げて立ち上がったばかりのノーネーム。まだプロローグって感じだなー。今後の戦いにも期待、ということで。