「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5」 感想 | self-complacency

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ライトノベルの感想を書いてました。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5 (ガガガ文庫)/小学館
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間違い、すれ違い……少しずつ変わる景色。
長いようで短い夏も、もうすぐ終わり。
小町といつもの日々を過ごす八幡の家に、結衣が訪れる。
さらには戸塚からの誘い、クラスメイトからの頼み事……そして花火大会で偶然再会したのは、雪乃の姉・陽乃だった!
孤高を貫く“ぼっちの達人”八幡のスルースキルをもってしても、見過ごせない、やり過ごせない事実が雪乃、結衣、八幡の3人の関係を少しずつ変えていく。
「みんなが選ぶベストライトノベル2011」1位、「第一回ラノベ好き書店員大賞」2位など、各所で高い評価を受け、今最も注目を集めるシリーズ。
間違い続ける青春模様、第5弾!
 
TVアニメ化おめでとうございます! 1巻から応援していたし思い入れもある作品なので、僕もすごく嬉しいです。

今回は短編形式――。
相変わらずのひねくれ具合で…(笑) 小町の宿題を手伝ったり、結衣のペットであるサブレを預かったり、川崎弟の進路相談に乗ったり、平塚先生とラーメンを食べたり。
雪乃を中心として揺れ動く各キャラクター達の想い。我関せず、孤高のぼっちを貫くと謳う八幡もその例外ではなく。
自ら踏み込むことなんてない、そう思っていても心の中にはモヤモヤとしたものが残る。良い意味かどうかはともかく、変化が生まれ始めたと言えるんだろうなあ。
それは友情? はたまた愛情?
ラブコメ展開がこの先待ち受けているのかいないのか…気になるところ。
平塚先生は改めて、本当にいい先生なんだと思いました。生徒のことをここまで気にかけ面倒を見る人って、昨今中々いないんじゃないでしょうか。お願いだから誰か貰ってあげて……
もしかしたら先生ルートになる可能性が……?
どうでもいいけど千葉に行ってラーメン食べたくなりました、場所よく知らないけど。
サブレとカマクラの動物組の描写も愛らしくていいですね。動物は純粋でいいよ、人間と違って。まさしく八幡の意見に同意といった感じ。なんなら本編で出てきた八幡の主張全部に同意するまである。わたりんなんで僕の心読めるの? エスパーなの?
戸塚と映画とか八幡爆発しろ! だがしかし、戸塚がいくら天使だとしても性別は男なんだ……現実から目を背けてはいけない(絶望) 戸塚は可愛い、とつかわいい。
二人きりで花火大会に行ってもラブコメ展開にならないのはさすがだなー。
浴衣姿の結衣もかわゆいよ! 陽乃さんはどうも好きになれぬ……
ぽんかん神のイラストがすごく良かった。今回に関しては「進化した」という言葉を使いたくなるほど。内容とのマッチ具合もさることながら、キャラの魅力が格段に上がって見える素敵な挿絵でございました…! ぽんかん神の絵が好きすぎて生きるのが辛い。
今まで通りな部分も変わり始めた部分も含め、今巻も非常に面白かったです。奉仕部メンバーの今後はどうなっていくのか…楽しみにしつつ。
はぁ……僕も養われたい(白目