こんにちは。

「未来を変える心理学」心理コンサルタントの佐藤由美子です。

 

昨日のコメント欄に「お金の流れを変える講座」での事例を記事にしてほしい、というご要望がありましたので、

今日は引き続き、「お金」について書いてみたいと思います。

 

私の元に相談に来られるクライアントさん、受講生さんで一番多い悩みは「お金」です。

ただ、のべ2万人近い方と関わって感じるのは、

「お金が欲しいという願いは、たいてい別の願いの代替」ということなのです。

 

そこに気づけるか?

 

そこが「真に」お金の流れ、もとい豊かさの流れを変えられるかの分岐点になります。

 

前回の記事では「お金が途切れずに入り続ける本当の理由」について書きました。

(現時点で、FBで240シェアしていただいています!ありがとうございます!)

 

お金の流れがよくないと悩む方ほど、「一発逆転の裏技」を求めたり、「楽してお金が入ってこないかな」と引き寄せようとしたりします。

 

が、正直、それでずっとうまくいく人を見たことがありません。

(一時的に入る人はいますが、かえってそこで勘違いして、軌道修正が遅くなったり、自分を信じられなくなりがちです)

 

お金に対する確信は「小さな意思決定の積み重ね」でつくるのが、結果的に近道なのです。

 

お金については、たくさん事例があるのですが、

「お金が入っても、いつの間にかなくなっている」パターンの方は、特に、

「本当に望んでいるのは、お金なのだろうか?」

と疑ってみた方がよいと思います。

 

ドキッとした方、かなり勘の鋭い方です。

 

今日はその事例を少しお話しますね。

 

お金を得るとなくなるまで動けない理由

 

7月から、4冊目の本の内容を濃くするために、モニターさんを募り、グループコンサルをしていました。

 

私は職人気質なので、今までフォレスト出版から教材をたくさん出していた時も、必ずモニターさんで実例をとってから、教材化していました。

出版社の担当者さんに、毎回驚かれていましたね(笑)。

「こんなに完ぺきに準備して仕上げようとする著者はあまりいない」と。

 

このグループコンサルも、12人の方のそれぞれの課題と変化のポイントを詳細にまとめています。

 

さて、グループコンサルは「お金の流れをよくする」というタイトルですが、

ゴールは「自分らしい豊かさを見出し、自分を認められるようになる」です。

 

なぜなら、「真に」お金の流れをよくするには、そこができていないと難しいからです。

 

受講生さんに、こんな方がいらっしゃいます。

仮に、美佳さんとします。

 

美佳さんは、自営をされていて、稼ぐ力もある方です。

ですが、まとまってお金を得ると、それがなくなるまで何もしたくなるのだそうです。

 

もうすぐなくなる!という状況になり、慌てて次の手を考え、そこでまたお金を得る……

そういうことが繰り返されてきました。

 

そして「もっと、お金の器を広げたい=もっとお金を稼ぎたい」と仰います。

 

このエピソードを聞いた時点で、既に私は「本当の願いはお金ではない」と感じていました。

 

ただ、こういうことは「本人が自ら気づくこと」が大事ですので、

数回のグループコンサルと日々のワークの中で、どこまで気づけるか、が鍵になっていました。

 

昨日のグループコンサルのことです。

 

お願い美佳「ワークをやってみて、私、お金にこだわりすぎているのかな、と感じました」

 

す、鋭い!!びっくり

 

美佳さんは既に、本当の課題に気づきつつあるようです。

 

グラサン私「よく気づかれましたね。美佳さんは、本当にお金を欲しいのか、疑った方がよいと思います」

 

お願い美佳「なるほど……実は、事前の質問に答えるほどに、なんだかよくわからなくなっていたのです」

 

グラサン私「でしょうね。ズレに気づき始めたのだと思います。美佳さん、今までのお話で、”小さい頃に我慢してきたこと、言いたいけど言えなかったこと、やりたいけどできなかったことが多かった“ということですよね」

 

お願い美佳「はい」

 

グラサン私「こういうパターンの方って、一般論ですが、お金を得ることで、我慢したことができる!やりたいことができる!に転嫁しやすくなります」

 

お願い美佳「まさにそうです!高校の頃からバイトをしだして、お金があれば自由が手に入る、と実感し始めました」

 

グラサン私「ですよね。それ自体はよいことなのですが、それがいつの間にか”お金さえあれば”にすり替えられていったのかと……」

 

お願い美佳「あ~~!!わかりました!この数年間のモヤモヤが全部、今、原因がわかりました!

私、お金を得ることで、本当の望みを誤魔化していたんですね」

 

グラサン私「そうなんですよ。本当の望みは……」

 

お願い美佳「もっと人と深く繋がりたい、とかそっち系です」

 

グラサン私「はい、だから美佳さんのワーク結果には、どれもコミュニケ―ションというキーワードが入っているのです」

 

お願い美佳「そっか~!それなのに、なぜか深い部分でのコミュニケーションは面倒で避けてしまったり」

 

グラサン私「ですね。ちぐはぐだったのです。それが見ないようにするために、とにかく大金さえ手に入れば……と望みがすり替えられてしまっていたのです」

 

お願い美佳「納得です!もう全部辻褄が合います!」

 

グラサン私「もともと、パートナーが欲しいのに、なかなか……と仰っていたのも、ここに向き合うことで解決するはずですよ」

 

~ここまで~

 

 

お金の課題を通して自分の真実と繋がる

 

美佳さんの事例のような方は、本当に多いと思います。

 

「お金」というのは、何かの手段です。

お金を得ることで、何を本当は実現したいのだろうか?

そもそも、「なぜ」お金が欲しいと思ったのか?

 

ここを問いかけることで、その人の「真実」と繋がることができるのです。

 

美佳さんは、実はお金が欲しいわけではないので、お金が入ると、ギリギリまで何もしたくなくなるのでした。

でも、「真実」と繋がった今、美佳さんにピッタリのパートナーができるのも、時間の問題だと思います恋の矢

 

またご要望があれば、こういった事例も書いていきたいと思います。

 

では、次の記事でお会いしましょう!

 

ひらめき電球 佐藤由美子