赤ちゃんの動きを見ていると、体の使い方がとても上手なので驚きますね。
生まれてすぐは寝返りができないのに、しばらくすると寝返りができるようになりますね。赤ちゃんのいる人は良く見て欲しいですね。手足が短いですから、体幹を上手に使って寝返りをしますね。胸郭の伸びと縮み、背骨の前後の反りをすることで腹這いから上向き、上向きから腹這いになりますね。
頭を持ち上げる時もすごく上手に体幹を使っていますね。人間の頭はかなり重いのですよね。赤ちゃんは半分頭みたいな大きさなのに、腹這いで上手に頭を持ち上げていますね。背骨の前後の反りですね。
手と膝をついてハイハイするようになると、さらに体幹の動きを上手に使えますね。左手を出したら右足を出す、右手を出したら左足を出す。上手に胸郭の伸びと縮みを利用してハイハイしていますね。
まずは、昔は誰でも赤ちゃんだったのですから、これらの動きは誰でもできるはずですから、試しにやってみてください。
手足を使わずに寝返りをするとか、腹這いになって手を使わずに頭をできるだけ高く持ち上げるとか、ハイハイするのをやってみてください。
試すとわかるのですが、大抵の方は難しい事と感じるでしょう。
赤ちゃんの時の記憶を忘れているのは当然でしょうが、体の使い方も忘れ去られているのです。人間て面白いですね。
赤ちゃんのように、そっくりまねてできるようになると難しくはなくなりますから、できるようになるまで毎日続けてください。体の使い方だけなら一流の水準になれますよ。
赤ちゃんが歩けるようになると、さらに驚かされます。肩幅程度の2本の線の上を歩いているのです。そうナンバ歩きみたいですよね。手の振り方はめちゃくちゃだったりしますが、体幹から脚は上手に使われています。一人目の子が5月の終わり頃に4歳になりますが、未だにこの歩き方です。
お散歩に行ったり、お買い物に行ったりして一緒に歩くと、距離は同じだとしても身長の差からすると多分オイラの3倍近く歩いている感じですが、無駄のない体に優しい歩き方をしているので負担はオイラより少ないでしょうね。
オイラも、いつも2本の線と体幹と脚をつなげて歩いているのですけどね。
そんな事をしていると、他人の歩く姿勢を良く観察するようになりました。普段、良い姿勢で良い歩き方をしている人には出会いませんね。映像で見る超一流の選手達は歩き方も走り方も凄いですけどね。
健康の為に歩いている人達も多いでしょうけど、体を壊す歩き方をしている人達ばかりなのを思うと、もったいないと思ってしまいます。
健康の為に歩くのなら、小さな子供達の歩き方を手本にしてください。できたら、保育園や幼稚園にも行っていないような子供達の歩きが良いですね。
保育園や幼稚園で行進を教わると、行進の歩き方が身に付いてしまう子供もいますからね。
学校システムの始まりは、軍隊を作る為に、兵士を育てるのに出来上がったものです。それが未だに続いているのですね。今はの学校システムは第一に官僚を作り出すことを目的として、それ以外の落ちこぼれは従業員を作り出すだけですね。
そしてこの国の学校システムは世界基準からみると教育では無いという事実も怖いですね。