「患者・市民参画」
今日はこの言葉を覚えて貰えたらと思い
投稿します!
(下の方に小難しいことも書いてますが
この言葉だけでも覚えといて
貰えたらと思いますッ!)
患者さんやご家族の方だけでなく
皆さん「患者・市民参画」という言葉
知っていますか?
(とか言う私も去年まで知りませんでした…)
また、臨床試験や治験に対して
どのようなイメージを持っていますか?
人によって その理解や情報に
違いが大きくあると思いますが
がんの標準治療において
安全性や有効性、現状の標準治療との比較等
臨床試験/治験の結果に基づいて
標準治療が出来ています。
その臨床試験や治験の計画段階から
患者やその家族などの意見を取り入れながら
臨床試験/治験の開発を進めることを
「患者・市民参画」と言います。
イギリスやアメリカをはじめとして
海外では、既に「患者・市民参画」は
行われてきていることですが
国内では、これまで患者が
臨床試験や治験に参加する
ことはあっても
計画の段階から患者の立場での意見が
あまり入っていない状況でした。
※これまでも患者を代表して
患者会の代表の方や関連団体の方が
倫理審査委員会や意見交換会などで
医療従事者や製薬会社の担当の方と
話し合いが行われてきた経緯もありますが
国内ではあまりスタンダードなことでは
なかったという経緯があります。
で
先日、私 ハムだぁ!は
この治験の説明同意書(プロトコール)に
対しての意見交換会へのお声がけを
有り難いことにいただき
参加させていただきました。
その時の風景がこちら

+この話し合いをしている後ろには開発に関係する方々が十数名いらっしゃる中で話し合いを行いました。
この話し合いでの治験の詳しいこと等は
もちろんここでは記載出来ませんが
どんな場であったかを
公開できる範囲で記載しておくと
この意見交換会は
・某製薬会社さんからの依頼で
治験の説明同意書に対して
患者の立場として意見交換会に参加しました
(現在、私 他の治験中ですが、
問題ないことも確認済み)
・今回ファシリテーション担当の
治験コーディネーター(CRC)さんの
素晴らしい司会による
ワークショップ形式で行われました
・参加者の自己紹介から始まり
会の目的や治験の説明、
医師によるミニレクチャーなどを聴き
その後、予め用意されている質問などを
もとに各々今回の治験の説明について
集まった患者メンバーで意見を述べる
という流れでした
海外から比べるとこのような動きは
国内では遅いようですが
これまでの患者会の代表の方や
先輩患者さんの活動、また
医療に関係する方々の動きが
今の状況に結びついていると思います
今後 これから
医師や製薬会社の方、医療に関係する方々
そして患者と
それぞれの立場の壁を低くして
相互に理解を深めながら
がん治療をより良いものに進めることで
治療の進歩が加速することに繋がれば
と思います。
とにかく
これからも 障壁をなくしながら
私たち患者を助ける為に「患者・市民参画」
は大きな動きの変化の一つとして
進んでいくと思います。
まだまだ 試行段階のことだと思うので
これからいろんなところで
探りながら始まることかと思いますが
今、そして今後の患者さんの為にも
当たり前のように行われていくと
良いな と参加しても思いました。
患者さんの治療の状況や経緯にもよりますが
自身が経験したことで得たことや
知識や考え、感覚…
それらは当事者だからこそ
語れることもあると思いますし
それが未来の患者さんの為にも
繋がることかと思います。
(場合によっては今の患者さん自身に
反映されることかもしれません)
その経験値や感覚こそ
医師の方や製薬会社の方々など
周りが求めている価値なのかもしれません
本当の意味で
がんが治る病気にする為の治療は
基礎研究等これまでの治療の延長戦なのか
それとも もっと革新的なことなのか
分からないですが
研究者や開発者、関係者の新しいアイデアや
コンセプトから始まり
そして、それらの開発を進める為の
企業の方や医療従事者の方
そして、私たち患者も関わりながら
がん治療が前に進んでいくと思います。
がん患者は
実体験に基づく治療を通して
実際にその臨床試験の計画がどうなのか
生活に対する影響はどうなのか
その臨床試験は進める上で
無理のないスケジュールなのか とか
当事者の意見を取り入れることで
患者にとっても 臨床試験/治験への壁が
少しでも低くなりこれからのがん治療の進歩
に繋がればと思います。
「患者・市民参画」
これから
続いていきます…
以下、
国内での患者・市民参画の大きな流れのまとめ
平成26年7月22日に
健康・医療戦略推進本部が決定した「医療分野研究開発推進計画」が
平成29年2月17日に計画の一部変更があり、
「臨床研究及び治験の実施に当たっては、その立案段階から被験者や患者の参画を促進する」と記載された
【参考】健康・医療戦略推進本部決定
「医療分野研究開発推進計画 PDF」
また、第3期がん対策推進基本計画
(平成29年10月24日閣議決定)には、今後取り組むべき施策として「国立研究開発法人日本医療研究開発機構は、 海外の研究体制と同様、我が国でも患者やがん経験者が研究のデザインや評価に参画できる体制を構築するため、 平成30(2018)年度より、患者、がん経験者の参画によって、がん研究を 推進するための取組を開始する。また、国は、 研究の計画立案と評価に参画可能な患者を教育するためのプログラムの策定を開始」とあるように
今後益々 この「患者・市民参画」は
よりスタンダードなものになっていく
のではないかと思います。
以下、
臨床試験/治験に関する情報のリンク先
残しておきます
より詳しいこと 興味のある方はご覧下さい
▼臨床試験とは
がん情報サービスより(テキスト)
https://ganjoho.jp/hikkei/chapter3-1/03-01-07.html
キャンサーチャンネルより(動画)
http://www.cancerchannel.jp/post26757
臨床試験に患者・ 市民の視点を取り入れる意義
5つのポイント
❶よりよい研究対象者の保護や、研究対象者との信頼関係の構築につながります。
❷患者・市民の持つ「経験知」は、研究者が気付きにくい課題・視点を提供してくれます。
❸科学が民主化されることによって、研究計画に多様な考え方が取り入れられ、創造性をもたらす可能性があります。
❹欧米を中心に規制当局や製薬企業が患者・市民との連携を強化しており、双方的なフィードバック・教育を通じて、よりよい研究開発を目指しています。
❺副次的に、研究コスト削減、研究参加者の募集期間短縮なども期待できます。
患者・市民参画( PPI )ガイドブックより抜粋
AMED: 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
※下記にリンク先記載しておきます
▼患者・市民参画( PPI )ガイドブック
https://www.amed.go.jp/content/000047445.pdf
より詳しく知りたい方どうぞ!
以上です!