
台湾 包種茶の紹介
包種茶は、もともと薫花茶の一種でした。
薫花茶は元・明の時代にすでに江南地域で流行していた、
緑茶に花香を移すお茶のことです。
嘉慶元(1796)年、王義程氏により改良考案されたといわれている
包種茶の名称は、少量の薫花茶を紙で包みそのまま売られたことに
由来します。
現在の包種茶は、唯一台湾で生産されています。
包種茶は台湾各地で作られていますが、
台北を中心とした北部茶区の南港、汐止、三峡、特に文山地域で
作られる文山包種茶が有名です。
文山包種茶は、粗くよじれた細長い形状と、発酵度が10%程度と
非常に軽いのが特徴です。
清々しい味わいと花のような香りから、別名を清茶ともいいます。
文山とは坪林、石碇、平渓などを含むいったいの地域です。
現在、茶葉博物館のある坪林は、北台湾最大の包種茶の産地として知られ、
文山地区は南投縣松伯茶区とともにかつては台湾茶の二大産地でした。
しかし、すでに大量生産時代を象徴する輸出向け大型製茶工場は姿を消し、
生産規模自体は徐々に縮小傾向にあります。
時代は変わっても、常に作り手と買い手の真剣勝負がブランド茶の
品質を守り高めています。
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