こんばんはー歯科衛生士のゆみです
今日は、毎日仕上げ磨きもして、ハイチュウだって食べさせてないし、おやつも時間を決めて与えてるのに虫歯になるのはなんで
っていうお母さんに、是非知ってもらいたい、「歯の質」について書いていきたいと思います。
歯を強くしたいならフッ素塗布しか方法はありません
歯は、実は3層構造で出来ています。
- エナメル質
- 象牙質
- セメント質
- フッ素歯面塗布
- フッ素配合歯磨き粉
- フッ素洗口液
１．フッ素歯面塗布
２．フッ素配合歯磨き粉
歯磨き粉の中に微量のフッ素が配合されており、それを毎日利用する方法
３．フッ素洗口液
フッ素が入ったうがい薬で、毎日うがいをする方法
これらの3種類のフッ素塗布の中で私が一番おすすめする方法はフッ素洗口なんです。
その理由を解説します。
オススメはフッ素洗口！生えたばかりの大人の歯に効果大
フッ素の歯面塗布は高濃度のフッ素を歯科医院などで年に何度か塗布するのですが、フッ素自体が大変まずく、子供はとても嫌がります。
しかも保険が効かないので一回の費用も割高です。
しかも歯科医院でしか塗布できないので、定期的に歯科医院に通える人しか効果はありません。
そしてフッ素配合歯磨き粉なんですが、実は、歯磨き粉の中にはフッ素以外にも色々な薬剤が入っています。
例えば、ラウリル硫酸ナトリウムという成分なのですが、現在販売されている歯磨き粉にはほとんど配合されており、入ってないものを探すほうが難しいと思います。
ラウリル硫酸ナトリウムは発泡剤として配合されているのですが、いわゆる泡立ちのためです。
実はラウリル硫酸ナトリウムは普段使っている洗剤やシャンプーなどの発泡剤としても良く使われており、口の中に入れるものに洗剤やシャンプーと同じものが使われていることに恐怖を感じます。
そしてもう一つはサッカリンナトリウムという香味料です。この成分は発がん性があるとされておりアメリカなどの国では使用を禁止されています。しかし日本の歯磨き粉にはほとんど使われているのです。
今、自分が使っている歯磨き粉の裏を見てもらえればすぐにわかるはずです。
これはよく薬局で売っている歯磨き粉の裏の表示です。
ラウリル硫酸ナトリウム、サッカリンナトリウムの文字があるのがわかります。
薬効成分のモノフルオロリン酸ナトリウムというのがフッ素です。
もちろんフッ素も配合されていますが、それ以外に身体によくないものが入っているものを毎日使うのはとても怖いです。
ましてや、子供に歯磨き粉を付けて磨かせるのは飲み込んだりしてしまったらと思うと私は出来ません。
ただ、そういった身体によくない成分が入っていない歯磨き粉ももちろんあります。
しかしそういった歯磨き粉には逆にフッ素が配合されていない場合が多いので、私は歯磨き粉によるフッ素塗布はオススメしません。
ちなみにうちの子供に使わせている歯磨き粉は、殺菌剤や発泡剤、界面活性剤などが一切入ってない、飲んでも大丈夫な子供の身体に優しい歯磨き粉を使わせています。
ブリアンという歯磨き粉なのですが、中に入っているブリス菌という虫歯になりにくくなる善玉菌が配合されていて、本当におすすめです。
うちの息子はこの歯磨き粉がおいしいらしく毎日ブリアンすると言って自分で磨いています。
ただ、この歯磨き粉にはフッ素は入っていないので、歯の質自体は強く出来ないのが残念です。
そこで、私はブリアンでの歯磨きの後にフッ素洗口液でうがいをさせているのです。
フッ素洗口液はフッ化物しか入ってませんので、寝る前にうがいをしたらそのまま寝るととても効果があります。
フッ素洗口の効果は実証されており、特に生えたばかりの歯に高い効果があります。
実は生えたばかりの大人の歯はエナメル質がしっかりと形成されておらず、弱い状態なんです。
なので歯の質が弱い人だけではなく6歳くらいからのちょうど生え変わりの年齢からフッ素洗口をすることはとても効果があります。
ただ、フッ素洗口液は薬局などで購入できないのです。Amazonなどのネットでも買えません。
歯科医院などに売っている場合もありますので、かかりつけの歯科医院に相談してみてください。
私のおすすめはこれ。
「BEE BRND」というフッ素洗口液
歯科専売品です。
青りんご味で子供も喜んでうがいしてくれます。
まとめ
フッ素で歯の質を強くしたい場合、毎日歯にフッ素を塗布することが最も効果が高いです。
フッ素洗口の場合、決まった分量を量ってうがいするだけですので簡単ですし、毎日続けやすいと思います。
もし学校などで実施している場合は、家ではしなくて大丈夫ですよ。
こちらのブログでは子供が虫歯にならないための対策などをご紹介しています。
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