姫新線の木造駅舎 ~太市(おおいち)駅~ | 神戸鉄道案内

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仕事の合間や休日を有効活用し、「その日見た鉄道」(貨物中心ですが(^^;))をできるだけ毎日アップする予定です。

毎度!おばんです!

先週訪問した姫新線の中から今回は・・・


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太市駅です。1931(昭和6)年開業、今年81歳になる駅舎です。

待合室部分の外壁が何故か「四国ブルー」に塗られ、

事務室部分の窓には板・・・ 西らしく「改悪」された?駅ともいえるんかな?


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待合室内の様子。


1986(昭和61)年に無人化されたので、まだ旧出札・改札部分のシャッターが新しいですね。


奥の階段はホームへのアプローチ。

2009年にホームかさ上げ時に改築。手すりも増設されています。


人が群がってるのは券売機。







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駅舎の建物財産標。


駅の開業が12月23日ということで、

当時の皇太子殿下(今上天皇)の誕生日!


駅の開業式はめっちゃ派手やったんちゃうかな?







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改札入って左には「葉ボタン」。


右にはプランターに「パンジー」。


近隣住民の方々が「駅を愛する」気持ちが花壇に現れているようです。


姫新線の無人駅は総体的に「きれい」にメンテされていますね。












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連絡通路から眺めた図。

ホームかさ上げされた3両分とかさ上げされてないホーム。

画面右手、下りホームの上屋として使われている「どう見てもカーポート」の上屋。

手前が1995(平成7)年、奥が2009(平成21)年の建設。

連絡通路のスロープも2009年竣工。いずれも「お布施」のようです。


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こちら上りホームの上屋。古レールの骨組みから、駅開業当初から使用されているようです。


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そして駅舎を出て左手にある開業記念の石碑。


これも開業当初からここに鎮座して、

駅の様子を眺めています。


当時の鉄道大臣、原 脩次郎(1871~1934)の直筆のようです。

(判読に往生しました (^^;))


周囲が雑草に覆われていたので、

「もうちょいきれいにして欲しいな」てのが実感。


今後に期待!











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そしてトイレ!


これも開業当初から?
















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トイレの建物財産標。


やはり開業当初から使用されています。


てことは・・・







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何と水洗だった!


バリアフリー対応にはなっていませんが、手すり付きで使用に配慮されています。


姫路市の「お布施」は、

トイレにまで手が回ったようです。











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夕闇の太市駅・・・

2008年の乗車人員統計では400名弱とか。

姫路市の北西の端に存在する木造無人駅は毎日「黙々と」任務を果たしています。