気づけばもう9月も中旬。
今日は雨で暑さがやわらぎましたが、さあ、いつ頃から涼しくなるんでしょうか。
さて、ちょっと前の話。
始業式後、ピアノのレッスンから帰ってきた娘が、
「私、やっぱりちゃんとピアノ練習するわ!」
と言ってきたので、さすがに練習しなさ過ぎてついに先生に怒られたのかな、と思ったのですが、全然違う理由でした。
娘「私は総合力で勝つしかないから、ピアノもがんばらなきゃ。
もうさ、学校のみんな、凄すぎて。
頭でもかなわん、顔でもかなわん、ピアノでもかなわん、髪だけはと思っていたけど、同レべがいっぱい、何なら負けてる。
レベルが高い子が多すぎて、私の自尊心はズタボロだよ。
でも、『まあまあ』なものを掛け合わせて、総合力で何とかしようと思って」
……そうか、思春期だもんね。
「他者の中の自分」が気になるし、コンプレックスを抱くお年頃だよね。
とくに、今、仲良しの子が、外見も内面も素晴らしいパーフェクトヒューマン🕺オリラジ?!らしいので、余計感じてしまうのかもしれません。
でも、「総合力で勝つ!」という戦略はいいと思う!今後の人生においても!
数年前に読んだ、藤原和博さんの本「必ず食える1%の人になる方法」を思い出し、娘に概要を伝えました。
この本は、営業の仕事をされているかたにもオススメ。
「交渉力=聞く力。そして相手と自分の間の共通点を見つけ安心感を与え、相手の頭の中にある要素を使って購入後のイメージを映写させること」
この言葉が腑に落ち、私は商談のコツをつかみました。
・凡人でも希少性のある人材(100万人に1人の人材)を目指せる方法がある
・3つの分野でトップ1%に入るレベルに入れば、3つの分野の掛け合わせで、1/100×1/100×1/100=100万人に1人の希少性のある人材
になれる
・トップ1%はその分野に1万時間かければ、だいたいなれる。
ただ、娘が学校内でトップ1%に入るのは、どの分野にせよ、なかなか難しいと思うので
(娘の歳で、1万時間かけるのは無理ですしね)
とりあえず、
3つの分野で上位1/4に入る努力をしよう。
そしたら、
1/4×1/4×1/4=1/64、大体トップ1~2%
になれるよ!
という話をしました。
娘は
「いやいや、上位1/4に入るのが、もうすでに難しいんだって!」
と言いつつ、目の奥がキラーンとしたのを、私は見逃しませんでした。
そうそう、表立っては、やる気をみせないけど、気持ちが動くと目に力が入るんだよね、娘は。
このサインがわかるようになったのは、中受伴走の成果。
(発熱で塾に行けない時も、喜びを隠しきれずに目の奥がキラーンってなってたなあ…)
まあ、正直、別に希少性のある人材にならなくても、家族から見るとかけがえのないオンリーワンですよ、って思いますが。
自分なりに、得意なものを掛け合わせて、
「他人にはわからないかもしれないけど、
実は私イケてる!」
って自信を持てたら、それはそれでいいのかな、と思った次第です
娘がどんな分野を掛け合わせていくのか、見守りたいと思います。