錯綜した夢と現実のはざまで混乱する「囚われの美女」という映画。 | 恐怖のイラストレーター日記/ハマダミノル

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1983年製作 フランス「囚われの美女」

 

デューク・エリントンのジャズ・ナンバーが流れるナイト・クラブ。なまめかしく踊るブロンドの美女を、黒いス―ツを身にまとった男が見つめている。男の名は、ヴァルテル。謎の地下組織で情報の運び屋をしている。(Amazonプライムより)

 

↑Amazonプライムのこの映画に関する解説がどんな内容なのかさっぱり分からない。

 

これが逆に興味を惹いてしまったのだった。

金色の鉄格子のようなものに美女が手をかけているパッケージデザインを見て古典SF映画かも?とも思ってしまった。

 

作家のアラン・ロブ・グリエという人が監督・脚本を担当し、本作品が日本での一般公開第一作になるそうだ。

 

現実なのか夢なのかの境界を曖昧にしながら話が進んでいき、何度も出てくるマグリットの絵画が象徴となっているかのように容赦無くシュールな展開が続いていく。

 

途中で「多分、こういう話なんだろうな」と一本の筋道が見え始めたのだが、最後にその思い付きも崩れてしまった。

とても難解なシュールレアリスムな映画でした。

 

しかし90分という時間を飽きずに見せさせる絵力はあります。

これは適当に作った不条理映画なんかではなく、監督の想う強い詩的イメージを正確に映像で撮ろうという気持ちが強力だったのでしょう。

 

人によってはぐっすり寝てしまうかもですが。