作品を持って営業に行きまくった話 その五。 | 恐怖のイラストレーター日記/ハマダミノル

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イラストレーターのハマダミノルです。
アート、音楽、映画、プラモデル、そして冷凍食品を愛しています。

前回まで

 

イラストレーターはまず売り込み営業が基本かなと思います。

 

先ずは本屋へGO!

自分は会社を辞めたあと、1年間は考えうる全ての営業活動をしようと決め、先ずは近所のコンビニへ。

 

雑誌を手に取り、イラストを多く使われている媒体を中心に選び、編集部の連絡先をメモります。

 

その時、雑誌には表紙をデザインするデザイン会社、記事を編集・執筆する編集プロダクションの会社名も記載されていることが多いのでこれも一緒にメモを取ります。

 

コレを片っ端から繰り返します。

雑誌編集部、デザイン事務所、編集プロダクションと一つの雑誌から三社の情報が得られます。

 

雑誌10誌を調べたら30社前後の情報を得られることになりますね。

 

家に帰って営業リストを作りましょう。

雑誌編集部は連絡先が記載してありますが、デザイン事務所、編プロは社名のみなのでネットで検索をします。

 

今の時代、ホームページを持っていない会社なんてほとんどありませんからすぐにヒットすると思います。

 

しかし住所・電話番号をサイトに載せていない会社も多いです。

その時はダメ元で「作品を見ていただけないでしょうか」という旨のメールを出してみましょう。

 

メールを無視されることが多いですが、たまに「ぜひ、拝見したいです」と返事が返って来ることもあります。

可能性はゼロではないのでやっておいて損はないでしょう。

 

装丁デザイナー

コンビニの雑誌を制覇したら次は大型書店へ。

本屋は情報の宝島です。

雑誌以外に平積みされた単行本や文庫本などが陳列されていますよね。

 

イラストレーションを表紙に使用している書籍が多いこと。

嬉しくなりますよね。

すかさずチェックしましょ。

 

書籍の場合は装丁デザイナーの個人名が記載されていることが多いです。

ネットで検索すると装丁デザイナーが所属している団体のホームページがヒットします。

 

あえて団体名は伏せますが、ぼくはその団体に所属されている装丁デザイナーさんにアポを取り、多くの方が作品を見てくださいました。

 

雑誌の編集者さんよりも厳しい事を仰る方もいらっしゃいますが、絵を扱うプロフェッショナルの言うことです。

全てが勉強になります。

 

このように売り込み営業を繰り返していくと業界の傾向や仕組みなども分かってきます。

 

編集プロダクション

某大手三大出版社は下請けの編集プロダクションが大まかに雑誌を作っているので大手出版社に営業に行くよりも下請けの編プロのほうに売り込みに行った方が仕事を依頼されやすい、とか。

これも営業活動を繰り返し行って得た業界の傾向の一つです。

 

実際に大手出版社のお仕事は編プロ経由で依頼されることが多かったです。

もちろん、大手出版社から直に依頼されたこともありましたが。

 

個展・グループ展のパーティーも抜かりなく

イラストレーターさんは同業者の友人・知人も多いと思いますが、中には個展を開く方もいらっしゃいますよね。

 

ほとんどのイラストレーターさんは個展の初日にパーティーを開いて友人・知人、それにお仕事でお世話になっている業界の方々を会場へ招いていると思います。

 

そのような人が多く集まるパーティーにはどんどん参加しましょう。

色々な人と名刺交換をして、多くの業界の方々とも知り合うきっかけにもなります。

 

注意しなければならないのは他人の個展パーティーで自分の作品集などを広げて人に見せるのはマナーに反します。

お話だけにしておきましょう。

 

そして大事なのは業界の方々と名刺を交換をしたらそのままにせず、次の日(週末だった場合は週明けの月曜日)に必ず電話をかけて作品を見てもらうアポイントを取ります。

 

この場合、一度会っているのでほぼ9割がたアポが取れます。

名刺交換してから遅くとも3日以内には連絡をしましょう。そうでないと初対面のあなたのことなんて相手は直ぐに記憶から消えてしまいますから。

 

ぼくは作品参加していたグループ展でたまたま見に来てくれていた装丁デザイナーさんとギャラリー会場で名刺交換をして次の日に「改めて作品を見てください」と電話をかけて後日営業に行き、「今やっている仕事にイメージがピッタリだ」と言われてそのまま営業が仕事の打ち合わせになりました。

 

数多く営業に行くとこんなラッキーもあります。

 

↑その時の仕事です。

 

フリーランスは常に営業するべし!と心得てください、と自分にいつも言い聞かせています。

 

イラストレーター ハマダミノルweb→http://minoru-h.com