普通に過ごしていると、そんなに必要でなかったりするけど、
当たり前にあるものが・・・
ない!

それが、災害にあって初めて困ること ですよね・・・

amebake3013 さんクリック のブログ
日々、災害時に備えての行動を綴ってくださっています。
あらためて、「そうだった!」 っと思うことが、多々あります。
みなさまも参考にされてくださいね。


そのamebake3013さんのブログにありました
「みんなの防災ハンドブック」の著者でいらっしゃる草野かおるさんの転載もさせていただきます。
ブログ『ikinokoru.info』 クリック
改めて、災害はいつどこで遭うかもしれないということを痛感し、反省とご自身の覚え書きのつもりで作られたそうですが、
色んな分野に渡り、知識や知恵が解りやすく記載されていました。

自分の知識を増やし、もしもの災害時の準備や、災害時に役に立ててほしいと思います。







 


転載させていただきたいものは沢山あるのに、
ここ最近、リンクが上手く貼れず何もアップできないまま、時間ばかりがすぎていました。

今日は、先日の続きになりますが、rah3さんの 映画「遺体」 をご覧になっての内容です。
部分的に割愛させていただいていますが、どんな状態だったのかも分かるかと思い・・・
また、同じように思う方もいらっしゃると思います。


知ろうともしないまま、一部の報道だけで判断されている方、
見てもいないのに、忘れてしまってる方、
根拠や理由が必要だけど見つからない方、

小さな力を寄せれば、それは大きな力になります。
私は、rah3さんの言葉に、あらためて考えるとともに、心を打たれました。

 




画面を見ながら被災地を何度か思い出しました。
 


rah3のブログ-昨年

 

あの地の遺体安置所では、きっと想像を絶する姿があったと思うと
グッと胸を締め付けられました。


この映画の主演の西田敏行さんが演ずる民生委員は
以前、葬儀社に勤めていた方ということでした。


映画の中で、西田さんはご遺体に向かって何度も話しかけておりました。

 


人は亡くなりますと

死後硬直という現象が始まります。

そして、それは思った以上に硬く硬く、そして冷たく、

倉庫に転がっているマネキン人形のような姿でもあるのです。

   (あまり適切ではないような表現ですみません。)


死後硬直とは、死後2時間後くらいから筋肉のpHが低下し

筋源繊維タンパク質のミオシンとアクチンが強く結合して

アクトミオシンを生成することによります。


 死後硬直はATPの枯渇により進行するので

肉体が疲弊している状態のまま死亡した場合などは

通常よりも早く始まるとされています。


 死後、半日ほどで全身に及ぶと言われております。


そして、30~40時間ほどで徐々に硬直は解け始め

90時間後(約4日後)には解ける…と言います。


 言うなれば、筋肉組織が崩壊していく…という事なのです。


泥と砂にまみれ、全身が水の中に浸かっていたであろうご遺体は
きっと想像を絶する姿であったと思います。


 汚れを洗い流す水も無く、保存する施設も無く、また人手も無い…
そんな状況下に置かれた現地では

もう「気持ち」以外は役に立つものがなかったのだろうと、私は思います。

 

ただ、ただ、ご遺体の尊厳のみを考えて…。



一人の葬儀屋として、私はこの映画を観ておりました。
しかし、映画を鑑賞し終わった後で、妻がポツリと呟きました。


 「あの時、もっとなにか出来ることがなかったのかな?仕事なんか放っといて、被災地に行くとか…」
 

 

自分が人としてこの世に存在している以上、もっとやれた事が

あったはず。

 

被災地は、決して復興しているわけではないと私は思います。

他人事と考えたり、過去の事と考えるのは、あまりにも情けなさ過ぎます。

 今だからこそ、また何かできることがあるはずです。



一人の1000歩より、1000人の一歩
…なんだと思います。

 

多くの方が、報道されなかった現場のことを知り
(この映画の内容以外にも、まだまだ多くの事実があります)


出来る事を、一歩ずつ…と私は切に願います。



「困っている人に手を貸すことに意味なんていらない…」



左手のリング・・・  詳細が分からない部分でもあったので、割愛させていただいていましたが、コメントを頂きましたので、追記させていただきます。
「困っている人に手を貸すことに意味なんていらない…」
これはしきだん会さんという集まりでテーマにしている言葉です。福島県を救おう…という会で、私は言葉が書かれたゴム製のリングを左手にはめています。
 クリック   しきだん会さんのブログ 


 

 

 




少し前になりますが、2/28、 上映の映画 遺体 を観に行きました。
この日、分刻みのスケジュールの一日でしたが、今日しかないと思い、朝一番で観に行きました。
この映画の紹介ブログを転載して下さった じゅんのいっちー さんに、原作本を教えていただき購入してあったので、それを読んでからと思っていましたが・・・
どちらが先でもいい。 知ることが大切だと思い・・・

こうして再度、紹介できるのでよかったと思います。

やはり一人でも多くの方に観ていただきたいです。
この収益金は、東北へ送られます
そして今、被災された東北の方が求める、
「震災のことを見て、聞いて、知ってほしい、そして伝えてほしい」
 このような言葉に応える1つの手段です。

この言葉には、真実を自分の目で見てほしい、この経験を防災に活かして、同じようなことが起こった時、同じ思いをしないように・・・・
という優しさが含まれると思います。
遠方で行きたくても簡単に東北へ行けない方、震災のことをあらためて知る機会でもあります。
上映時間は 105分です。 時間を作って観に行っていただきたいと思います。


                           
 原作本                 
        書店では売切れの場合、
        3/1に 増版されています。書店に並ぶのは中旬と聞いていましたから、今なら店頭で購入できると思います。  Amazon でも購入できます。   


   
      
  詳細は、 公式HP   http://reunion-movie.jp/
TOHO CINEMAS  http://hlo.tohotheater.jp/net/movie/TNPI3060J01.do?sakuhin_cd=009867



これを観たあと、数人の方に 「よかった?」 と聞かれました。
良い、悪いの問題ではなく、自分の知らない震災の真実を知りたいと思ったので、観ました。この映画の作成に携わった方も、真実を一人でも多くの方に伝えたいと思っていると信じます。

個々に感想、受けとめ方は違うと思います。

何名かの方が、ブログで、観て感じたことを綴っていました。
一個人の感想になりますが、
被災側ではなく、支援を考える側の目で観れたと思う その反面
被災地で起こっていた、その置かれた立場、場面 、一人々々の気持ちに入り込んでいました。

・同じ釜石市内でも、津波の被害には合わなかった方は、海側で一体何が起きているのか知るすべもないまま、次々に運ばれるご遺体に直面することになり、
やり場のない気持ちと戦いながら、たくさんの(多業種の)地元の方が動かれたこと、自分たちでやるしかなかった悲しんでいる時間はなかったこと

これをあらためて知り、本当に大変な時に、行くべきではなかったのか?
もっと自分にも何かできることがあったんじゃないかと思いました。
「被災地を訪れてほしい。 見ずして、語らないでほしい」 
ある方の言葉が強く蘇りました。 

あの頃、なんと声をかけるのいいか、散々考え、言葉1つ1つの表現に悩んでいました。
何より、それをして本当に東北の方の為になるか、受け入れてもらえることなのか、東北の気持ちになり動いてきました。
精一杯の気持ちを、東北に向けてきました。

でも、この映画をみたら、その言葉すら、見もせずによく言えたものだ と思いました。

簡単に行けない分、遠くからできることをしてきました。
それも、必要なことでしたが、
「想い」が強いほど、気持ちを知ることもなく 「支援してるつもり」 の支援も多いのではないかと感じました。
この映画だけが全てではありませんが、見ると見ないとでは、必ず、何かが変わると思います。
支援される方は特に・・・ 観に行ってほしいと思います。

この映画の主人公である民生委員さんのように、この最中、
周りに声をかけ、お亡くなりになった方々に心から向き合い言葉をかけ、天国へ見送られた方もいらっしゃった ということ、




・・・・・・言葉がうまくまとまりません。
が、こうした 報道にはならない深い傷もあることや、こうした真実を知ってほしいです。

そして、これは、震災のほんの一部でしかないこと、も忘れてはいけないと思いました。