セキュリティチェックに貴重品を置き忘れたら at 仁川空港 | あくまでも私的な韓国

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2008年、韓国生活とブログが、ほぼ同時にスタートしました。2021年の肺癌手術を経て、終活を念頭に置きつつ、日々を生きたいと思っております。

11月25日月曜日、娘と孫娘達を金浦空港に送って

別れを惜しんでいた同じ時間帯に

仁川空港では思いもよらない事が起こっていました。

その日、酷い娘孫娘ロスに陥っていた私は

日本語学院で夜の授業をしている最中に

高校時代の同級生からLINEメッセージが

入っていることに気がつきました。

「娘が財布や携帯の入ったバッグを空港に置き忘れ

気づいて取りに戻ろうとしたところ

出発時間となり帰国してしまった

どうしたらいいだろう」

という内容でした。

授業が終わって、直ぐにLINE電話で友達に電話し

更に詳しい事情を聞くと

「セキュリティチェックの際にバスケットから取り忘れ

取りに戻ろうとしたところ出発時間がせまり出国した。

娘が日本から電話をかけたら

こちらから言わないうちに娘の名前を言ったので

バッグは見つかっているようだが

明日の2時にならないと

遺失物センターに届いているかどうか

確認できないと言われた」

と言うのです。

翌日、連絡を待って遺失物センターに行くつもりでしたが

2時を過ぎても連絡が来ないと友達からLINEが来ました。

韓国に長く住んだ経験から

「こちらから積極的に働きかけないと動かない」

「うるさく言う人の仕事から先に処理する」

「言ったもの勝ち」

というような国民性だと分かっているので

こっちから尋ねた方がいいとアドバイスしたのですが

自信が無いと言うので代わりに電話しました。

時間は3時頃になっていましたが

案の定、バッグはとっくに遺失物センターに届いていて

バッグの持ち主のパスポートのコピーと

私のパスポートがあれば受け取れるとのことでしたので

3時半のリムジンバスで仁川空港第1ターミナル

地下一階にある遺失物センターを訪れました。

そこで改めて仕事が進まない理由が分かりました。

職員らしき女性は二人しかおらず

一人は窓口に、もう一人は電話応対をしていました。

電話は2台あるようでしたが

担当者が一人しか居ないので

もう一台は鳴りっぱなしの状態でした。

あともう一人居るには居たのですが

何かのボランティアをしているようで

私の件には関わりませんでした。

手続き自体は簡単な書類に署名サインをして終わり

無事にバッグを受け取ることができましたが

それからが、結構大変でした。

その足で仁川空港内にある郵政局から

EMSで送ろうかと試みたのですが

携帯がある為に送れないと断られてしまいました。

バッテリー爆発の危険があるからのようでした。

そこで、FedExなら送れると聞いたので

取り敢えずバッグを自宅に持ち帰り

翌日の水曜日に日本に向けて送る手配をしました。

ところが、また問題が発生してしまいました。

近所にFedExがなかったので

夫に頼んだのが間違いでした。

夫が国際宅配なら何でもいいと勝手に判断して

DHLを使った為、現金が送れなかったのです。

FedExなら料金は16000円くらいかかるものの

3日以内に到着予定で

現金も送れると調べてあったのですが

DHLは115000ウォンだったものの

現金を送ることが出来ないうえ

到着予定も遅くなってしまいました。

友達と娘さんには申し訳ありませんでしたが

明日、DHLから自宅にバッグが到着する予定です。


まとめですが、もし万が一セキュリティチェックで

貴重品を忘れてしまったら

翌日以降に本人か代理人が

遺失物センターに直接取りに行くしかありません。

韓国から貴重品を日本に送る場合

携帯電話が無ければ、郵政局のEMSかDHLで

携帯電話がある場合は、FedExで送ることが出来ます。



自宅からリムジンバス停留所が近いこと

仁川空港まで1時間程で行けること

と、割と恵まれた環境だったことで

友達の役に立てて嬉しかったです。

娘孫娘ロスも、この件で一気に紛れ

タイミング的にもよかった出来事でした。


いずれにしても、貴重品を置き忘れると

あとの処理が大変なことに変わりありません。

皆様、くれぐれもお気をつけください。