韓国社会の好戦性 | あくまでも私的な韓国

あくまでも私的な韓国

2008年、韓国生活とブログが、ほぼ同時にスタートしました。2021年の肺癌手術を経て、終活を念頭に置きつつ、日々を生きたいと思っております。

1月31日付中央日報日本語版から
 

 学校から子どもがふてくされた顔で家に帰ってきた。 

  「誰かとけんかをしたのか?」(韓国人の親) 

  「誰かにいじめられたのか?」(日本人の親) 

  「先生の質問にきちんと答えられなかったのか?」(イスラエル人の親) 

 韓国人の親なら「誰かとけんかをしたのか」は非常に自然な言葉だが、よく考えてみると、これほど好戦的な言葉もない。 表情がよくなければすぐに「けんかをしたのか」という言葉が出てくること自体がおかしい。 (以下省略)

という記事が目に付いたのだが

日本人として読めば読むほど違和感を感じる内容だった。

誤訳かもしれないが

まず、「ふてくされた顔」というところからだ。

イスラエル人のことはよく分からないが

日本人だったら

子供が一見して不機嫌な表情

ということ自体珍しいのではないだろうか。

子供がどことなく元気が無いので

「学校で何かあったの?」

と尋ねるのが普通のような気がする。


一方、韓国の塾で私が実際に会った

小中学生達のことを思い出してみた。


人懐こくて非常に勉強熱心だった小学男子が急に

「先生は僕のことを正当に評価してくれない」

と言った途端に他の塾に移ってしまったことがあった。

責任を感じた私が同僚に尋ねると

「その子は塾で発行した成績表が不満で辞めたんです」

と言われて驚いた。

因みに私はその子の成績表の一部にしか関与していなかった。


顔はとても可愛いのにいつも反抗的な女子中学生

「私の親が先生の給料を払っているのよ」

と私に直接言うくらい小憎らしいのだが

ある時、私も確かにその子が嫌いだったので

少し感情的になってしまったと思うが

テキストにあった英語独特の表現

If you won't study hard,I'm going to kill you.

というようなことを彼女を見ながら言ったところ

「日本人が私を殺すと言った」

と親からクレームが来て上司から注意を受けた。


大人に対しても遠慮が無いくらいなので

これが生徒同士ともなると

挨拶代わり大きな音がするほど背中を叩いたり

ちょっと気に入らないと汚い言葉を使ったり

直ぐに手を出すのも日常茶飯事だった。


しかし、これはあくまでも小中学生で

高校生にもなるとスヌン受験が控えているせいか

表面上は大人しくなるようだ。


で、冒頭の記事に戻るが

韓国人小中学生がふてくされて帰宅するのは

有り得るような気がする。

そして、ここからは私の想像だが

親が子供にかける言葉は

「誰と喧嘩したのか」とか「誰にやられた」となり

それに答える子供は誇張表現で自分を正当化するので

益々ややこしいことになるのだと考える。




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