【激安Bluetoothヘッドホン】Mpow H7を試してみた | 裏方ブログ

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福岡県在住。
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 今、完全ワイヤレスイヤホンが巷で流行っています。

 カナル式イヤホンが苦手で、macとiPadとiPhoneを使っている私にはAirpodsが一番良いのでしょう。供給不足も落ち着いて入手しやすくはなりましたが、税込18,144円ナリ。なかなかの価格です。

 

 

 イヤホンを使うことが多いのですが、最近、久しぶりにヘッドホンで音楽を聴いたら、やっぱりイヤホンより音が豊かなんですね。ただやっぱり有線だとコードの取り回しが気になります。

 ならばワイヤレスのヘッドホンで手ごろなものはないかとAmazonさんを徘徊していたところ、見つけました。激安Bluetoothワイヤレスヘッドホン。

 

「Mpow H7 密閉型 Bluetooth ヘッドホン 15時間再生 40mm HD ドライバーユニット 迫力重低音 ワイヤレス ヘッドセット ブルートゥース ヘッドフォン」

 

価格は2,399円ナリ(購入時)。安っ!

 

 激安なだけのワイヤレスヘッドホンなら、探せばいろいろありますが、これを選んだポイントは以下の通り。

 

・デザインが地味(激安に限って派手なモノが多い)

・マイク付で電話の通話に使える

・有線ヘッドホンとしても使える

 

 さっそくポチって数日後、到着しました。

 

 パッケージはいたってシンプル。贈答品ではないので、外箱がやたらと凝った作りだと、むしろ損した気分になってしまう。どちらにしろ外箱はすぐに廃棄してしまいます。これはこれで良いことです。

 

 

 

 イヤーパッドのサイズは大きめ。耳の上に乗っかるタイプが主流だと思いますが、この商品はすっぽりと耳を覆うようなサイズで、パッドは耳でなく耳のあたりに当たるようになってます。

 角度の自由度が高いので、快適な位置に調整することができます。

 

 

 ボタンはシンプルな3ボタン。ランプは一つで赤青に変化します。

 

 

 操作方法、ランプ表示、音声ガイドはこんな感じ。

 

電話 ボタン

・電源をオンにする……2秒長押し

・電源をオフにする……4秒長押し

・ペアリングする……電源が切れた状態から4秒長押し

(同じ操作で2台マルチポイント接続可能)

・Siriを起動する……Wクリック

・再生/停止/受話/終話……ワンクリック

 

+ボタン

・曲送り……ワンクリック

・音量を上げる……長押し

 

-ボタン

・曲戻し……ワンクリック

・音量を下げる……長押し

 

+-

・リダイヤル……同時押しで最終通話相手にリダイヤル

 

電話-

・初期化……同時3秒以上押しで初期化

 

電源オン ……1秒点灯。「Power On」

接続 ……5秒間隔で点滅。「Connected」

電源オフ ……1秒点灯。「Power Off」

低電量 ……5秒間隔で点滅。「Battery Low」

充電 ……点灯。充電完了で消灯。

ペアリング ……交互に点滅。「Pairing」

 

+-のボタンの、ワンクリックか長押しかの判定が微妙ですが、音量はかなりゆっくりと変わるので、慌てず長く押すといい感じです。

 

 

 

 

二週間ほど使ってみて、良かった点、悪かった点を挙げてみます。

 

 

 

■ 良かった点

 

○(まる) 音質が良い。

 一番大事な部分です。やや低音域が盛っているような感じはしますが、そこらへんのちょっとお高いイヤホンと比べてもリッチな音質。この音はイヤホンではなかなか出せない。外音の遮音性も高いです。

 

○(まる) Bluetoothが安定している。ペアリングが楽。

 安物のBluetooth商品だと電源オンしてもベアリングの復帰を失敗し、再設定をしなければならないものがありますが、この商品は安定していて接続を失敗することがありません。一対で使用する場合は音も全く途切れることがありません。

 また、デバイスを変えるのに手間がかかったり、分かりづらい商品もありますが、これはとてもペアリングが容易なので、気軽にデバイスを替えることができます。

 

○(まる) 通話も問題なく出来る。

 Bluetoothイヤホンだと、通話機能があってもマイク性能が悪く、通話には向かない製品もあります。このヘッドホンを使って通話してみましたが、相手の声もよく聞こえ、相手側も聞き取りづらいようなこともないようでした。

 

○(まる) 遅延が少ない。

 Bluetooth接続で動画を見る限り、遅延はかなり少ない方で、動画視聴には問題ありません。

 

○(まる) 有線でも使える。

 デジタルピアノなど遅延が許されないもの、テレビなどBluetoothのないものは、有線接続出来るので機器を選ばずなんにでも幅広く使えます。これはとても助かる。

 

○(まる) 耳鳴りが気にならない。

 カナル式イヤホンの場合、耳鳴りが気になる人もいると思いますが、それが全くありません。でもイヤーパッドが耳を覆う構造なので遮音性は確保出来てます。

 

 

■ 悪かった点

 

× マルチデバイスだとBluetooth接続が不安定。

 デバイスを2つ登録しておくと、再生をしているときに一定時間をおいてわずかに音が切れる症状が出ることがあります。しゃっくりしているような感じ。映画など会話中心のものを再生している分には支障は少ないですが、音楽を聴くときにはかなり気になります。マルチポイントにしないなら安定します。

 

× 重い。

 イヤホンとの一番の違いはその重さ。長時間使っていると、耳の部分よりも重みがかかる頭頂部に負担がかかってきます。

 計量してみると、普段使いの有線ヘッドホンが約120gだったのに対し、この商品は220gほど。体感に個人差はあると思います。頭を下げたりする作業を繰り返すと、ずれます。

 

× 目立つ。

 試しに外出先で使用してみましたが、とにかく目立つ。買う前から気づいてはいましたが(笑)。人それぞれですが、さりげなくは使えないですね。特に夏は。

 

× 姿勢が限られる。

 イヤホンとサイズが違うので、ゴロンと横になって使うというのには向いていないと思います。真上を向いたままなら使えますが、寝返りが打てません。

 

 

 約一か月ほど使ってみて、もっともよく使っているシチュエーションは、皿洗いなど台所家事をしているとき、そしてパソコンでTVerやYoutubeなどの動画を観るときです。

 

 台所作業にはイヤーマフ替わりとしても便利です。食器のカチャカチャという音が苦手なので、音を再生してなくても、さっと耳に掛けられます。カナル式だとどうしてもひと手間かかってしまうし、家族から話しかけられたとき、濡れた手でも気軽に耳からずらして会話することができます。音楽やradikoを聴きながらの皿洗いは、コードがない分、とても快適に作業出来ます。そのままベランダに洗濯物を取りにいってもラジオ放送を聞き逃すことはありません。家事は毎日やることなので、使用頻度も高めになります。

 

 パソコンの動画を観るのは、ペアリング切替が簡単だから。スマホやタブレットと違って、観るときの姿勢が一定なので、途中で邪魔になることもありません。

 

 見た目を気にしなければ、バッテリーの持ちがいいので電車の中など外出先でも重宝しそうです。ただし遮音性が高いので歩行しながら使うのは危険かも。

 

 

 あと、意外なメリットはなくならないこと。完全ワイヤレスは、よく紛失します。そのたびに探します(笑)。ポケットの中とかバッグの中とか。誤って洗濯してしまうと壊れてしまうので、外すときにとても気を遣うんですね。でもこのヘッドホンはなくなりません。気を遣わなくていい。間違って洗濯する心配がありません。これは意外に便利です。

 

 

 Bluetoohのスピーカーやヘッドホンは万能な商品はないのではないか、と思います。

 高価な完全ワイヤレスイヤホンを買っても、紛失したり、歩行中につかえなかったり。音がいいスピーカーを買っても防水じゃなかったり。

 だから用途にあわせて、それぞれに適したものを使うのが一番だと思います。