ベビ太が転院した日の夕方、

他の部屋から聞こえてくる赤ちゃんの泣き声

ママ達のオシャベリに耐えられず

NICUに子供が入院したことがある会社の同僚に連絡。

(身近に二人いました。)


そのうち一人は、命が危ないとまで危惧されて何ヶ月も入院していたベビ(今は元気に1歳)

のママで、アドバイスを沢山もらいました。


①なるべく病院に長時間行って、ベビ太を触って撫ぜて、話しかける

 話す時は笑って(ベビ太に伝わるから泣かない)。

②先生を信じて任せるだけで、親は何もできない。

 だから搾乳だけでも頑張る。せめて母乳を毎回飲ませましょう。

③先生は最悪の事態のことを強調するから、これから何度も落とされる。

 強い心を持って、対応していく必要がある。

④とにかく親は「治る」と信じる

その他に「家族写真を保育器に貼るのもいいですよ」と。


彼女のベビは危篤状態を乗り越え、入院最後で驚異的な回復を見せたらしく

NICU関係者に「ご両親が毎日長時間来ていたのが良かったに違いない」

と言われたらしいです。


もう一人のNICU経験ママには「とにかく母体を回復させましょう」と言われました。

入院期間が決まってないと、体力、精神力が持たなくなる

搾乳も夜は怠けてもいいから、とにかく私の体を元気に!ということでした。


長い間おなかにいた赤ちゃんがNICUに入院、という事態は

想像を越えてかなり辛い気持ちでした。

しかも重篤な疾患の可能性が高いとなると

経験者でないとわからないかなと思います。


なので、私はこの二人との電話、メールのやり取りでとても救われました。

そして翌日から病院(産科)の外出許可が出て、

なるべく長い時間NICUにつめて

ずっとベビ太を撫で続けたのでした。



NICUのベビ太の主治医から受けた説明を

そのまま私に伝えてくれました。


低血糖状態で一番怖いのは

 痙攣を起こして、その結果「麻痺」の後遺症が残ること。


「血糖」はエネルギー源で特に脳、神経に必要。


対処方法としては以下のステップ

①ぶどう糖の点滴

  でもこれで改善しないからNICU転院となったので次ステップへ。

  ベビ太の症状は無呼吸、元気なし、ということで特に注意が必要

 ↓

②ぶどう糖の濃度をあげたり、点滴の量を増やす

 ↓

③ステロイド、その他ホルモン注射


考えられうる原因

①出生体重の軽い赤ちゃん、週数に比べて小さい赤ちゃん

②感染症

③代謝異常

④母体が糖尿病

⑤インスリンが異常分泌する疾患

⑥血糖をあげるホルモンが少ない


②は、こちらの病院でもしっかり管理をしてるので無いだろうとのこと。

④も私の産科主治医に血液検査の結果を確認したところ

「精密検査をしてるわけじゃないけど、通常の血液検査の範囲では

糖尿病の数字は出ていない」とのこと。


①であって欲しいけど(体重が増えれば治る)、

小児科先生から何度も話をされている③⑤⑥なんだろうなと

ここでも暗い気持ちで覚悟する準備をする。

(まだ原因特定してないし、覚悟までする強い心が無かった…)


母親に

「NICU先生は強い痙攣が発生することが無いように祈るしかない、と言ってて

できる限り手を打っても、起こってしまう可能性があるらしい。

もう先生に任せて、祈るしかないわね」

と言われる。


そう…母親なのに私には何もできない。

できるのは先生とベビ太の生きる力を信じて、

私自身の体を少しでも早く回復することのみ、でした。


そして母親はチビ太のお迎えのために帰りました。


今回、血糖が脳や神経に必要なことを初めて認識しました。

それまでは登山の時に血糖値が下がると体力が無くなるというくらいの認識だったので。

(しかもお米を食べて、しばらくすると回復するから大丈夫という感じ)


でもこの説明で「ベビ太の命は助かるんだ」というのを一番に思いました。

障害は起こって欲しくない、普通に元気に回復してほしいけど

何よりも「生きていること」が最優先だったので。






 



ベビ太が運び出されて、私は病室に戻りました。

病室に戻ってから、何をしていたか全く記憶にありません。

きっと放心状態だったんでしょうねあせる


しばらくして母親から電話

「ベビ太はすぐに運ばれていって、私はお待ちくださいと言われた。

 多分1時間くらいはかかるんじゃないかなぁ」とのこと。


母親には長男チビ太の保育園の送迎や夕飯をお願いしてあって

姪っ子(姉の子供)も夕飯を一緒にするので

遅い時間になると、別の弊害が出てくる。

ベビ太が一番気になるけど、

私が入院中で家で頑張ってるチビ太も気になる。


そして3時過ぎに母親からまた電話

「先生と話したよ。これからそっちの病院に行くわ」

隣駅の病院なので、すぐにやってきました。