メンタルシナジー(防犯と再犯防止におけるセラピストの役割と展望)NO.1 | メンタルヘルス ~希望へ向かって~

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(シナジーとは?:シナジーは部分の総和+αのプレミアムが産み出される相乗効果のこと)

 

こんにちはhamano0708です。

 

私はこれまでセラピストになる前に、様々な仕事に携わってきました。社会人になって最初に刑務官をしていましたので、職業観が、いわゆる「心の闇」に対峙することが多かったので、その部分でのアプローチを主眼として携わってきたことが多かったです。

 

これからの社会、高齢者の犯罪もさることながら、精神疾患患者による犯罪が、現在より更に増加することは確実です。

刑務所は飽和状態で、処遇に関しては刑務官が携わりますが、警備に関しては民間に委託(社会復帰促進センターなど)されることが増加し、精神病院も同様に、セキュリティに関しては民間の警備会社に委託されることが増えてくると思われます。

 

多くの方が勘違いされてる場合が多いですが、精神疾患患者が犯罪を犯し、逮捕された後、取り調べを受け、事件送致で検察に身柄を引き渡される前に「精神鑑定」にかけられるのですが、そこで責任能力の有無を判断され、起訴するかどうかのふるいにかけられます。

 

精神疾患を認められ、有責ではない(責任能力に欠ける)とされた場合、何の刑罰もなく、再び社会に野放しにされると思われてる方が多いですが、実際はそうではなく、精神病院に医療措置入院させられ、西洋医療的な治療を受けます。入院計画書に、退院予定日は記載されません。その状況に応じて、その処遇を変更し、再犯のおそれがないと判断された場合、下記の通りにその身柄が管理されます。

 

この医療措置入院は、一般の任意入院とは異なり、主治医と家族の許可と同意がなければ退院されません。刑務所の懲役刑のように、有期(あるいは無期)の懲役労働が課せられないだけで、処遇はほぼ刑務所と同じです。個々人によって細部な処遇は異なりますが、独居での隔離と、雑居での集団生活に分けられます。

病院の中の、いわゆる閉鎖病棟に入れられ、鍵のかかった病棟で看護師などに四六時中監視され、薬物治療を始め、ミーティング、警察からの要請を受け専門家による更生に向けた教育を受けるなど、主点が再犯防止と矯正教育に主眼を置いた「治療」に向けられます。

 

しかしそのほとんどが、娑婆の世界に再び一人で生活できる方は極稀で、保護司や、家族などに動静を監視されています。

退院できたとしても、授産施設に入所する場合が多いです。

 

刑法での犯罪の定義は「構成要件に該当する有責で違法な行為」とされています。

 

もちろんこの「有責」とは、刑事責任能力の有無を判別するもので、民事責任とは全く事を異にするものです。損害賠償や慰謝料請求などについては、弁護士を通じて、被害者との折衝になります。

 

我々セラピストが今後、このような精神疾患者を増やさないための役割は大きく、犯罪動機を作らせないためのメンタルケアが必須の課題になってきます。と同時に、犯罪を犯した者に対して、罪の償い意識を開花させるとともに、再び犯罪を犯すことのないよう、全人的(身体・精神・霊性)に治療・癒しを提供し、ホリスティック医学の5つの定義に根差したセッションをしていかなければならないと考えます。

 

メンタルシナジー。私の造語です。

 

精神面での、様々なアプローチすべき部分の総和に+αして、そのクライアント様を、再び、その人らしい本来のポジィテブな面をリ・レクレイトさせるために、敢て、根底に歪んだ状態にある良心に向き合っていただくことになると思います。

「犯罪心理」について知り、その「動機と心の病の上に罪名が被さる」仕組みについて取り上げてみたいと思いますが、ホリスティック医療により、クライアント様に被害者の心を知ってもらうことで、懺悔の気持ちと償いの気持ちに目覚めていただき、その相乗効果(メンタルシナジー)で、より効果的な治療が期待できるものと思います。

 

精神疾患(西洋医療の医師による診断をされてる疾患)患者の犯す罪は、殺人罪(未遂含む)・傷害罪・覚せい剤取締法違反(使用)・強姦(致死・致傷・未遂)・窃盗罪が多いです。

組織的犯罪による、恐喝罪・詐欺罪・覚せい剤取締法違反(売買)などは、逆に少ないです。

つまり、知的犯罪による金銭の違法で計画的な奪取は少ないのが特徴です。

 

                                     (続く)