提出書類の書き方考え方 | 技術力あっても説明アピール下手で9回も転職繰返した50代ハード技術者が、たった1カ月の就活で理想の再就職を果たした方法

技術力あっても説明アピール下手で9回も転職繰返した50代ハード技術者が、たった1カ月の就活で理想の再就職を果たした方法

運悪くバブル崩壊期に転職はじめた為
その後の長い世界不況で
転職先会社が次々経営不振に至り
リストラ転職を9回も繰返した私の
失敗の末に得た成功経験から
リストラ再就職転職に悩む
50代ハード技術者のあなたの
就活の参考にとお伝えするブログです。

またしばらく

間があいてしまい


すみません。




さて今回は



「具体的な書類のフォーム・書き方」



について書きます。





◎提出書類についての概要



それでは早速本題です。



一般に応募企業に提出する書類は

・履歴書
・職務経歴書(職歴書)


の2種類があります。



まずは「履歴書」から
書き方を概説しましょう。




一般的な事務的意味での履歴書の書き方
応募の理由・希望 などは
世間に出回っている「転職・再就職活動ノウハウ本」
を参照してください。



ここでは


そういったノウハウ本には書いてない

ハード技術者ならではの
注意点についてコメント風に

追記してみました。



履歴書の構成は 
主に人物的成り立ちと家族構成
仕事への意気込みを
軽く概観する書類であり、


かつ人事担当者が特によく

目を通す書類になります。




次の項目で構成されます。

注記・コメントは(*)のように

カッコ分部に付記してますので

確認ください。



<履歴書・構成項目>


●氏名/現住所/場合によって戸籍・国籍)

●緊急連絡先/採用結果連絡先

  (連絡先:今の時代は携帯電話が好ましいが

   電話不可の場合、メルアドなど)


●学歴:小学校から最終学歴まで入学退学年月

  (西暦記載が最近のトレンド)


●職務経歴:経験した会社・所属職場名・

  (入社・退社年月は西暦記載が最近の傾向・元号併記)


●あなたの家族構成:扶養者・子供の有無

  (あと、最近は父母祖父母などの要介護者有無も重要


●健康状態/趣味特技/資格・技術資格/賞罰

  (技術資格・趣味資格など活用できそうなものは記載


●仕事応募の理由背景

  ( 技術的な情熱・興味・熟練度などを簡潔に記載 )


自分が達成した仕事上の

  実績・経験/出願特許数/学会発表/受賞歴 を簡潔に

希望する仕事内容・分野・職種並びにその理由

  ( 履歴書は人事系の人が読むので 普通のノウハウ書

    を参考に無難な書き方しておくのが好ましい 

その他希望事項・・・通常は書かずに、

  本来、面接で口頭説明するほうが好ましい


  (が、それとは別に意図的に要点知らせる意味もある。)


    例えば、体調理由・介護理由などで残業可能時間や

    通勤可能範囲・希望月給(扶養や介護手当などの希望)

     などを記載することも可能。
    (ただし、企業によってはこれを嫌う企業もあるので注意)




これらの項目について


以前の記事で書いたように
「自分史」や「自分の人生目標」から
客観的に 自分の簡潔な考え方針に基づいて


簡潔短縮して記載すれば完了です。



次に 


自分自身の技術者としての
長年の経験・実績・得意技術分野
などを詳細に記述する文書が


職務経歴書(職歴書)。





これも以前の記事で書きましたが


職歴書の書き方フォームは
大きく3通りありますが

ここでは折衷型も混ぜた4通りで
説明します。





<4種の職歴書フォーム>


1:入社経験した会社順に各会社順に記載する

  時期別フォーム。


2:多数の経験した仕事を 専門的仕事順に記載する

  仕事別フォーム。


3:色々な仕事を自分の 情熱・得意な技術順に記載する

  専門別フォーム。


4:これら3種を会社・仕事によっては混在記載する

  折衷型フォーム。





では順に

これらの書き方について
コメントしましょう。



まず最初に
「時期別フォーム」から。




これは2通りの書き方があります。



入社順の年代が古い順に書く方法と
逆に新しい順に古いほうにさかのぼる書き方。



転職サイトや再就職サイト・仲介会社の専用フォーム
などでは 新しい順にさかのぼる形式が多いようです。

つまり、彼らの興味は 直近何をやっていたかで

 その人物が何ができる人材と判定したがる傾向が分かります!)



新しい順に書く書き方は


「直近の仕事内容」

「直近の給与待遇」
「なぜ直近仕事を退職したのか」

などを見たい腹があるためと考えられます。





これに対し
時代が古い順に入社順に記載する方法は


「自分の仕事歴史」として記載できるので
能力の向上進歩を記載しやすい書き方です。



よって、時代順に書くフォームを

要求する仲介会社は


当人の履歴・能力の熟練度を

順にキチンと判断する腹を持っているとも

読み取れることになります。


 ************



次に
「仕事内容別フォーム」



これは 例えばA社・B社・C社・D社と
4社の経験がある場合などで


A社でやったい仕事分野:a
B社で経験した仕事分野:b
C社でやった仕事分野:a
D社でやった仕事分野:c


などがある場合



自分が得意な仕事・専門技術分野:a


経験値として評価してほしい技術分野:b



得意ではないが こういう能力もある分野
 もしくは生活のため何とか稼いでいた仕事分野:c



などの背景があることがありますが、


そういう場合に書く職歴書は

自分の技術の専門順・得意順番に
書きたい欲求があるかと思います。



そういうときの書き方で
例えば 以下のような書き方があります。


a技術分野の仕事: a技術分野が

 自分の一番の専門技術分野。

   A社○○部で□年間経験し●●の実績達成。
   C社◇◇部で○年間勤務経験し▲▲の実績達成。



b技術分野の仕事: 専門ではないが

  長年経験し対応可能な技術分野。

   技術習得。技術力にも自信あり。



c技術分野の仕事: まったく得意ではないが

   経験したことがある仕事として記載

    まだ未熟な技術分野。


などのように記載するもの。




自分の専門技術分野の深さと達成度を示しつつ

行きがかり上経験した

専門外技術分野も

自信の有無込みで


自分の対応技術分野の

幅の広さをアピールする記載方法。



 **********



次に
「情熱・得意技術別フォーム」



前記の

「仕事別フォーム」に

似ているが


ニュアンスが少し違います



たとえば


A・B・C・D4社を経験しているが


実は自分の一番得意な

仕事・専門技術かつ情熱もつ技術が
C社のc技術分野だったとしましょう。




しかるに


世間の不条理・世界情勢の

浮沈にともない



勤務先の会社が

経営不振で次々傾いたりした場合




A社は大卒時に就職氷河期で

とにかくもぐりこんだ会社で


     自分の専門技術に近いと思えた

      a技術分野の設計開発を体験。



B社はA社が傾き

仕方なく転職した会社だが


   A社よりは自分の得意で

   情熱が持てる専門技術に近いb技術分野。




C社はB社も経営不振で

業績振るわずリストラ解雇され
半年探してやっと見つけた会社で


    自分に一番合っていた専門技術の

    c技術を縦横に経験修練できた時代。




D社は またも世間の大不況で

C社もやむなく人員整理となり
自分が真っ先に切られてしまったため
仕方なく潜り込んだ会社で


    A・B社とはまた別の
     専門外のd技術の会社だった。




などという場合に

「会社順」「専門技術順」のいずれも
シックリする書き方ができません。



そういう場合に


◎自分が専門としている技術分野はコレで

  実績経験値はこの程度

◎もっとも情熱もって

  取組みたい仕事技術分野はコレ


◎その他の技術分野の仕事も出来るが

  技術者としてやるからには
  自分が専門と考えており情熱も照る仕事に就きたい


◎若しくは自分が専門性を

  さらに磨きたいと考えている技術分野がコレ




といった


自分の意思を鮮明に表す

職歴書の書き方として

「情熱・専門技術別フォーム」があります。




書き方は「仕事別フォーム」をアレンジして
書く感じになります。



**********



最後の「折衷型フォーム」


時代順会社順と仕事内容順・専門技術順
を場所場所に合わせて折衷形式で書く方法。



たとえば


A社でa・b・c技術分野の経験

B社でa・b・d・e技術分野を経験


C社でa・c・f技術分野を経験



などという複雑な図式の場合




専門技術がa技術分野だが


b技術分野にも興味関心があり


むしろ今後は技術動向的に

b技術分野が伸びるので


b技術分野を第1希望


a技術分野を第2希望にしたい

などといった場合に




折衷型で履歴書を記載するほうが


分かりやすい場合もあります。





あなたの実際の会社経験


仕事技術分野経験と実績・情熱を軸に



どの書き方が

自分の本心・本音に近い
書き方になるか工夫してください。






なお、50代のハード技術者になると


市場ニーズ的には


研究開発分野よりも


設計開発・製造開発分野の
技術支援を求められる仕事の場合も多いので




そういう仕事に応募する場合に


研究発表歴・出願特許数など
あまりにアカデミックな色彩ある内容を
記載しすぎると


「この人間は製造や製品開発に興味なく
 研究職のみ希望してるのだな?」


と先方企業に受け取られかねません。



本心から研究職を望んでいるのなら
よろしいですが



生活のため定年相当年齢まで
とにかく働いて給与を確保したいのであれば



製造でも生産開発でも製品開発でも
設計や開発、生産ライン・検査計測も
やる腹で 応募しないと


50代ハード技術者は
今後つぎつぎ失業者増える時代なので




競合相手が多くなり

適宜な度合いで




自分の仕事目標と
人生目標の折り合いを
つける判断時期が迫ってきます。



それらをよくご自分で
自分を客観的に見直して
就職方針も決定する必要があります。



*******



以上




履歴書・職歴書を書く場合の


要点と注意事項などを


話してきました。




じっくり読んでみて


あなたの場合に充てはまる
方向・書式フォームで



履歴書・職歴書 を
書いてみてください。




なお


もう一つ  別の視点で考えると



①最初に時代順(会社順)で職歴書を書いてみる。


②次に仕事順で再編成して書いてみる。


③専門技術別・情熱別で書いてみる。



以上①~③を一通り書いてみて
視点と考え方の多角的視点を
客観的に文書面でも経験してみる。


という方法もあります。




実際の就活面では


応募するサイトや仲介会社によっては


①のみならず ②や③の視点の
「職歴書フォーム」で要求が出ることも
あるので



事前に自分でこの3通りの
履歴書下書きが作ってあれば

提出もスムースにゆきます。




とにかく


色々な視点で自分を眺め
自分の心を観察し



何を目指したいのか


何をやるのが一番素直か





を考えるヒントにもなるので




時間が許す限りで①~③の


色々なタイプの職歴書を
書いてみるのをお勧めします。 



*********



今回は


より具体的な履歴書・職歴書の
書き方フォーム・注意点
考え方について書いてきました。





参考になりましたでしょうか?




それでは次回は


面接の場での交渉の仕方

について少し話してみようと
思います。



次回もよろしく!





   D社の○○部で 半年ほど経験したが    B社の△△部で ▽▽年の勤務経験で