自分の価値って考えたことありますか? | 技術力あっても説明アピール下手で9回も転職繰返した50代ハード技術者が、たった1カ月の就活で理想の再就職を果たした方法

技術力あっても説明アピール下手で9回も転職繰返した50代ハード技術者が、たった1カ月の就活で理想の再就職を果たした方法

運悪くバブル崩壊期に転職はじめた為
その後の長い世界不況で
転職先会社が次々経営不振に至り
リストラ転職を9回も繰返した私の
失敗の末に得た成功経験から
リストラ再就職転職に悩む
50代ハード技術者のあなたの
就活の参考にとお伝えするブログです。

◎はじめに



前2回では


「どうしたら書類審査ではねられず
面接でもうまく自己アピールできるか?」


についてのお話を書きました。



今回は


少し軽めの
(考えようによっては重い?)


息抜きながらも関連ある話を
してみようと思います。




それは


「自分自身の価値とは?」


です。



以下 本文で色々と書いてみますので

この記事も注意して読んで
参考にしてくだいさいね。




◎派遣の平均時給の話


先日テレビのニュースで

『今年の派遣社員の平均時給が¥1500あまり』

というのがありました。



これを聞いて
次のようなことを考えてみました。




このニュースの話は一般の派遣社員で



特に技術派遣を指してるわけではなく
色々な仕事の派遣仕事全部の平均のようですが



派遣社員を経験したことがある
私やあなたの視点から見ると
少しズレ感があると思います。



技術者派遣の場合
仕事や内容にもよりますが


時給は安ければ確かに
¥1500~1600という低賃金に当たるものから


¥2500~3000の割合高賃金のものや


¥4000の超高級分野までいろいろあります。




残業・ボーナス賞与なし
1日8時間 月20日で換算すると



次のようになります。



時給    相当月給   相当年収


¥1600   ¥256,000  ¥307.2万

¥2000   ¥320,000  ¥384万

¥2500   ¥400,000  ¥480万

¥3000   ¥480,000  ¥576万

¥4000   ¥640,000  ¥768万




つまり 年収では300万から800万弱まで
かなりの開きがある!


という事。




40代後半から50代の高齢になると
再就職時に正社員就職はまず困難なのが
今の日本の現実です。



したがって



40代後半から50代の年齢になると
正社員希望で応募しても



面接時点で

「雇用してもよいが正社員は無理なので
 期間限定の契約社員でもよいか?」


と先方企業から打診されることが多くなります。



更には派遣会社でさえ
「正社員ではなく年間契約でもよいか?」

という場合が昨今の不況状況から
非常に増えています。




要するに




長引く20年近い不景気の影響で

ほとんどの多くの企業が
正社員を多く雇用維持したまま経営存続はできない
状況にあるのが現実の日本企業の体力なのです。



とはいえ


若手を雇用しなければ

年配者がいなくなると
後継者がいなくなり会社が維持できなくなるので


ここ1・2年は大卒新卒雇用は回復傾向に
あるみたいですね。



つまり


長引く不景気による
会社体力衰退と


世界的緊縮傾向から
市場も冷え込んでおり


国内海外とも
「物が売れない時代」

であるため



企業はどうしても
固定費削減名目で

年配者から
切り捨てることになるわけ。



その余波というか
アオリというか


場合によっては

直接影響として


あなたや私のような
中途採用や派遣技術者の
50代ハード技術者が
真っ先に切り捨てられ



次の仕事がないかと
右往左往する羽目に
なるわけです。




雇用主の会社側としては

派遣や中途採用の

あなたや私のような
有能な技術者よりも



無能でも長年文句も言わずに
黙々と従事してくれてる元からいる50代の
正社員を立て、彼らを残して



切りやすい中途採用や
派遣の技術者から切ってゆき


正社員からの不満の声を抑える
対策でギリギリ生き延びているのが現実。




私が所属している
電気電子系分野の企業でも


三洋が消え
シャープやソニー、松下(パナソニック)
までもが収益確保にへきえきとして


大幅人員解雇に踏み切っており

大手企業でも大量リストラ人員解雇する
企業が続出しているこのごろです。




ですから



50代ハード技術者の
あなたや私が



仕事を度たび失い


再就職活動を
何度となくするハメに
至ってます。





◎あなたの時給や月給・年収は見合ってますか?



前の節で触れたように

ニュースによると


一般派遣時給は¥1500あまりに「改善」
したそうですが



考えて見ると



パート・アルバイトの時給は ¥1000未満
(最悪¥500前後さえあります。)


郵便局が募集している配達員アルバイトでさえ
時給¥1000未満なので


宅配便のアルバイトの方が高額なので
郵便局の配達員が万年不足している傾向が分かります!




これを見ると


時給¥1500の派遣仕事というのは

「少し高級なアルバイトの契約期間が長めの仕事」

とも見て取れます。




これに対し前節で考えたように


派遣技術者の時給¥2000~¥4000というのは

同じ派遣の中でも待遇は


技術力量によって

更に上が望めることを示しています。



つまり



もし あなたが技術派遣なのに
時給が¥2000前後(2500未満)
という場合は


以前の記事でも書いたように
「技術派遣」と言いながら


「単なるキーパンチャ・プログラマ」
「ツール操作の臨時代用要員」

のような「いつでも使い捨てになる人材」
という会社内・派遣先会社内の位置づけ
にされてる場合が濃厚です。



もし、あなたに給料分以上の技術力量があり
かつ勤務先にも本来の専門技術者らしい
設計・評価・調査・研究を行う部署があるのなら
別部署での仕事を打診してみるのも手です。



このように



自分の周囲を客観的に見まわしつつ

かつ自分自身の技術力量を

客観的に判断して



自分の今の時給・月収・年収が
割に合わないなと感じたら

会社に交渉すべきでしょう。



若しくは現在失業中で
再就職活動しているのであれば


前職以上の給与待遇を
(ご自分の技術力量があると自負するなら)
全面的に交渉すべきです。



一般的に

再就職雇用する場合
雇用先企業は「前職と同様給与(か少し上)」
で給与待遇を打診してきます。



その際に
「自分は前回不当評価されていたので
 多めの給与を希望します」
と交渉すべきでしょう。



ただし

給与交渉は面談のその場の
雰囲気により


UP交渉すべきか

現状維持に甘んじるべきか
目測を誤ると


「今回の雇用はナシ」
にされかねないので
注意が必要です。




ともあれ



時には 自分の自分史や
仕事の経験スキル・能力の妥当性を
自己判断し



「自分の今の仕事能力なら
時給・月給・年収は◎◎であるべきでは?」

という自己評価と


現実の客観評価とのギャップを
分析・解析し



自分の向かうべき方向と
人生目標計画とを
併せて考えてみるのも

良いかと思います。



自分の給与現状が
あまりに悪く


かつ人生達成目標に対して
本来今どうあるべきかを見合わせて



現状を維持すべきか
上を目指して何らかの
対策行動をすべきか

時々考えてみては
どうでしょうか?



**************




以上 今回は


自分の客観的価値見直し
についてのお話でした。



あなたも時々


今の金銭待遇が妥当かどうか
考えてみてくださいね。




それでは次回は


以前少し匂わせた

「具体的な書類のフォーム・書き方」

について書いてみようと思います。



次回も 


またよろしく!