書類審査でハネられず面接で通る自己アピールの方法・その2 | 技術力あっても説明アピール下手で9回も転職繰返した50代ハード技術者が、たった1カ月の就活で理想の再就職を果たした方法

技術力あっても説明アピール下手で9回も転職繰返した50代ハード技術者が、たった1カ月の就活で理想の再就職を果たした方法

運悪くバブル崩壊期に転職はじめた為
その後の長い世界不況で
転職先会社が次々経営不振に至り
リストラ転職を9回も繰返した私の
失敗の末に得た成功経験から
リストラ再就職転職に悩む
50代ハード技術者のあなたの
就活の参考にとお伝えするブログです。


今回は


「面接での自己アピール説明方法」


にフォーカスしてお話しします。




その前に前回の記事の復習をします。




◎提出書類に下書き準備が必要な理由背景



前回


履歴書・職歴書を書く
ための「
下書き準備手順」を

かなり細かく書きましたが


何度も読んでいただけましたでしょうか?


あの長い作業の意味を

ご理解いただけてますでしょうか?


   


十分に前回はそこら辺を

説明しきれてなかったと思うので


ここで補足説明をします。




背景理由には次のような事があります。



あの長い面倒な作業を通じて

過去から現在までの
自分を見つめなおし


・自分の本質
・自分がやりたい仕事
・やればできるが自主的に
 やりたい仕事ではない仕事
・人生で情熱をかけてきた事
・一番人生でやりたい事


自分の中で整理することが

出来たことと思います。





意外なことに

こういった自分の本質に
関することは


一度 半日・一日・数日
かけて文字にして書き出し
自分史年表にしてみないと




重要な忘れていた背景


見たくはなくて目を背けてきた現実


などがモヤモヤしているために




なかなか自分自身を
客観的に「自分史」の中での
位置づけとして理解認識
しにくいものです。



50代に至った
あなたや私の世代になると


ぼちぼち


人生の後半も視野に
人生の整理・集大成に
入るべき時期なので



こういった視点で
自分を見直し


残りの人生で
自分がなすべき
人生目標
仕事目標

の見直しも


同時にすべきかと存じます。







◎面接での準備・心得について



本日の本題です。


当たり前の事ですが
自分が一番分かっているのは自分だけです




然るに


本当に自分自身をじっくり見つめ観察し
自分史を振り返って自分がどういう人間で
どういうことをしてきてどういう経験があり
何に興味や能力が向いているのか


自分は人生で何を成し遂げたいのか


仕事で何を求めているのか


その仕事で会社に対しどういう貢献が
出来るのか・してきたのか


などを具体的に集中的に
深く掘り下げたことがある人は

あまりいないと思います。





そういう不確かな状態で
第三者から面接受けて


「あなたはどういう人間で何ができますか?」


「うちの会社の何に貢献できますか?」


「本当にその仕事ができますか任せられますか?」
 
「失敗した経験はないんですか?保証できますか?」


「成功経験は偶然ではないんですか?」



などとシビアに問いただされて
自信をもって即答できるでしょうか?




多くの人は口をにごしたり
質問者に心象よくしようとして迎合して


心にもない
「何でもできます」
「任せてもらえれば多分出来ます」

などと言い出してしまいがちなのです。



そして


心にもない応答をした結果

「本当に任されて出来なかったらどうしよう・・」

などとおびえたりすることになります。




そうならないためにも




前回の「自分の棚卸・自己観察」
を十分したうえで、自分史・自分の心情
をハッキリ文書化・文字化しておく必要が
あります。




文字にして
メモ書きしてあれば


忘れていても 
その文字・文章を
読み直せば


即時に心情背景が
思い出されるので



自分のスタンス・考え方を再確認したり
自分の方向性を再検討する
羅針盤にさえなるのです。






よく


「プロは目にも止まらない速さで作業をこなす」


と言いますが



これは職人芸のはなしだけではなく
技術者でも同様に言えることです。




あなたが子供のころ

「学校の先生っていろいろ知っててすごいな・・」
などと小学校1・2年生ごろは
あなたも思ったことでしょう。



でも中学になるころには

「先生といって威張っているけど
彼らが物知りに見えるのは当たり前。
だって毎年毎年同じことを10年以上も
繰り返し繰り返しやってりゃ
そりゃアホでも覚えるさね
。」


という視点も出来ことでしょう。



それと同じで

技術者は自分の専門仕事を

長年続けてれば


普通の素人の人が
その技術分野のことを
学んで初めて手掛けるのに
1時間も掛かることを



たったの数分の時間で答えを出せるのは
出来て当たり前で

出来なければ
その道のプロの技術者ではない
と言えますよね? 




そういう「慣れ」と「訓練」が
常時できているのが専門技術者
すなわち技術のプロです。



つまり


あなたの専門技術分野の
質問疑問に対して
即答できねば
その道のプロとは
見てもらえないのです。



そういう視点で

実は面接者はあなたを観察しています。





なので


技術的質問や技術に派生する事柄、
あなた自身の技術力・性向・向き不向き
などに間をおかずに即答できなければ


「即答できないな。つまり自信も経験も薄いのでは?」


「自分の技術力認識が甘く水増し回答してるな」


「自分の技術の詳細多角的理解できてないな」


「こういう人物に重要な仕事任せられるだろうか?」


という考えが
面接官の頭の中をよぎるので



即答できないあなたを見て

「この人物はこの仕事には向かない」

と即判断を下すのです。






つまり

常日ごろから


自分の仕事・技術力・自分自身の観察と希望事項
などを集中的に考え意識し

常に方向性を分析し・考える習慣の準備と訓練が
いつも頭の中でできていて



技術にも自分の心情にも
分析と認識・納得ができているか

が面接の一瞬一瞬に潜んでいます。




それらが日常的に訓練できていれば



どんな角度から
仕事について質問されても
即応できる準備が
整っていることになるわけです。




これは




人事担当者の質問でも
技術担当者の質問でも同様です



人事担当者は
「前職を退職した理由は?」を
必ず尋ねますが


これに対して間をおかずに
即答できないと

「都合のよい理由を創出しているのではないか?」

と人事担当は勘ぐります。




間をおかずに
「○○の事情により退職せざるを得ませんでした」
と即答できるだけで

話の真実性・信頼性が
聞く側には感じられるものです。




技術担当者の質問に対しても
即答でき、かつ多角的な説明が
更に同時にできれば



「非常に技術に明るく経験豊富」


「色々な実地経験踏んでおり信頼できそう」



という感触に直結します。



当然 


そういった好感触を

面接で先方に持ってもらえれば
雇用の可能性も広がるわけです。





そのための下準備であり
洗い出し・メモリスト化・文書化
なのです。



常に文字にして
時々見返しては
自分自身を再認識・再確認する
クセをつけましょう





さらには、この準備がしてあれば
面接担当者がしてくるえあろう
人事的質問・技術的質問も

想定質問集 として
自分で作れるはずです。




それらの想定質問問答集
作っておき


つねにそういった質問
意図しない質問が出ても

即答できる訓練するためにも




「自分の洗い出し・棚卸の作業」
が必須になります。




以上の背景から


自分の洗い出し・見直し・棚卸と

自分史作成
自分の人生目標再確認
自分が仕事で情熱持てること・ぜひやりたい事


などを整理しておき




想定問答集も作ったうえで

面接での質疑の練習を
十分しておけば




面接の場であわてることはなく
自信をもって
質問に即答でき

先方に好感触を
持ってもらえることでしょう。






◎もう一つの面接で重要な事



以上で
50代のハード技術者の私やあなたが


書類選考で通り面接でも
失敗しない心構え・準備の
手順内容を概説しました。



これらの手順・心構えを
日々実行し集中的に自分を客観的に
見るクセ・習慣が身についておれば

文章も面接も
失敗することはなくなります。



そこで更にもう一つ


面接で重要な事を
書いておきます



それは



『たった一つの事に絞って話ができるかどうか』

です。





前記の通り



面接での想定質問をたくさん用意して

かつ 自分が言いたいこともたくさん用意すると

陥りやすい失敗の典型として



自己紹介してください」とか
「今までのご自分の仕事の職歴を簡単にお話しください」

と言われて


その準備してきた
何項目ものたくさんの内容を延々と
一気に話してしまう、
という大失敗があります。




あなたは
自分で経験した来たことだし
ぜひとも自分の色々な能力を
知ってもらいたい 
との思いから



次々と色々な項目を
話したくなるでしょうが



先方は
あなたの人生経歴を
全部知りたいわけではないのです。




先方の知りたい焦点は常に
たった一つの事にあります。




すなわち


「今募集しているこの仕事・職種の技術に
この人はどの程度対応できるのだろう?」
というたった1点です。




あなたが話したい
自分の仕事職歴の中の


色々な経験経緯は

面接の場で述べることではなく
職歴書に端的簡潔に整理して
書いておけばよい事です。



それに対して


面接の場で先方の 
あなたの雇用を検討している企業が
求めている知りたい事は



「面接の場で あなた自身の口で
いかに分かりやすく簡潔にしかし
詳しく企業側が求めている
職種の仕事に対して専門技術者らしく
説明ができるか」

なのです。



この「たった一つの事」について



先方もあなた自身も
聞きたい事、話したい事を

簡単ではあるが技術的経験と
取り組み実績・技術能力を
確実に感じさせる会話ができるか

という点を面接者は観察しています。




30分1時間も掛かる長話ではなく

5分10分程度の短い時間で

要領よく起承転結がある筋が通った話として

簡潔にあなたの技術と企業が求めている仕事とが

どう結びつくのかを聞きたがっているんです!



従って


職歴書をじっくり読めばわかる内容を
再度口頭でトウトウと語るのは
最悪の愚策です。



先方企業から
「あなたの職歴を簡単にご説明ください」
と言われたら


まず5分~10分程度で
職歴を簡潔に説明し<起>


次に


先方企業が聞きたいと考えている
要点を「質問してもらう」
ように あなたが自分から
問いかけ<承>


その返答を待って


「先方企業が聞きたい要点・技術分野・専門性」
を打診し・見当をつけて<転>


その
「たった一つの事」を

中心話題にして
専門技術の話をするのが<結>



最も採用されやすい
面接での専門技術説明の
仕方なのです。



その「たった一つの事」
について

多角的に・解析方法・設計方法や
施策実験の話などを


自分の失敗と成功の経験
などを織り交ぜて10分以上も
話ができれば


『この人間はこの技術に通暁しており
 専門技術担当を任せても大丈夫』

『しかもこちらの希望要点を的確に捉えている』

という認識を持ってもらえます。




そういう「先方が求めるたった一つの事」
を 会話の中からあなたが自分で発見し




その発見した「相手が考えている一つの事」
をテーマにして 

多角的な議論展開ができるかどうか



それが
面接での口頭説明で
専門技術者である

ことを証明する
正攻法です。





従って
自分史の洗い出しと


自分の得手不得手の技術



特に専門に長く手掛けてきている技術
などを日々整理して



その技術内容や対処方法などについて
色々な角度から説明したり
関連付けたり



などを縦横無尽に
どこから指摘されても
言いたいことの全体像を
展開説明できること。



すなわち
「自分がその専門技術分野の
長年経験あるプロである事」
を よどみなく流れるように説明できる事



それこそが

あなた自身が
「その道のプロである事」の
証明になるのです。




そういった
面接用の口頭説明の
訓練を



時間をかけて
磨いておくことが肝要です。





以上



日ごろの生活や

仕事に流されてると
盲点にもなりかねない注意すべき
留意事項を書きました。




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それでは次回は


息抜きに少し別のお話
してみます。



とはいえ再就職に関する
お話の分野です。




何の話しになるかは

その時まで お楽しみに!



それでは次回も
またよろしく!




以上が前回の復習。