第17回 鶴彬をたたえる集い | はまなす文庫

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9月13日(日)   雨 ☂☂ 午後から晴れ間




 9月14日は、鶴彬(つるあきら)の命日。

 毎年、命日に近い日曜日に、

 この高松歴史公園の句碑の前で、

 「鶴彬をたたえる集い」が開かれています。

 ことしも、30人ほどの人が各地から集い、

 戦前に川柳で反戦を訴えた鶴彬を偲びました。






この碑前祭には、いつも、鶴彬の姪、城戸寿子さんが献句の川柳を詠みあげます。

献句は、今年度の第20回『鶴彬』川柳大賞受賞作。

   鶴彬大賞  七色の舌で平和を偽装する    樫村日華(茨城県)

   優秀賞    九条を骨抜きにする多数決    妻木義山(小松市)

           税務署に弱音を吐いて励まされ  清左とみ(金沢市)

最後は、句碑に刻まれている鶴彬の川柳を、高松吟詠会のみなさんが献吟されました。

           枯れ芝よ団結をして春を待つ    鶴彬


終了後、隣の会館で、石川テレビドキュメンタリー『川柳人 鶴彬~今に伝わるメッセージ~』

(2015.5.23 石川テレビで放映)が上映され、みんなで鑑賞しました。

鶴彬が、現代の私たちに託したメッセージはなにかを考えさせられるよいドキュメンタリーでした。

       手と足をもいだ丸太にしてかへし

       胎内の動き知るころ骨がつき

14日は、安保法案が衆院で再可決できる憲法の60日ルールが使えるようになる日。

鶴彬のメッセージに耳を傾けてほしいと切に願いました。


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