浜波のブログ -8ページ目

連絡が途絶えた日々

次の日から連絡は途絶えた。


そりゃそうだよね。


あんな事があった後だもん。連絡なんかできないよね。


友人からは連絡があった。


初めて2人で飲んだ日にあんなことになってごめんね。って。


奴から連絡があったかどうかも聞かれた。


ないよ。


ほんと?浜波の家も知ったし、行きそうな気がする。


来ないでしょ。


もう終わったと本気で思った。


2週間くらいなにもなくて、携帯を手に取ったこともあった。


でも、連絡してくるなと言ったのは私だ。


どの面下げてそんな事が出来ようか。


未練たらたらやんか。


かっこ悪い。


もういい!!


縁がないのよ。


それからさらに2週間後深夜に携帯が鳴った。


誰だよ。こんな時間に。


「こんばんは。」


テンション高い奴だった。


酔っているらしい


<またこんな時間に、飲み会ですか?>


「いや、今北海道。」


<えっ!?なんで?>


「社員旅行で。」


<なるほど。よく電話かけてこれましたね。>


笑ってごまかした。


「なんでかね~?声が聞きたくなった。」


<よく言うね~。さすが女たらし。>


「お土産買って帰るからね~」


<気持ちだけで十分です。迷惑です。>


旅行中にこんな事があった、あんな事があった、たわいもない話をしながら、あっという間に1時間が過ぎていた。


楽しい。やっぱり、楽しいわ。


最低な奴なのに。


葛藤と、友人への後ろめたさと、うれしさと、何とも言えない複雑な気持ちだった。


そして、数日後、また奴から連絡がきた。


こちらに帰ってきたという


おかえりなさい。楽しかった?


うん。お土産買ってきたよ。


いらないって。


そんなやり取りをしながら、数分後。


もう着くよ。


自分の耳を疑った。


もう着いたよ。


びっくりした。


電話をきって外に飛び出した。


奴がいた。







数時間後

私は風呂に入り、一人で、ぼや~と過ごしていた。


何というか、なんだこの展開。


私と奴はこれで切れてしまうのか。


私は、どうしたいのだろう?


もうすでに好きになってしまっていたのだろうか。いや、ショックをあんまりうけてないからそうでもないな。


奴は、どういうつもりで、私に声をかけたのだろうか。


私に調子いいこと言いながら、友人にも同じようなことを言っていたのだろうか?


でも、別にいいけど。


関係ないし。深い関係でもないし。。・・・・・・


野郎!!!なめたことしやがって!


でも、友人が落ちるとは・・・


意外だな~


そうこうしているうちに、外にハザードをたいた車が止まった。


帰ってきたね。


中々、出てこないな。


最後の抱擁か~?


ちゅうか、なんしとんじゃ?


もう!!うちに来とるときにこんなんなったら、あの子の旦那に合わせる顔がなかろうが!


我慢できず私は、外に出た。


奴が慌てて運転席から出てきた。


どうやら友人は後部座席にいたらしい。


重い腰を上げ、友人が降りてきた。


表情は暗い。


気をつけて。送ってくれてありがとう。

私は奴を見送った。やっぱり笑ってしまった。バツが悪そうな奴がカワイかったのもあるけど


部屋に戻り、とりあえず、彼女に風呂に入るように伝え、彼女は従った。


重い空気は変わらない。


二人でベッドに横になり、話をした。




奴と仲良くなって、キスされて、旦那がおらん夜に自分を訪ねてきて、求められたとき、どうやった?


なんか、自分がドラマの主人公になったみたいな(笑)すごいドキドキしてうれしくなかった?


悪いことではあるけど、でも、私は、別に責めたりはせんし、自分で考えて納得した上でやった事なら、いいんじゃないかなとおもうよ。


あんた、23で結婚して、ずっと、遊びにも行かんでさ。頑張って奥さんとお母さんしてきたんやもん。

ご褒美よ。ご褒美!


あれに迫らたら、そうなるよ。断れる方がすごいと思うよ。ええ体しとるしの~。。試してみたくなるよね。(笑)


それに、私も不倫しとるんよ。あんたの事とやかく言えんし。(笑)


その上、奴から連絡来るようになってまずいな~って思ってさ。


ブレーキかけるつもりであんたに言ったんやけど、こんなことになるとは思わんかった。


ごめんね。




私が不倫をしていることを知らなかった友人はひどく驚いていた。


でも、長いこと私に彼氏がいないことも不思議がっていたためか、すぐに納得た様子だった。


彼女だけが、不倫を私に知られてしまって、バツが悪い思いをするのはなんだか可哀想で、私も自分の秘密を

打ち明けた。


痛み分けというか。


そうすることで、彼女も少し安心するのではないかとそう思ったのだ。


眠れないようだったから。


私は、爆睡だったけど。神経図太いのよ。それに、私ショックじゃなかったし。どっちかっていうと面白かった。


初めて二人で飲みに行くと、あんなに楽しみにしていたのに。こんな事になるなんて。あいつ、覚えてろよ。


あっもう連絡来ないか。ちゅうか、黙っとった方がよかったな。


残念。


まっ、縁があれば続くし、なけりゃ終わる。


それだけの事。


でも、なんだか悔しかった。


このまま、忘れ去られていくのかと思うと。


あの楽しかった時間を惜しいと思うのが自分だけなのかと思うとなんだか寂しかった。















相談

奴と電話でやり取りするようになって数週間後、奴を紹介してくれた友人と女同志で飲むことになった。


私も彼女もイケる口。ただ彼女は主婦で母。中々そんな機会もなく、お互い楽しみにしていた。


長いこと友達だが、二人で飲むのは初めてだ


二人で席が空くのを待ちながら、私は、彼女にそれとなく、奴の話題をふってみた。


案の定盛り上がり彼女と奴が個人的に連絡を取り合っていることを知った。


どうりでね。。。なんか色々知ってるなと思った。


私は、実は私も・・・・みたいな流れで、奴から連絡が来るようになった事をつげた。


このままじゃやばいと思って、彼女に話すことで自分にブレーキをかけようと思ったのだ。


彼女は奴の嫁のイトコ、親戚関係なのだ。


でも、話しても大丈夫だと思った。彼女なら話を聞いて私の意図を察知してくれると思った。


ただ、話すと彼女の様子が豹変した。


なんて奴だ。と怒ってはいるが、なんだか様子が変だ。


いとこの旦那が自分の友達にちょっかい出してるのを怒るのとは少し違う。。。


彼女は、携帯を取り出し、奴にかけ始めた。


おかしい


この怒り方は違う。そう・・・自分の彼氏に対する怒り方


なんかある。こいつら。


席に案内されたが、彼女の落ち込み方は、普通じゃなかった。


動揺して、グラスを倒して割った。


奴は、携帯に出ない。


今夜は奴は釣りらしい。


彼女に探りをいれた。


なんかあったね。君たち。。。


口を割った。


家を建てた時家族で泊まりに来たらしい。


その時夫婦をシャッフルして寝たんだと。


その時に唇を奪われたらしい。


いや、それだけじゃない。


これは、絶対やってる。


奴と電話がつながった。


キスした事しか言ってない。彼女がそういった。


ほら、事しかってことは、それ以上があるんだろ?


電話をきって、追求した。


やっぱり、やってた。


笑ってしまった。笑うしかなかった。嫁のイトコに手ぇ出すか?大胆やな~。まっ、美人でノリもいいし、わからんでもないがな。


その後日、旦那が飲みに行って、子供しかいない夜、奴の夜襲にあい、拒めなかったらしい。


やるな~。妙に感心した。


また、奴に電話かけてる。私に携帯が回ってきた。


笑い飛ばしてやった。


笑いすぎだと、奴は言った。


笑うしかないやん。他にどうしろって?もう、かけてきたら駄目だよ。

そう私は言った。


結局彼女たちは、別れる別れないの話になり、電話で終わるのは嫌と彼女が駄々をこね、奴が会いにきた。


来ちゃったよ。。。。


彼女はうちに泊まることになっていた。


とりあえず、私を家まで送り、二人で話すという。車の中で私だけがテンション高く笑っていた。


笑いすぎだとまた奴に言われた。


家に着き、部屋番号を間違えないようにつげて、旦那に悪いから、今日は悪さをしないように、きちんと帰って来いと告げ、奴らを見送った。


私は部屋で一人で待った。


まさかこんな展開になるとは。


楽しかったのに終わったか。まっ、深みにはまる前で、よかったわ。


終わった。


でも、なんだか、このままでは終わらないような気もしなくはなかった。


なんとなく。


なぜなら奴が私の家と部屋番号を知ったから。