こんにちは。忙しいあなたを健康サポート
いつでも簡単に免疫力をアップする方法をお伝えする濱西です。
今回は、内山葉子著書の、おなかのカビが病気の原因だった から一部抜粋してお話したいと思います。
ある患者は数年来、顔全体、特にほおからあごにかけて湿疹が出て、なかなか治らないとのことでした。
皮膚科を転々としては、ステロイド外用薬などを塗布してもよくならず、自分でいろいろな化粧水をつくったり、オイルを塗ったりしていました。
おなかや皮膚にいいと思い、ヨーグルト、納豆、ビタミンB群やCといったサプリメント、漢方薬などを処方してもらったりもしていました。
症状には波があり、少しいい時もあるようですが、根本的には改善しなかったとのこと。
検査したところ、腸にカビが存在していることがわかりました。
それからは、まずはカビを増やすような食事をやめるよう指導された。
具体的には、小麦、砂糖、麹類や酵母、シイタケ、バナナやパイナップルといった輸入果物をやめるようにと。
そして、消化しにくいものや腸にダメージを与えるものとして、乳製品やたんぱく質を摂ることを一時的にやめるように指導されます。
こうした食生活の改善とともに、ステロイド外用薬を中止し、発酵食品の摂り過ぎをやめ、カビのえさとなるビタミンB群のサプリメントも、いったんやめることに。
さらにダニのアレルギー反応があったので、カーペットは撤去することになりました。
すると、約3週間で、顔の湿疹が劇的に軽快したのです。数年来治まらなかった頑固な湿疹が1か月もかからずに改善できたわけです。
腸や肌にいいと思って、発酵食品を多量に摂っている人は少なくありません。
しかし、おなかにカビがいるときは、逆効果になりかねませんので、いったんお休みして、おなかのカビコントロールに注力していただきたいと思います。
ここで、抗菌作用いわゆる抗カビ作用のある食べ物について、自然療法的な観点からもこちらがよいと考えられます。
●ニンニク
ニンニクにはアリシンという成分があり、これが抗カビ作用があります。
ニンニクを切ったりすりおろしたりすると、もともと含まれていたアリインが分解されてアリシンができます。
アリシンは、抗菌・抗カビ作用により食中毒を防ぎ、おなかのカビ退治に役立ちます。さらに血行をよくして体温を上げる働きがあるので、その意味でもカビ対策になります。
●梅肉エキス
強力な殺菌作用があります。食あたりや下痢などによく使用されるとよいですが、カビ毒(マイコトキシン)やピロリ菌を殺菌してくれるうえ、抗カビ作用もあります。
発酵食品の摂り過ぎに注意
身体によいと思っても、やはり摂り過ぎはよくありません。もしもこういった症状をお持ちの方がいましたら、なんでも足し算方式で取り入れるのではなく、引き算方式で一つずつ発酵食品から距離を置いて摂らないようにして、症状の改善を試みていただきと思います。