天才まりぃの楽屋レポート #11 | 五月雨ゆか

五月雨ゆか

稚拙な文章ですが趣味で小説書いています。内容はすべてフィクションです。













みなさんこんにちは!



え!?誰って!?森本ですよ、もりもと!



今日は紗理菜さんの卒業セレモニーが終わった会場からお届けしちゃいます!!!



セレモニーが終わってちょっとバタバタしてるんですけど~



「あ、茉莉~」



「あ!紗理菜さん、ギュッてして良いですか?」



「いいよ~」



ギュー



「ところでさ、茉莉」



「どうしました?」



「ぱるちゃんがいないんだけど知らない?」



「陽世ですか?うーん見てないですね」



「ごめんだけど探してきてくれない?」



「分かりました!ひなの、探しに行くよ!」



「分かったなの分かったなの~」










「確かに捌けてから陽世いなくなったよね。どこ行ったんだろ」



「トイレとか?」



「そんな単純なこと…いたわ」



まさかと思いながらトイレに入ると洗面台で泣いている陽世がいた。



「なに」



「こんなとこで何してるの?」



「別に」



「泣いてたんだ」



「泣いてないし」



「それは好花さんでしょ」



「ナイテヘンモン」



「ひなのちゃん似てないしそんなんじゃないから!で、なに?」



「紗理菜さんが呼んでたよ」



「行かない」



「なんで?」



「別に。理由はないけど行かない」



「日向坂の紗理菜さんに会えるの今日が最後だよ。そう言って絶対後悔するんだから、はい行くよ!」



「やだ!行かないもん!」



「もう~仕方ないな~ひなの、足持って」



「了解なの~」



「せーの、よいしょっと」



「ちょっと!待って、離して!分かったから!ちゃんと歩けるから離して!」











「紗理菜さーん、連れてきました!」



「なっちょさん今楽屋入ってるよ。ところで何してるの?」



「陽世ちゃんが赤ちゃんみたいに歩かなくなったから2人で連れてきた!」



「歩くって言ったじゃん!」



「あぁ、そういうことか。とりあえず陽世入ったら?なっちょさん待ってるからさ」



「…分かった」




ガタン





「なんで陽世はあんなむすっとしてたの?」



「照れ隠しじゃない?」



「さっきトイレで泣いてたんだよね~」



「まあ、ああ見えて紗理菜さんのこと大好きだもんね~」











「あ、ぱるちゃん」



「なんか呼びましたか?」



「こっちおいで」



陽世は椅子に座った紗理菜の横にトコトコと歩いた。



「そういう時はちゃんと来るんだね」



「どういう意味ですか」



「みーぱんにやってたみたいにイ-ヤ-デ-スとか言って来ないのかと思っちゃった」



「真似しないでください!というか似てないですよ!」



「アハハ。ごめんごめん。でも図星でしょ?」



「…」



「図星って言葉知ってましゅーって言ってよ」



「何が言いたいんですか!」



「まあまあ、それは冗談だけどさ。みんな心配してたんだよ」



「何をですか」



「4期生が入ったときにね、3期のみんながちゃんと先輩らしく出来るかなって。まあ未来虹はしっかりした子だったし、茉莉もああ見えて意外としっかりしてる子ではあったからあまり心配してなかったんだけど、ひなのは一人で加入したときから私たちがずっと甘やかしてたし、ぱるちゃんが後輩の面倒みれるかっていうのがみんな心配だったんだよ」



「私のこと赤ちゃんだとでも思ってます?」



「実際私たちに甘えてたでしょ。まあ加入してすぐはツンツンだったけどさ、今となってはみーぱんファミリーだし、菜緒ちゃんには甘えてるし、みっちゃんとはるはるにはベタベタだし」



「ちがうもん!」



「ふふ。ほら、そういうところだよ」







「でも安心して卒業できるよ。ちゃんとぱるちゃんの居場所が出来てるのが分かったし、これからもちゃんとみんなで仲良くやってよね」



「分かってますよ。紗理菜さん心配しすぎです」



「だってこれからは私も目が届かなくなっちゃうじゃ~ん」



「やっぱり紗理菜さんのほうが実は私にベタベタじゃないですか」



「え~そんなことないよ~」



「いーや!絶対紗理菜さんのほうが私に甘えてます!」



「こら~また先輩のことナメてるでしょ!」



「ソンナコトナイヨ~」



しばらく沈黙の後紗理菜が口を開いた。



「さて、そろそろみんなのところに行かないと。みんなも待ってくれてるみたいだし」



「そうですね」



よいしょっとという紗理菜の声とともに、二人が席を立った。



「ドレスって重たいんですか?」



「そんなに重たくはないよ。裾が長いから歩きにくいけどね」



「よいしょっていうから重たいのかと思いました」



「ほらそうやって年上いじりする」



「でもとってもきれいです」



「ありがとう」

















その頃二人がいる部屋の外では…




陽子「未来虹さん、紗理菜さん知りませんか?」



未来虹「なっちょさんそこの部屋にいるんだけどちょっとだけ待っててね。どうしたの?」



陽子「紗理菜さんと、写真撮りたくて~」



海月「あ、私も撮りたーい」



平尾「私も!」



竹内「私も撮りたい!撮りたい!撮りたい!」



清水「理央も理央も!!」



宮地「れじぇも撮りたいです。大好きです」



石塚「にゃんも撮る~」



岸「私のスマホどこ?」



山下「紗理菜さんの潮の十の下で一緒に写真撮りたいです」



小西「こにしも撮りたいです」



藤嶌「スマホを持ってかほりん降臨~」



莉奈「私も撮りたいです」



未来虹「ねぇ、なんで最年少が一番大人しいの。まあいいや、とりあえずここに1列に並んどいて。紗理菜さん出てきたら順番に撮ってもらおっか。というかはるはるはどこで撮るつもりなの」



陽子「じゃあ私先頭で」



石塚「にゃんがいちばーん」



清水「あ!ずるい!理央が先頭がいい!」



岸「帆夏同士なら私が出席番号前だから私が前だよね」



平尾「待ってきしほの横暴すぎやって」



竹内「しれっと並んどけば先頭になれるけんね!」



海月「きらりんちょおもいっきり後ろやけど?」



藤嶌「かほりん先頭に降臨~」



宮地「先頭いいなぁ~」



山下「はい私ここ~」



小西「こにしはここで並んどきます」



莉奈「私も並んでおきます」



未来虹「なんで4期生って年下が一番しっかりしてるの」



小西「分かりません」



莉奈「私も教えて欲しいくらいです」
















この後4期生がちゃんと並んで順番に紗理菜さんと写真撮ってましたよ



もちろん私も撮りました!!!

























全然更新できてなくてすいません。



X(旧Twitter)では言ったんですが先日祖母が亡くなりまして今年は喪中になりました。


一応年末小説とか年明けにやりたいことを考えてたんですがそういうことなので今後も通常の更新のみにさせてもらいます。


(なお更新するとは言ってない模様)










なっちょさんご卒業おめでとうございます


日向坂46の聖母としてみんなの心の拠り所になってたのはおひさまみんなが知ってます


これからもガムランボールとなっちょ棒のご加護がありますように(実はなちょらんボールしっかりと買った人)



そして岸くん


今までのあなたの頑張りはおひさまのみんな知ってます。


短い間だったけどおひさまが絶対に忘れられないくらいあなたが日向坂46にもたらしたものはとてつもなく大きなものだったのは間違いないです。


こんな形になっちゃったのは残念だけど
またいつか、会えたらいいね。



二人とも今までお疲れさまでした













































さすがにリアルではひなのも「○○なの」って言わないよね!?