☆147 ミャンマー(ビルマ) | コイン好みAtoZ

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東南アジア西部、インド洋に面した仏教徒ビルマ族を中心とした多民族国家。

インド、中国、タイに囲まれながらせめぎ合いしてきた地域で、植民地化以前最後のコンバウン王朝はタイのアユタヤ朝を滅ぼす程の隆盛を誇りましたが、インドに勢力を伸ばしたイギリスに次第に脅かされ1886年には滅亡、英領インドの1州に組み入れられています。大戦時の日本占領を経て1948年独立しましたが、独立時の混乱と少数民族を多く抱え、軍事政権が長く続くなど政治的に不安定で、発展は遅れているようです。

1989年に英語表記をBurma(ビルマ)からMyanmar(ミャンマー)へ変更した事で、日本国内でもミャンマーと呼ばれるようになりましたが、現地語の口語と文語の違いだけで、国内では両方を使い分けているとの事です。

通貨ヂャットは、かつての重量単位の名前で、1852年から近代コインを製造しましたが、英領になって以降はインド通貨が使用され、独立後まで中断しています。

※1チャット銀貨 CS1214年(1852) 孔雀 インド1ルピーと同等品 

独立後

※2ぺ(アンナ) 白銅貨 1950年 チンシー(獅子)像

※4ぺ(アンナ) ニッケル貨 1949年

※1ピア青銅貨 1952年

※10ピア アルミニウム貨 1966年 建国の父アウンサン(現指導者スーチー氏の父)

※25ピア 白銅貨 1952年

※50ピア 白銅貨 1952年

※1チャット白銅貨 1975年 FAO