旧仏領赤道アフリカの４ヵ国をまとめて紹介します。すべて1960年に独立。中部アフリカ諸国銀行発行で共通通貨ＣＦＡフランを発行する地域で、最高額面貨のみ各国の国名を記したコインがあります。
同じデザインで国名違いの100フランニッケル貨ですが、揃えるのには苦労する国々です。チャドのみはフランクリンミントのオールネーションセットがあり、安価で中部アフリカコインと一緒に手に入ります。
☆ 038中央アフリカ共和国
中央アフリカ共和国はチャドの南、コンゴの北側の内陸国。一時ボカサ大統領が皇帝に即位し帝国を名乗っていおり、唯一1978年銘の100フランは中央アフリカ帝国の銘があり高価です。
※100フラン ﾆｯｹﾙ貨 1975年 中部アフリカ諸国銀行銘
☆ 039チャド
チャドはサハラ砂漠南部にあり、大きな水域を意味する国名の由来である内陸湖、チャド湖に面する国。植民地化されるまで、サハラ交易の南側の中心地としてイスラム国家が興亡を繰り広げた。
※100フラン ﾆｯｹﾙ貨 1982年 中部アフリカ諸国銀行銘
☆ 040 コンゴ共和国（ブラザビル）
旧仏領コンゴと東の旧ベルギー領コンゴ（現コンゴ人民共和国）、ガボン、アンゴラ北部の地域は、中世にコンゴ王国としてキリスト教を受入れ栄えた国ですが、奴隷貿易と欧州の植民地化の流れで1914年消滅しています。
※100フラン ﾆｯｹﾙ貨 1971年 中央銀行銘
☆ 041 ガボン
ガボンはカメルーン、赤道ギニアの南、コンゴの東で大西洋に面する。ガボンの名前はポルトガル語の水夫用の外套から来ているとのことです。
※100フラン ﾆｯｹﾙ貨 1976年 中部アフリカ諸国銀行銘
尚カメルーン100フランは紹介済みですが、後で加入した赤道ギニアはこのタイプのコインの所持がなく欲しいところです。