「マミせんせ~!一緒に観に行こう!!」
と、ボイトレのメンバー・めぐ蔵ちゃんが、強烈に誘ってくれたのは、
宝塚。
宝塚か・・・
前回観たのは、たしかシャンソンのお店のママさんと一緒に出掛けた、杜けあきさんの退団公演だったなぁ。
ネットで調べたら、な、なんと!22年前ではないの!
そういえば、第一次の「ベルサイユのばら」ブームは、40年ほど前でしたね。
当時、多感な田舎の中学生だった私は、テレビ放送された宝塚版の「ベルばら」を観て、この世のものとは思えぬほどのキランキランな世界に衝撃を受けました。
こ、こんな世界が、この世に存在したのかあ~!!!!
と、感動に打ち震え、泣き、叫び出したいほどに憧れて、一度も本物の劇場公演に足を運んだことがないのに、しかも、バレエも声楽もまったく経験がなかったのに・・・
勢いだけで、高校受験と同時に宝塚を受験するという、とんでもない暴挙に出たのでした。
自分のバカっぷりを思い出すと、今でも愕然とします。
冷静さの欠片もございません。
私の娘(中学3年・受験生)が、私でなくて良かったと、心底思います。
当然、結果は不合格だったわけですが、舞台に立つためには、ちゃんと勉強しないとね!と後から気付いたわけで、宝塚大劇場で初めて本公演を観たのは、受験の撃沈後。
声楽・バレエ・日舞を始めたのも、その後。
まあ、そんなこんなで、その後数年間は、宝塚漬けの日々を過ごしましたが、いつしか夢は、宝塚から映画へと移行して、私はスタコラと上京しました。
上京後は、声楽やバレエの基礎を勉強していたことが役に立ちましたが、なんせ宝塚を思い出すと同時に、自分のバカさ加減も思い出すので、なんとなく、10年から20年に1度のペースで宝塚に触れるという、遠い人になってしまいました。
そんなことは全く知らないめぐちゃんは、宝塚の純粋なファン。
屈託なく、ファン道を進んでいます。
日比谷シャンテの宝塚のグッズショップで、スターさんの写真を指差し、「ねぇ、この人誰?」と質問する私に、所属の組からプロフィールまで的確に答えてくれます。
素晴らしい。
と、ボイトレのメンバー・めぐ蔵ちゃんが、強烈に誘ってくれたのは、
宝塚。
宝塚か・・・
前回観たのは、たしかシャンソンのお店のママさんと一緒に出掛けた、杜けあきさんの退団公演だったなぁ。
ネットで調べたら、な、なんと!22年前ではないの!
そういえば、第一次の「ベルサイユのばら」ブームは、40年ほど前でしたね。
当時、多感な田舎の中学生だった私は、テレビ放送された宝塚版の「ベルばら」を観て、この世のものとは思えぬほどのキランキランな世界に衝撃を受けました。
こ、こんな世界が、この世に存在したのかあ~!!!!
と、感動に打ち震え、泣き、叫び出したいほどに憧れて、一度も本物の劇場公演に足を運んだことがないのに、しかも、バレエも声楽もまったく経験がなかったのに・・・
勢いだけで、高校受験と同時に宝塚を受験するという、とんでもない暴挙に出たのでした。
自分のバカっぷりを思い出すと、今でも愕然とします。
冷静さの欠片もございません。
私の娘(中学3年・受験生)が、私でなくて良かったと、心底思います。
当然、結果は不合格だったわけですが、舞台に立つためには、ちゃんと勉強しないとね!と後から気付いたわけで、宝塚大劇場で初めて本公演を観たのは、受験の撃沈後。
声楽・バレエ・日舞を始めたのも、その後。
まあ、そんなこんなで、その後数年間は、宝塚漬けの日々を過ごしましたが、いつしか夢は、宝塚から映画へと移行して、私はスタコラと上京しました。
上京後は、声楽やバレエの基礎を勉強していたことが役に立ちましたが、なんせ宝塚を思い出すと同時に、自分のバカさ加減も思い出すので、なんとなく、10年から20年に1度のペースで宝塚に触れるという、遠い人になってしまいました。
そんなことは全く知らないめぐちゃんは、宝塚の純粋なファン。
屈託なく、ファン道を進んでいます。
日比谷シャンテの宝塚のグッズショップで、スターさんの写真を指差し、「ねぇ、この人誰?」と質問する私に、所属の組からプロフィールまで的確に答えてくれます。
素晴らしい。
資生堂提供の緞帳。
なんと、めぐちゃんと座った席は、前から2列目でした。
22年振りの私には、ありがた過ぎるかぶりつきの席です。
演目は、「王家に捧ぐ歌」。
オペラ「アイーダ」が下敷きになった、悲恋ものです。
もう、これでもかっ!!
というほど、キランキランの世界や独特のセリフ回しは宝塚ならでは。
そうそう、これこれ!
これがまた癖になるのよね~と思っている私。
さらに、この頃の若者は、手足が長くアニメの世界から飛び出してきたような美しさ。
トップスターの朝夏まなとさんは、声が良くてセリフ立ちも歌も、聴きやすくてステキでした。
「若い人たちが一生懸命頑張っていて、やっぱり宝塚、良いよね」
と、めぐちゃんに穏やかに話しかけている私は、すっかり落ち着いた大人目線・・・
「エ!ウソ!ちょっと、めぐちゃん!
私、今、あの人と目が合ったわ!ひゃ~!!」
フィナーレの手拍子をしながら私、いやいや、相当、浮かれてますから。
中学生の頃と、ほぼ進歩ナシですな。
ただ、受験に再チャレンジできないことがわかっているだけ、マシにはなりました。
めぐちゃん、ありがとう。
楽しかったわ。
私、しばらく、レッスンしながら嬉しそうに、男役の真似をすると思います。