今月は、何だか舞台の近くにいることが多い。

4日の子どもたちの合唱に続き、8日金曜日は、カリスマ振付師・香瑠鼓さんの舞台を体感しに下北沢へ。

「アピチュア」新しい芸術舞台シリーズ第4弾
  
46億年の夢 ~眠る花~』。

香瑠鼓さんとお会いするのは、もう5~6年振りだろうか。
舞台上では、音楽と声と言葉と、細胞の一つ一つがビリビリと振動し、世界と共鳴しているような、圧倒的なパフォーマンスが繰り広げられていた。
この公演、
ジャンル分けや名付けることの出来ない、まったく新しい舞台表現だと思った。
あぁ
香瑠鼓さん、またひとつ形にすることが出来たんだな。
スゴイなぁ。
現状に満足せず、いつも祈りを携えて、前を向き、先へ先へと進んで行く。
先駆者だもの。
だから、CMでも楽曲振付でも、あんなにたくさんのヒットを飛ばせるんだろうなぁ。
凛として美しいと思った。

さて、その翌日9日は、池袋の東京芸術劇場へ。



この大きなモニュメントは、羊?
実は、地下の吹き抜けからはえている。
というのか、伸びている。




えらく、大きいでしょ。

実は、絵本作家のもとしたいづみさんのお嬢さんが、高校の演劇部所属。
そのご縁から、今回、芸術劇場の地下ホールで、高校演劇の都大会が開かれていたので、少しだけお邪魔した。

演劇部の高校生たち、なんと始発で学校に行き、朝練をして、午後の本番に備えるというスケジュールなんだそうだ。
しかも、凄まじく体力が必要であろうと思われる内容。
叫び、泣き、悲鳴を上げ、動き回り、のたうちまわり・・・
これを明け方からずっと。
そして本番が終わったら、バラしまで全部自分たちで行う。
分けのわからない体力というか、べらぼうなエネルギーに引っ張られて演劇を続けているんだろうね。
好きじゃなきゃできない。
好きなだけでもできない。
夢中になれるものに出会えて良かった、と思うけれど・・・

ノドは、壊さないで欲しいな。
力任せの悲鳴のような発声が、かなり気になった。
女子の声帯が完成するのは22~23歳頃。
それまでは、あまり無理をさせず、変な癖を付けさせない方が良い。
ノド、潰させないで。
顧問の先生方、子どもたちの声帯を守って下さい。
何卒、よろしくお願い致します!!

そして、その翌日10日も、私は東京芸術劇場へ。
そんなに好きか、東京芸術劇場が。

実は、同じ世代の友人の、再婚祝福パーティが開催されたから。
友人は、演劇の制作やマネージメントが仕事なので、劇場関係者や演劇関係者がたくさんお祝いに駆けつける。
そこで、劇場内2階のレストランがパーティ会場となった。
大人の落ち着いたパーティーだけど、とっても可愛くて初々しくて、集まった人たちもみんな嬉しそう。
50代の再婚は、人々の希望の星だよね。
いや、それだけじゃない。
彼女と彼の、人徳でございます。

私は、パーティのラストに歌でお祝い。
おふたりのために、私が詞を書き、夫が作曲し、カラオケを制作をして、オリジナルソングを歌ってプレゼントをした。
大切な友人の門出に、歌を贈る。
完成するまでには、かなり時間がかかったけれど、創作中は思った以上に楽しかった。
心の中には、「おめでとう!お幸せに!」がたくさんあったから。

皆様。
声をかけてくれて、ありがとうございました。
おかげさまで、ステキな一週間でした。