先日、ある患者さんから…
「先生は何色なんだろう?わからない…」
と意味深な言葉をかけられました。

僕の色はなんでしょうね。

今日は『色』がカラダに及ぼす影響についてお話しますね。

カラーセラピーという『色』を用いた治療法があります。
症状に合わせた色彩を促すことにより、様々な症状軽減を認めるものもあります。

例えば…
精神的にうつ状態の患者さんを紫や黒を基調とした部屋に入院させますか?

安静を必要とする患者さんを赤やオレンジの部屋で過ごすことはどうでしょうか?

日ごろ、身に着ける服や小物の色は自分が気持ち良いと感じる色のものを選んでいませんか?

意識的ではなくとも、色が我々のカラダに及ぼす影響は大きいと思います。

東洋医学でも古来より『五行色体表』といって、神羅万象、カラダの部位、症状などを『色』を用いて治療する手法があります。

参考:国際伝統中医学協会HP

この表を見たことある人もいるかと思います。
有名な表ですので…

この中で「五色」とある色別の縦割りをみてみてください。

青は春⇒青春の原語。とか…
夏は南で赤、冬は北で黒。など…
イメージしやすいところは多いと思います。
※紀元前の中国大陸で作られていますので現代の日本とかみ合わないところもあります。

難しいところは無視してけっこうです。

肌の色に変調があると臓器の弱りを示していることがわかったり、顔の色、目の色、髪の色、爪の色、舌の色…とカラダの変調を色で推し測る目安にはなります。

漢方の先生や、年配の内科医の先生はこのような診断手法を大事にしているようです。

また『色』はその人の個性を表す上でも重要な要素だと思います。

当院でいえば、徳田は情熱活発の赤、鶴羽は冷静沈着な青、そして私はお調子者の黄色といったところでしょうか。

私はひまわりや黄色いチューリップが大好きです!
色も形もはっきりと元気がいいですもんね。

それぞれの色調、個性特徴を活かして、院内の仲間が、かみ合っていることもバランスが良いと思います。

冒頭の患者さん、私の色が読み切れなかったのは、私の目を見てお調子者…とは言えなかったのかもしれませんね(^-^;