
IT社会保険労務士の濵本絵美


士業って個人でやってる人が多いので、企業が税理士や社労士に顧問を依頼する場合、特に規模の小さな企業となりますと、基本的には顧問の税理士なり社労士なりが使用しているシステムを使用することになります
企業が直接システムを使用する訳ではないので、それはそれで特段の問題もなく、それが普通な感じだし、私も特段問題視することはありませんでした
ですので、基本的には私が好きな給与計算ソフトを使用して、顧問先の給与を計算するというのが普通です
まぁ、中には顧問先が使っている会計ソフトと連動させたいということで、その会計ソフトと同じシリーズの給与ソフトで給与計算して欲しいという企業もあります
ソフトの操作に関しては、どれに関しても抵抗感なくできるので、私としては特に問題ありません
そんな中、とある顧問先で会計・給与・販売のクラウドシステムを導入したい!!という強い希望がありまして、顧問先の担当者と、税理士と、わたし、社労士の三者でシステム開発元の企業に説明を聞きに行って参りました
その顧問先の企業はシステム関連の企業で、かつ、経営者の意識が高いので、規模は小さいのですが、このようなリクエストが出てきたのかなぁと思います
社労士側でいうと、連携することでそこまでの大きなメリットは無いような気がしますが、会計側に関してはメリットは大きいと思います
給与の仕訳が勝手に切られて勝手に連携する訳ですから入力の手間が省けますものね
また法定調書合計表は税理士が提出代行できる書類ですが、従業員の給与の報告をしなくてはいけませんので、私が計算した結果が自動的に連携できると楽ですよね
今までは、社労士⇒企業⇒税理士 といったデータの流れだったところが、社労士⇒税理士 となる訳ですから、企業としては中継の作業量が減るのでメリットは大きいと思います
クラウド系のシステムは、モジュール単位に一社いくらみたいな料金体系になるので、我々、三者が合意しないと導入しづらいという点はありますが、これもありだなと思います
導入に関してはこれからなのでどうなるかは未知数ですが、新しい試みなので楽しみです
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府中(東京)をこよなく愛

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