JARL社員総会 結果報告 | はじめてのアマチュア無線

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アマチュア無線を始めたばかりの方、あるいはン十年ぶりに再開局された方、アマチュア無線のイロハを解説するブログです。

本日のJARL社員総会に出席してきました。

社員になって初めての総会ということで、果たしてどんな雰囲気なんだろうと思っていきましたが、ハムフェアをはじめ、各地のイベントでお会いしている方などが多数おられ、ちょっと緊張感もほぐれたかなと。

 

議案ごとの状況はすでにSNS等でご存じと思いますので、私の投票結果を合わせ、所感を記載していきます。

総会開始前

 森田会長から山形で80条報告された件の説明がありました。

 事前に電源を用意いただける予定であったという釈明はありましたが、無線機を借りて運用したという事実は認め、総通からの指摘に対しても謝罪したとのこと。

謝罪していることもあり、総通からは処分は行わない旨のお話であったとのことです。

総通から至急その無線機を登録するように言われたとのこと。
→おそらく、登録することによって、期日を遡って処分は行わないという意味と解釈しました。

80条報告があっても、全てが全て処分されるわけではないことを考えると、総通としての判断は妥当かと思います。

なお、この旨は総会開始前のことですが、総会の内容の一部として組み込むよう社員から要望が出され、その通りになるようです。

 

第一号議題 令和6年度決算の件

決算の説明および監査の説明

私の投票 賛成 採決の結果 賛成多数で可決

 

第二号議題 定款改定の件

デジタル化の件であるが、改正案ではオンライン傍聴などに「当面は」、「将来的には」の文言が入っているが、準備(仕組み)ができ次第順次採用していくとのことであったので、この言葉で、すぐにはやらないという意図ではないとの説明があった。

→オンライン傍聴は今回からも実施しているが、投票とか質問となると、本人確認の問題、ネットが切れた場合の問題などがあることはよくわかる。

 

私の投票 賛成 採決の結果 賛成多数で可決

 

第三号議題 定款及び規則改正の件

4月の選挙で当選した社員がその年の社員総会に出席できないという件、地方本部長、支部長の任期を4月にする件

→昨年初当選した私も、その年の社員総会に出られないのはすごく疑問でした。一方で、前年度の決算の承認を選挙後の社員で行うというのもおかしな話であるということが上がっています。

→決算の承認までを前年度までの社員、2号議案以降を新年度の社員にすれば問題ないのですが、社員総会を今の集合形式で行うと、さらに人数が増えてしまうため、現実的ではないという説明が、以前にされておりました。

 

私の投票 賛成 採決の結果 2/3に達せず否決(ただギリギリであった)

→正直意外でした。というか、何期も社員をやっている方は毎回出席しているので実感はなかったのかなと。

 

第四号議題 役職者について、年齢制限、重任制限及び解任規定を設けるための規則

年齢制限(80歳)、会長をはじめとする役員の重任制限の件、および理事会で本部長、支部長を解任できるようにする件

→重任制限については賛成であるが、支部長の解任を理事会でできるということは、理事会の思うままになるという懸念を持っていたが、当該エリアの支部長全員からの指摘や任命された調査委員等、複数の目から解任を決議するという説明があり、現状のJARLであれば、妥当性があるであろうと判断できた。(議案書を呼んでいる段階ではよくわからなかった部分が話を聞いて分かった)

 

私の投票 賛成 採決の結果 賛成多数で可決

 

第五号議題 支部長による社員兼任を希望制とするための規則改正案

支部長が社員兼任で負担が重いということに端を発している。ただ、これが全支部長にアンケートをとったものではないという説明。

→この議題は、8エリアの支部長を中心に意見が出た。やはり、支部長の重みが1~3エリアとは異なるような感触を得た。

→本件と6号議題の1票の格差是正は微妙に絡んでいる。(社員でない支部長が出ることを前提とした6号議題になっている。)

→1エリア最下位で当選した私としては、1票の格差の是正(すなわち1エリアの人数増)は歓迎すべきであるが、第五号議題の話を聞いていると、一部の人から聞いた情報からこの議題が出ているようにも思われ、これに賛成を投じることはできないと判断。

 

私の投票 反対 採決の結果 反対多数で否決

→ただし、この否決は、「もう少し時間をかけて考えろ」という趣旨の否決と思われる節がある。しっかりと支部長の意見を聞き、地域ごとに異なる見解なども整理したのち、来年度以降の同議案の提示を待ちたい。

 

第六号議題は第五号議題否決のため省略

 

第七号議題 各分野の専門家を理事として迎えるために理事会が推薦する理事候補の人数の上限を増やすための規則改正案

働く理事を増やしたいという意味で、専門家を理事に招きたいという趣旨の説明。

今の理事は働いていないのか等の野次もあった。

→専門家は理事である必要があるのかというのがこの議題のポイント。

 その道のプロというのは必要であるが、参考人とか、オブザーバーとかいう形で参加していただき、議決権は持たない形が望ましいと思われる。また、働く理事を増やしたいという話であるが、現在、山内さんが多忙であることは周知のとおりである。ただ、この受け皿は委員会であり、委員会をもっと活性化する策などを打った方が本来の姿であるという感覚もある。

 

私の投票 反対 採決の結果 反対多数で否決

 

第八号議題 理事の候補者に関する規則改正案

地方本部長=理事候補を選択制とする案

→これも、第五号議案の支部長=社員の改定と同様の議案。もう少しもんだ方が良いと判断。

 

私の投票 反対 採決の結果 反対多数で否決

 

第九号議題 代表理事の業務代行順位を定めるための定款改定案

会長に事故があるとき、又は会長が欠けたときについての議題

→業務執行理事といった聞きなれない言葉があり、議案書を読んだ段階ではよくわからなかったが、なるほど、副会長に業務執行権がないのかと納得。

→しかし、やはり会長にもしものことがあったら代行するのは副会長ではないかという思いがあった。現に高尾氏辞任の後、業務代行はなかったものの、会長を務めたのは当時の副会長であるし、会長の次は副会長ではないかという思いがある。

 

私の投票 反対 採決の結果 反対多数(圧倒的多数)で否決