ハムの家づくり 第二回 土地の選定(具体例) | はじめてのアマチュア無線

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アマチュア無線を始めたばかりの方、あるいはン十年ぶりに再開局された方、アマチュア無線のイロハを解説するブログです。

第一回で説明した点を今回は具体的に解説します。

 

希望の土地を探したら、まずはその場所がアマチュア無線をやるのに適しているかを確認しましょう。

アマチュア無線(に限らずBCLなどでもそうですが)ノイズは大敵です。
ノイズの発生源は様々ありますが、第一回で触れた2点について確認しましょう。

 

 ・送電線を確認する

  国土地理院の地図にも送電線は記載されていますが、線が細いので見逃す可能性が高いです。

  どちらかと言えば、googlemapで航空写真を開き、調べたほうがいいでしょう。

  送電線は大抵が複数本ありますし、鉄塔が建っていますので、鉄塔と電線の画像が見つけられれば良いかと思います。

  送電線の通っている場所が特定できれば、関東エリアでは東京電力の送電線マップ等で電力量などが分かります。

  また、東京電力に掲載されていない場合は、JR等、大電力を扱う業者を確認する方法もあります。

  鉄柱の近くに行けば、管理者等の表示も見ることができますので、現地で見るのも良しですし、googlemapのストリートビュー等でも確認できる場合があります。

 

 ・標高を確認する。

 ここで確認できます。ノイズの話ではないですが、無線をやる場合は、その土地よりも高いところが近隣にあるかとかも重要です。また、駅からの標高差はどのくらいあるのかとか、色々と参考になる部分があるのではと思います。

 

 

 ・太陽光パネルを確認する

  太陽光パネルを設置して防災無線が聞こえなくなった等の話題は時折聞きます。最近は対策が取れている機器が多いとはいえ、やはりノイズを発生することは間違いありません。こちらもgooglemapの航空写真で確認しましょう。おおむね半径100m以内に設置が無ければ問題ないと思います。但し、googlemapの更新時期以降に設置されている可能性もありますので、最後は自分で確認するしかありません。
ただ、屋根の上にあるパネルを下から確認することは容易ではありません。また、ノイズの発生源はパネルよりもインバータにある場合が多く、こちらはおおむね地面に近いところに設置されています。(ビルの場合は屋上とかの場合もあります)
そこで、良く晴れた日(発電が多い日)に、AMラジオを持って、周辺を歩いてみてください。急に受信状態が悪くなるところがあったりします。単純に建物の影に入ったり、高低差の関係で受信状態が悪くなることもありますし、他のノイズ源(モーターとか大型冷蔵庫とか)の影響も考えられますが、一応疑っておきましょう。

 

あとは、そのノイズがアマチュア無線に影響するかですが、隣の家等でない限りはさほど気にしなくても良いのではと思います。
その土地を決める参考にしていただければと思います。