◆木村拓哉受賞メッセージ全文
「第46回ということで主演男優賞をいただきました。本当にうれしく思っております。でも、こういう賞にあまり慣れてないので、非常にどうしていいのか、正直分からない部分ではあるんですけど。本当でしたら、ちゃんと授賞式の方にお邪魔して、その空間だったりとか、他にもたくさん素敵な出演者の方や監督さんも一同に会している場に自分もおうかがいできたら良かったなと思っています。今、ちょっと撮影のため、地方に来ているので、こういった形で出演させていただきます。でも、本当に今回はありがとうございました」
「『マスカレード・ホテル』、次に『マスカレード・ナイト』という作品に参加させてもらったんですけれども、前作を楽しんで下さった観客の方たちに少しでも面白く、刺激的に、セクシーに感じていただくことができたらいいなあと思って作ったのと、もう一つ、今、コロナ禍の生活を自分もそうですけど、映画を見てくださる皆さんもそういう状況下で生活されていると思うので、少しでも映画を見ている間だけでも日頃の辛いこととか、そういうネガティブなマインドをスクリーンと向き合っていただいている間だけでも忘れていただけたらいいなという思いがあって。原作は何日かに分かれたエピソードになっているんですけど、映画化にあたって、たった1日のお話に若干、変化させて、限られた時間を、いかに1日24時間という時間を正味2時間に詰め込まなければいけなかったので、そこら辺は非常に意識しながら作られたんじゃないかなと思っています」
「日本人気質の皆さんにはこの距離感、コミュニケーションというのはなかなか難しいんじゃないかなと思うんですけれども、今回、アルゼンチンタンゴにも触れてみたんです。いやあ、この状況が落ち着いたら、ぜひ皆さんにも体験していただきたいなと言うコミュニケーションでした。僕もまたタイミングが合ったら、やってみようかなと思ってます。どのような現場に自分が呼んでいただけるのかなっていう、そこに尽きると思います。現場が、作品が自分を必要としていただいた時にいい状態で、その現場に赴くことができるように自分はコンディションを整えておくことが自分の普段の仕事なのかなと思っているので、どんな役と言うよりかは、どんな現場に招集されるか、求められるかということだと思うので、招集をお待ちしています」
ビデオメッセージで参加だったんですね