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HALUの映画鑑賞ライフのBlog

~映画鑑賞雑記帳 &京都・滋賀の季節の歳時記 & 読書などのお気儘ライフ~

先月に、シネマNAVIの懸賞に応募をしてペア劇場鑑賞券に当選していたので、観に行かねばと思っていたら、京都府での本作の唯一の上映館のアップリンク京都では、観客の入りが良くないからか、9月2日(金)から1週間限定上映みたいだったので、慌てて、上映最終日の9月8日(木)に、劇場鑑賞券を無駄にしないようにと、京都市営御池地下駐車場にクルマを止めて、新風館の地下1階にあるアップリンク京都まで、年老いた父親と共に鑑賞に出向いて来ました。


 

今年度の32本目の劇場鑑賞作品。

(※今年度のアップリンク京都での2本目の劇場鑑賞作品。)

 

 

 

 

 

 

シネマNAVIさん。

この度は、映画鑑賞券を当選させて下さり有り難うございました。

 

 

 

「8年前から続くロシアによるウクライナ侵攻(22.9/8・2D字幕)」

ジャンル:ドキュメンタリー映画

製作年/国:2016年/スロバキア

原題:MIR VAM

配給:NEGA

配給協力:ポニー・キャニオン

公式サイト:https://peacetoyouall.com/

上映時間:67分

上映区分:一般(G)

公開日:2022年8月6日(金)

監修:岡部芳彦

撮影・監督:ユライ・ムラヴェツ・Jr.

 

 

【解説】

ウクライナ紛争の背景に迫るドキュメンタリー。

2013年、ウクライナで大衆デモにより親ロシア派のヤヌコービチ大統領が追放となり、親欧米派による政権が樹立。しかし、ウクライナ東部のドネツク州とルガンスク州では、親ロシア派の分離主義勢力とウクライナ政府の武力衝突に発展し、分離主義勢力によって14年4月にドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の独立が宣言される。

15年4月、分離主義勢力が支配する東部のドネツクに向かったスロバキアの写真家ユライ・ムラベツ・Jr.は、人びとに取材を敢行。戦場に参加した人、しなかった人、スパイと間違えられて拘束された人や、「プーチンに助けてほしい」と訴える人など、さまざまな声を拾い集めた。やがて16年2月、入国禁止ジャーナリストとして登録されたことでドネツクへ入れなくなったムラベツは、ウクライナ支配下の村や紛争の最前線マリウポリでウクライナ側の人びとへの取材を開始。ドネツク側とウクライナ側、双方の証言を集め、当時の記憶をたどることで紛争の本質や、人が戦争を繰り返す理由を問いただしていく。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

以下、映画フライヤー(チラシ)より引用。

 

「ロシアとヨーロッパに挟まれるその立地から、親ロシア派と親欧米派に分かれて対立してきたウクライナ。

そんなウクライナの欧州連合(EU)の加盟やNATO加盟を警戒し、ロシアのプーチン大統領は圧力をかけてきていました。

 

 

ことの発端は、2013年9月、当時のヤスコーヴィチ大統領が欧州連合との連合加盟に署名しなかったことに遡る。

これにより、親欧米派の野党や大統領の汚職を批判する市民による大規模な反政府デモが勃発。

 

 

翌年、ヤスコーヴィチ大統領は国外に逃走し、ロシアによりクリミア半島が併合されるのでした。

更に、ルハーンシク州とドネツク州では、親ロシア分離派が分離共和国として独立を宣言。両共和国を反政府武装勢力とみなしたウクライナとの紛争状態に陥るのでした。

 

 

その渦中にいた国民に何が起きたのか。この状況をどう捉えてきたのか。生活はどの様に変わったのか。

2010年より旧ソ連の国々を取材してきたスロバキア人写真家ユライ・ムラヴェッツ・Jr.が入り、ドネツク側とウクライナ側の両方の生の声を記録。

 

 

ドネツク側では、戦場に参加した鉱夫と参加しなかった鉱夫、ウクライナ兵にスパイと間違われて拘束された人、「プーチンに助けて欲しい」という女性。

 

 

一方のウクライナ側では、大佐、手榴弾で手足を失った退役軍人、老女、子供、ホームレスなど幅広い人の証言を網羅。

 

 

当時の記憶を辿ることで、ウクライナで起こっている紛争の本質が見えてくる、今観るべきドキュメンタリー。」

 

と、映画フライヤー(チラシ)の解説文では謳っており、確かに、この映画でも、この戦争の根深さを浮き彫りにはしていましたが、ウクライナ侵攻が今に始まったことではなく8年前にはすでに侵攻されていた事はよく分かりましたが、ただ、どちらの視点に立って観たら良いのか当初はよく分からず困惑させられました。

 

 

  8年前から続くロシアによるウクライナ侵攻。

 

この映画のみを観て理解出来たのは、8年前からロシアからの侵攻が続く中、ウクライナが親ロシア派と親欧米派とに分かれて対立してきたウクライナが侵略国のロシアに対して、ウクライナ国民一同が一致団結して一枚岩になれていないところでしょうか。

では何故に、親ロシア派と親欧米派は反目しあっているのか。

 

 

その理由については、鑑賞後に、劇場向けパンフレットの読んで、ようやく、何故に、ロシア軍に壊滅的に生活を破壊されたにもかかわらず、親ロシア分離派の人達は、自国のウクライナ軍を憎み、そんなロシア人に助けを求めているといった矛盾が生じているかというのが多少なりとも理解出来ました。

 

 

  ロシアによるプロパガンダによる洗脳。


というのは、古くからウクライナがロシアによって徹底的に洗脳されていて、この洗脳は2014年のロシアによる侵略から始まったのではなく、その遙かに前から、ウクライナにおいてロシアによるプロパガンダが蔓延していたらしい。

これについてはウクライナ国家の責任でもあり、ロシアはウクライナ国内で好き勝手にプロパガンダを流布し、ウクライナ人を騙していたのでした。

それをウクライナ国家は全く阻止したり、取り締まったりすることなく野放しにしていた。

その結果、ロシアによって日常を破壊された人達は、何故かウクライナを憎み、ロシアが正しいと思い込んでしまうという矛盾を生じさせる、実に洗脳というのは怖いものだということが分かる。

 

 

従いまして、本作の「プーチンの助けが欲しい」「キーウはネオナチだらけ」などの親ロシア派の市民の声も、長年のプロパガンダによる「諸悪の根源はウクライナ側」という情報の刷り込みよるものと推測できるあたりに、共産主義国家だった名残を感じてしまいました。

 

 

それ故に、ウクライナ側で暮らす市民の声が妙にシニカルに思えたり、ウクライナ軍大佐が「誰も過去の歴史をちゃんと学ばなかったから戦争が起きたんだ」と達観しているのも妙に納得してしまいました。

 

 

  私的評価:★★★☆(70点)


おそらくウクライナ軍事侵攻についての知識がある日本人は案外と少ないと思います。

かく言う私もその一人だったのですが、そんな私も、今年勃発したロシアのウクライナ軍事侵攻が決して突発的に起こったものでなかった事を、本作を観て改めて理解出来ました。

戦争の火種は既に2013年の時点以前から燻っており、長年におけるウクライナ国内でロシアが好き放題にプロパガンダを流布していたことに遡ることが理解出来ただけでも勉強にはなりました。

 

ただ、本作が撮しているのは、あくまでも2016年時点までのウクライナのドキュメンタリー映画ですので、今年勃発して以降のウクライナ軍事侵攻の動向や情勢についてを知りたかった点では、ちょっと情報が古くて期待外れでもありました。

▲『ウクライナから平和を叫ぶ』劇場パンフレット(税込価格1.000円)※売上金の一部をウクライナ大使館へ寄付されるとのこと。


従いまして、このウクライナ紛争の根深さを浮き彫りにはしていましたが、この67分間のドキュメンタリー映画のみでは、劇場パンフレットの解説文がないと、解り辛い面もありましたので、五つ星評価的には、三つ星半の★★★☆(70点)ほどの評価が相応しいかと思いました。
○映画「ウクライナから平和を叫ぶ〜 Peace to You All 〜」予告編(監督・出演:ユライ・ムラヴェツ Jr. )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考:最近のウクライナ情勢についてのドキュメンタリー番組


<NHKスペシャル:キーウの夏 戦争の中の”平和”>5分間番宣○[NHKスペシャル5min.] ウクライナの首都・キーウの今 人々にひろがる罪悪感 | キーウの夏 戦争の中の“平和” | NHK

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

今年の上半期分でさえ、未だ劇場鑑賞済みでブログ記事化が出来ていない作品が3作品ほど残していますが、それよりも先に、比較的最近の今月の9月中に劇場鑑賞してきた作品である『サバカン SABAKAN』、『ウクライナから平和を叫ぶ』、『さかなのこ』、『ブレット・トレイン』のそれぞれの映画が、かなり面白かったので、先ずは、取り急ぎ、その中でも、8月19日(金)公開の和製スタンド・バイ・ミー風の映画『サバカン SABAKAN』について、巷間でも非常に評判が良く、映画本編の尺がわずか96分間という作品ということを知って、慌てて、9月5日(月)に、ちょうど朝早くから8時台の上映回を設定してくれていた京都駅八条口のイオンモールKYOTO内にあるT・ジョイ京都まで、私も、クルマに乗って年老いた父親と共に鑑賞に出向いて来ました。

 

 

今年度の31本目の劇場鑑賞作品。

(※今年度のT・ジョイ京都での4本目の劇場鑑賞作品。)

 

 

 

 

 

「1986年のひと夏のスタンド・バイ・ミー(22.9/5・2D劇場)」

ジャンル:青春ドラマ

製作年/国:2022年/日本

製作会社:CULEN

配給:キノフィルムズ

公式サイト:https://sabakan-movie.com/

上映時間:96分

上映区分:一般(G)

公開日:2022年8月19日(金)

原作:金沢知樹『サバカン SABAKAN』(文藝春秋・刊)

脚本:金沢知樹 / 萩森淳

音楽:大島ミチル

主題歌:ANCHOR「キズナ feat.りりあ。」

監督:金沢知樹

キャスト(配役名):

番家一路(久田孝明:子供時代・ヒサちゃん) / 原田琥之佑(竹本健次:子供時代・タケちゃん) / 尾野真千子(久田良子) / 竹原ピストル(久田広重) / 貫地谷しほり(竹本雅代) / 草彅剛(久田孝明:現代) / 岩松了(内田:ミカン農家) / 村川絵梨(弥生:久田孝明の元妻) / 福地桃子(亜子:久田兄弟の従姉) / ゴリけん(大内田健夫:竹本健次の叔父) / 八村倫太郎(金山) / 茅島みずき(由香) / 篠原篤(宮田先生) / 泉澤祐希(市川:久田孝明の担当編集者)

 

 

【解説】

1980年代の長崎を舞台に、2人の少年が繰り広げる冒険と、それぞれの家族との愛情に満ちた日々を描いた青春ドラマ。

1986年、夏。斉藤由貴とキン肉マン消しゴムが大好きな小学5年生の久田は、夫婦ゲンカばかりだが愛情深い両親や弟と暮らしている。ある日彼は、家が貧しく同級生から避けられている竹本と、イルカを見るため海へ出かける。溺れそうになったり不良に絡まれたりと様々なトラブルに遭遇しながらも友情を育んでいく久田と竹本だったが、やがて別れを予感させる悲しい事件が起こる。

久田の両親を尾野真千子と竹原ピストル、大人になった久田を草なぎ剛が演じる。ドラマ「半沢直樹」の脚本などテレビや舞台の脚本・演出を手がけてきた金沢知樹が映画初監督を務め、萩森淳と共同でオリジナル脚本を執筆。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

【人物相関図】

 

  率直な感想。

 

率直な感想としましては、

あの懐かしい『あばれはっちゃく』でも有名な山中恒氏の児童文学小説での世界観や、スティーブン・キング原作の『スタンド・バイ・ミー』とも似たような味わいがある、1986年の長崎県長与町を舞台に、2人の小学生のひと夏の冒険を描いた佳作で、すごく可愛らしく素晴らしい映画でしたが、決して子供向けというよりも、むしろ大人の人達にこそ観て欲しい作品かと思われるお話しでした。

 

 

 

  草彅剛ファン以外の人こそ必見の映画。

 

尚、私が観に行った上映回には、元SMAP(新しい地図)の草彅剛さんのファンとおぼしき私と同年代くらいの女性の方々をはじめ沢山の観客が朝早くからT・ジョイ京都で最も小さな劇場に足を運ばれていました。

 

 

 

 

草彅剛さん扮する大人になった現在の久田孝明が、「僕には、サバの缶詰を見ると想い出す友達がいる・・・。」と昔を懐かしみながら回想するシーンから始まります。

 

 

 

 

 

  1986年の長崎県の長与町が舞台。

 

1986年の長崎県の長与町というところが舞台のドラマです。

小学5年生の久田くん(ヒサちゃん)と竹本くん(タケちゃん)のひと夏の小さな冒険を描いた物語です。

 

 

 

ヒサちゃんは、当時人気アイドルだった斉藤由貴さんと、同級生たちと同じくキン肉マン消しゴムのガチャガチャが大好きで、夫婦ゲンカが絶えないけれど、愛情深い両親と弟との4人家族で、たまに従姉の亜子姉ちゃんが遊びに来てくれます。

 

 

 

一方のタケちゃんの家族は、母子家庭で5人きょうだい。

貧しいのか、いつも2枚しかない色違いのヨレヨレのランニングシャツを着て通学していて、同級生のみんなから臭いと言われて避けられているのですが本人は全く動じていません。

長男の彼は気が強くしっかり者でしたが、でも、本当は友達が欲しいのでした。

 

そんなタケちゃんが、何故、ヒサちゃんをイルカを見るためにブーメラン島に行く冒険に誘ったのかは、後に理由を本人に話しています。

 

 

 

1986年当時のヤンキーは小学生を相手にしてイジめるんかい?と多少のツッコミどころもありましたが、タンタン岩の峠を越えた先の海辺の商店での疑い深い夫婦の描写は、確かにそんな人も居そうでした。

 

また、ブーメラン島に行くすがらに出会った女子高生らしき、うら若き女性。韓国から漂着した空き缶を見つめながら、スラスラッとその缶に書かれたハングル文字を読むその彼女の目には、他ならぬ思いがありそうでした。

 

 

  ひと夏の小さな冒険。

 

ひと夏の小さな冒険。

幼いながらも2人はイルカを見るためにブーメラン島まで海を泳いで渡るのでした。

当時の海の近くに住む子供達は、こんな危ないことも普通にしていたのかと思うと、毎年、ため池や川などでの水難事故の報道を目にして心を痛めている私からしますと、かなり危険にも感じました(汗)

 

 

草彅剛さんのファンでなくても、主人公のヒサちゃん(番家一路くん)とタケちゃん(原田琥之佑くん)。

この2人のキャラクターをはじめ脇役陣の演技も上手くて、すごく良く出来た作品だったので、機会があれば、多くの方々にも、ぜひ観て欲しい作品でした。

 

 

また、いつも○ンタマが痒くてボリボリ掻いているヒサちゃんのお父さん役の竹原ピストルさん。普段はだらしなくて、がさつなんだけど、ここぞという時には頼りになってくれる昭和の良いお父さんでした。

お母さん役の尾野真千子さんとのコンビも息がピッタリで、夫婦ゲンカのシーンをはじめ随分と笑わせてもらいました。

 

 

そしてタケちゃんのお母さん役の貫地谷しほりさんも然り。出演者たちが、本当の夫婦や母親に見える名演技で素晴らしかったです。

 

 

更に、この作品の登場する人物の中で、殊勲賞をあげるとすれば、ヒサちゃんの弟役を演じていた男の子でしょうね。実にひょうきんで可愛かったです。

 

  子供の視点で描く世界観が純化されている点が素晴らしかった!

 

以上のように、一見しますと理想的な家族像のようでもあります。

 

しかし、これは他の方々もブログに書かれているように、ファンタジーというか、あえて劇中では、その裏にある現実的な世界を見せていないのですが、あくまでも子供たちの視点(記憶)で、彼らが見たことや聞いたこと感じたことを中心に世界観が純化され構成されているところ、そこが特に良いんだと思います。

 

 

映画の冒頭に明かされています通り、大人になった現代では、ヒサちゃんとタケちゃんは離れ離れになって暮しています。海の見える長与駅でのお別れのシーン。”さよなら”じゃなく、”またね”という言葉。これが友達の証ですよね。心に残る名シーンだったと思います。

 

 

因みに、地図で見ると実際の長与駅からはおそらくあんな風にホームから海は見えません。

私は、所謂、鉄っちゃんの様には鉄道に詳しくもないのでネットで調べてみますと、現実のJR九州の長崎本線にある長与駅ではなく、島原鉄道でロケを行なったみたいですね。

 

映画の中の長与駅は、あえて、現在の長与駅ではなく、風光明媚でいつまでも居たくなる海沿いの駅である、島原鉄道の古部駅でロケをしたみたいですね。

ですので、海の向こうに見えるのは熊本県らしいです。

 

また、ブーメラン島もネットに載っている写真で見ると劇中の島とは少し形が違いましたので、おそらく他の島でロケを行なったのかも知れないですね。

 

これらは、あくまでも映画が作り上げたファンタジックに魅せた架空の長崎県の長与町の風景なんでしょうね。

 

 

  金沢知樹監督の初メガホン作品。

 

私も、本作の原作・脚本・監督の金沢知樹さんのことは、失礼ながらもこの作品でその存在自体も初めて知りました。

お笑い芸人としてデビューし、その後バラエティ番組の構成作家としてご活躍後、テレビドラマや短編映画の映像脚本を数々手掛けられキャリアを積まれてきて、映画では本作が初めて自身でメガホンを執った作品とのこと。

今回の映画の出来映えが素晴らしかったので、この映画に続いて、原作本に収録されている『ガンダムの恋』や『弟と少年ジャンプとプラネットマン』も、是非、金沢知樹さんの手腕で映画化して欲しいですね!

 

 

▲『サバカンSABAKAN』金沢知樹著・文藝春秋刊(定価:本体1.200円+税)

 

  私的評価:★★★★★(100点満点)

 

わずか96分間の作品の中には色々なものが詰まっており、あえて泣かせようとしている訳でもないのでしょうが、とても温かい気持ちにもなる映画でした。

 

草彅剛さんの出演している映画ということ以外、詳しい内容は知らなかったのですが、巷間でも評価が高いのがよく分かる、すごく良く出来た作品でしたので、是非とも原作本に収録されている他の二つのお話しについても、金沢知樹さんの手で映画化して欲しいくらいでした。

 

従いまして、私的評価としましては、五つ星評価的にも★★★★★(100点満点)も相応しい作品かと思った次第です。

 

  決して明るくなるまで席を立たれない様に!

 

※尚、エンドクレジットの途中と、エンドロール終了後の最後の最後にもそれぞれ1シーンずつオマケ映像があるので、それまでは席を立ったら勿体ないので、場内が明るくなるまでは決して席を立たれずに最後までご覧下さればと思います。

 

 

 

  何故にパンフレットをスシローで販売!?

 

結局、別途にパンフレットの電子版の販売はありましたが、肝心のパンフレットの冊子版は、劇場向けの販売品はなくて、期間・数量限定販売で、回転寿司のスシローでのみ販売しているという、映画ファンにはよく理解出来ない矛盾が生じていて正直困惑しましたが、仕方ないので私の場合には、Amazonよりも安く購入出来る、フリマアプリのメルカリで購入しましたが、オトナの事情かなにか知らないですが、劇場の売店で正規に購入出来ないのが何だか解せなかったですね(汗)

 

 

 

 

 

○8月19日公開『サバカンSABAKAN』380(サバ)秒予告

 

 

 

 

○ANCHOR『キズナ feat. りりあ。』Music Video

 

 

 

※私の拙いTweetに370人以上の人たちから「いいね♥」を貰えて、私的には、かなりバズっていて感謝感激です!

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

4月8日(金)公開の作品ということもあり、もう既にDVDレンタルや、VODの各社にて、Amazon Prime Videoでも配信開始している映画『とんび』ですが、今更ながらではありますが、ゴールデンウィーク明けに『シン・ウルトラマン』を鑑賞した翌週に、本作の公開日から約40日を過ぎた5月17日(火)に、貯まっていたdポイントを有効活用するべく、本作が5月19日(木)で終映予定でもあったので、慌てて、年老いた父親と共に滋賀県草津市のイオンシネマ草津まで鑑賞に出向いて来た映画ですが、あくまでも個人的な備忘録として、当該ブログにも、本作品の感想を記録に残しておきたいと思います。

 

 

今年度の19本目の劇場鑑賞作品。

(※今年度のイオンシネマ草津での8本目の劇場鑑賞作品。)

※本作の鑑賞当時の5月17日時点の鑑賞本数。

 

 

 

 

「不器用ながら男手一つで息子を育てた父の半生と親子の絆の物語(22.5/17・2D劇場)」

ジャンル:人間ドラマ

製作年/国:2022年/日本

配給:KADOKAWA

公式サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/tonbi/

上映時間:139分

上映区分:一般(G)

公開日:2022年4月8日(金)

原作:重松清『とんび』(角川文庫刊)

脚本:港岳彦

音楽:村松崇継

主題歌:ゆず「風信子」

監督:瀬々敬久

キャスト(配役名):

阿部寛(市川安男・通称:ヤス) / 北村匠海(市川旭・通称:アキラ) / 森優理斗(アキラの幼少期) / 杏(由美) / 安田顕(照雲) / 大島優子(幸恵) / 濱田岳(広沢) / 宇梶剛士(尾藤社長) / 尾美としのり(萩本課長) / 吉岡睦雄(葛原) / 宇野祥平(トクさん) / 木竜麻生(泰子) / 井之脇海(健介) / 田辺桃子(美月) / 田中哲司(島野昭之) / 豊原功補(編集長) / 嶋田久作(出版社守衛) / 村上淳(村田) / 麿赤兒(海雲) / 麻生久美子(市川美佐子) / 薬師丸ひろ子(たえ子) 他

 

 

 

【解説】

直木賞作家・重松清のベストセラー小説を、阿部寛と北村匠海の共演で実写映画化。

「糸」「護られなかった者たちへ」の瀬々敬久監督がメガホンをとり、幾度途切れても必ずつながる親子の絆を描き出す。

 

昭和37年、瀬戸内海に面した備後市。運送業者のヤスは愛妻の妊娠に嬉しさを隠しきれず、姉貴分のたえ子や幼なじみの照雲に茶化される日々を過ごしていた。

幼い頃に両親と離別したヤスにとって、自分の家庭を築くことはこの上ない幸せだった。

やがて息子のアキラが誕生し、周囲は「とんびが鷹を生んだ」と騒ぎ立てる。

ところがそんな矢先、妻が事故で他界してしまい、父子2人の生活が始まる。親の愛を知らぬまま父になったヤスは仲間たちに支えられながら、不器用にも息子を愛し育て続ける。

 

そしてある日、誰も語ろうとしない母の死の真相を知りたがるアキラに、ヤスは大きな嘘をつく。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

 

  私個人的にはNHKテレビドラマ版の方が感動出来ました。

 

率直な感想としましては、私的には、2012年にNHK総合で前後編として、堤真一さん&池松壮亮さんによる主演にて放送された、NHKテレビドラマ版を視聴して思わず大号泣してしまった作品だっただけに思い入れがすごくあったので、ガッカリするのが嫌で観に行くのをあえて避けていたのですが、今回の初映画化に際して、先に映画館まで観に行っていた三重県松阪市に住む従姉が「すごく感動したよ。」とあまりにもLINEで絶賛し推奨するので、気になって、私の父親と一緒に劇場まで足を運んで観に行って来ましたが、決して出来映え自体は悪くはなかったのですが、あくまでも私個人的には、NHKテレビドラマ版での感動を超えるほどではなかったのが、正直な感想でした。

 

 

 

 

  ほぼ同じ内容なので目新しさが感じられなかった点も感動が薄かった要因のひとつ。

 

お話し的には、瀬戸内海に面した広島県を舞台に、高度経済成長期の1962年(昭和37年)、運送会社に勤務する28歳のヤス(阿部寛さん)は愛妻・美佐子(麻生久美子さん)との間に息子・アキラ(幼少期:森優理斗くん / 中学校から大人まで:北村匠海さん)が誕生し、生涯最高の喜びに浸っていたのでした。

 

 

 

美佐子とともにアキラの成長を見守り、幸せな日々を過ごしていたのですが、或る雨の降る日、ヤスが連れて行った仕事場で、アキラをかばった美佐子が事故死してしまうのでした。

 

 

そして、その後、ヤスはその日から幼くして父親に捨てられた過去の悲しみと美佐子を亡くした後悔を乗り越えながら、ひとり息子のアキラの反抗期や学校のトラブル、大学受験、自立、意外な女性との結婚など様々な困難に直面し、不器用に戸惑い、悩みながらも息子の幸せを第一に考え、周囲の支えを受けながら男手ひとつで息子を育てた父の半生と親子の絆を描く物語・・・。

といった、基本的なあらすじは、当然の事ながら、内容的にも、テレビドラマ版とも、ほぼ大まかには同じ内容だったので、私的には目新しさを感じられなかった点も感動が薄かった要因だったかも知れないですね。

 

 

  野球部時代のアキラの髪型があまりに酷い作り物っぽくて世界観が台無し。

 

また、致命的に、違和感を感じて、この作品の世界観を台無しにしてしまっていた要因としましては、中学の野球部時代のアキラ役を演じていた北村匠海さんの丸刈り姿が、あたかも、ザ・ドリフターズの小学生のコントのカツラのような出で立ちで、見た目も作り物感ありありで、なんだか異様に過ぎて、そのカツラ姿にばかり気が散ってしまって、観るに堪えなかった点が大きかったです。

 

 

たしかに、北村匠海さんは、おそらく、この作品の製作時期とも同時期に『東京リベンジャーズ』や『明け方の若者たち』といった複数の映画でも主演を務めるほどに今が旬の若手人気俳優だという事情も、よくよく分かるのですが、今のこの時代だったら特殊メイク以外にも、CG処理を施すなど、それなりに本当に自分の髪の毛をバッサリと切らなくても、それらしく魅せる工夫も出来ただろうにと思うと、あのあたかもドリフの小学生役のコントのヅラ頭のような姿は、本当にどうにかならなかったのかとそればかりが非常に悔やまれました。

 

 

また、ヤス役の阿部寛さんはその屈強な肉体からブルーカラーの配送会社の作業員姿もなかなか板に付いていてハマり役ではありましたが、瀬々敬久監督による演出の指示なのか分からないですが、何から何まで、極端過ぎるくらいにオーバーアクション気味の演技でしたので、不器用さを表現しようとしたにせよ、あれでは、あまりにもヤスの気性が荒っぽすぎて、馬鹿っぽく見えてしまい、感動するはずのシーンも逆にシラけてしまいそうになる始末でした(汗)

 

 

  安田顕さん、薬師丸ひろ子さんの好演は、過去のテレビドラマ版を凌ぐ感動を得ました。

 

過去のNHK土曜ドラマやTBS連続ドラマのTVドラマ版とも大まかな筋書きがほぼ同じお話しである今回の映画版。

そんな中でも、照雲役の安田顕さんや、たえ子役の薬師丸ひろ子さんの涙を誘う名演技もあり、お話しの展開が分かっていながらも、ホロリとさせられる場面も有りはしました。

 

 

例えば、たえ子と離別した娘・泰子(木竜麻生さん)との再会シーン。

 

 

 

アキラの意外な女性との結婚について、結婚相手である由美(杏さん)を照雲役の安田顕さんが一方的にディスって、小芝居を打つシーンなどでは、相変わらずの名場面で、ついつい涙がホロリとしてしまいましたね。

 

 

昭和の時代の頃は、親戚じゃなくても近所の大人の人たちとの関わりも厚く、周りのみんなで子供たちを育てていた感じもしましたが、この『とんび』がまさにその通りで、ご近所との関わりも薄くなりつつある現代では懐かしくも思える情景を感じる事が出来る作品となっていました。

 

 

ただ、ヤス自身の実父との絡みの件や、アキラが勤める会社に提出した作文をヤスが読むシーンなどについては、過去のNHKテレビドラマ版やTBS連続ドラマ版の方が、かなり泣けましたね。

 

  映画版では令和の時代までを描く。

 

 

また大まかなあらすじは同じながらも、この映画化で特に違ったところとしては、昭和・平成のみならず今の令和の時代まで、その後のヤスとアキラたちを追って描いているところでした。

 

 

 

総花的に観れば、今回の『とんび』の映画化も決して悪い出来映えではないのですが、どうしても過去のNHKテレビドラマ版やTBS連続ドラマ版の方と観比べてしまうために、ケチを付けているかの様にも受け取れるかも知れないですが、それぞれの作品にはそれぞれの良さがあって、コレはこれで良かったと思いました。

ただ、何度も言いますが、中学校の野球部時代のアキラの変な酷いヅラ頭さえ、もう少し現在の技術的にも何とかならなかったのかと、そればかりが悔やまれました。

 

 

  私的評価:★★★★(80点)

 

私的な評価としましては、

この映画単体としてみれば、よくぞ昭和・平成から現在の令和の時代まで、エピソードを上手く絞り込んで139分間の間にまとめあげたとは思いましたが、あの中学校の野球部時代のアキラのあたかもドリフのコントの様なヅラ頭など、異様な違和感さえなければ良かったのにと悔やまれました。

しかし、総花的に観れば、NHKテレビドラマ版やTBS連続ドラマ版とも違うこの映画化独自の良さもあったとも思いましたので、コレはこれで有りかとも思いました。

従いまして、五つ星評価的には、高評価ながらも★★★★(80点)の四つ星評価に留めさせて頂きたいと思います。

 

○映画『とんび』 ゆずによる主題歌「風信子」が紡ぐロング予告

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。