今回は、久し振りに書籍の紹介について述べていきたいと思います。
ライトミステリーノベルの『京都寺町三条のホームズ』などの女性作家としても有名な望月麻衣先生のブログにあった、元新潮社『小説新潮』の編集長であり、定年退職後、京都造形芸術大学の専任教員として四年半ほどを京都市の「洛中」地域で過ごされた際の経験をエッセイとしてまとめられた、校條剛(めんじょう・つよし)先生・著作の『にわか<京都人>宣言~東京者の京都暮らし』をご紹介された望月麻衣先生のブログ記事を読んで、是非読みたくなり、今回購入し、先ほどようやく読み終えましたので、感想まで。
▲『にわか<京都人>宣言~東京者の京都暮らし』校條剛・著:イースト新書(定価860円+税)
もう私は生まれてから、かれこれ半世紀以上も京都市内に住んでいるとはいえ、その住まいが、京都市内にあるといっても、俗にいう「洛中」に属する京都の中心部地域に住んでいないことから、何代も続く生粋の京都人の人達からは、私も未だに京都人扱いされていないと思うことも、しばしばでもあります。
そんな土地柄の京都において、この書籍では、東男(あずまおとこ)の著者が見た京都を、衣・食・住の中でも特に、著者の校條剛先生は、かなりの食通でおられるのか、あたかもグルメ本も顔負けの、<第四章:住んでわかった「食」事情>という章に力点を置いたようにも思える内容の食レポのエッセイ本で、最近、私も洛中の地域にあるお食事処で食事をする機会もほぼ皆無なので、この書籍をグルメ本代わりに食事巡りをしたく思ったりもしました。
但しながら、この書籍に登場するお食事処なども、この新型コロナウィルス禍の中、政府などからの速やかな休業補償などの経済的な支援もない為に、閉店倒産していく店舗も多いことかと思いますので、街中の店舗の様子もスッカリと様変わりしてしまっていくことかとついつい案じてしまいました。
本書で、特に面白かったところは、私的には、望月麻衣先生と同じく、第三章『文芸編集者としての京都』かな。
章としてはやや短いながらも、著者である校條剛先生が、過去には文芸の世界の第一線の編集者だった頃を振り返り、誰もが名前を知っている大作家先生との京都での思い出深い出来事が、赤裸々に書かれていましたので、すごく興味を惹かれました。
※尚、その他の各章のご案内文については、望月麻衣先生のブログによる本書の紹介記事には、目次を掲載しながら、詳しく書かれていますので、今回リブログをさせていただいた上記にある、望月麻衣先生の記事をクリックして、先ずはお読み下さればと思います。
私的に、忖度(そんたく)もなく感想を申せば、京都の「地蔵盆」のくだりが、校條剛先生は、京都暮らしを始めてからも実際にこの「地蔵盆」の行事に参加したことが一度もなかったから致し方がないとは思うのですが、知識としては「地蔵盆」について詳しく調べてはありましたが、「地蔵盆」と言えば京都では洛外六ケ所の地蔵尊を巡る「六地蔵巡り」が有名なのですが、その行事についてまでは調査が抜け落ちている点がやや残念ではありました。
その他、京都あるいは京都人に対する著者独自の考察については、やや強引な理由付けにも感じられる部分も無きにしも非ずではありましたが、関西人以外の東京人には、この様に見えているのかと新しいものの見方を注入されたようで面白く読ませて頂けました。
また、<第六章:関西の「ハブ都市」、京都>にては、神戸・大阪・奈良など、京都以外の都市のことも触れられており、関西人さえも日頃から抱く「生粋の京都人の気質」「いけず文化」「京都の着倒れ」などに対する同じ様な思いを、所謂、「よそさん」である東京人の著者が、同様に感じるところには感心しましたし、さすが『にわか<京都人>宣言』と題しただけのエッセイ本だけあるなと興味深く読むことが出来ました。
また皆様方も、機会がございましたらば、決して読んで損はない「東京人が見た京都本」としては、なかなかよく考察された面白い本だと思いますので、図書館で借りられたり、ご購入されるなどなされても如何かと思いました次第です。
私は、校條剛先生の著書を読むのは全くの初めてだったので、この読書の機会を作って下さった望月麻衣先生のブログによる本書の紹介記事にも本当に感謝ですし、今後も校條剛先生の他の著書も読みたくなってきました。
校條剛先生との新たな本との出会いの機会を作って下さった望月麻衣先生。
本当に有り難うございました(^^)v
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〇『ミニシアター・エイド基金』 の最終結果について。
『ミニシアター・エイド基金』の最終的な結果としましては、本来ならば、5/14(木)の23:59まででクラウドファンディングの支援金募集活動期間は終了だったのですが、Motiongalleryのクラウドファンディングのサイト自体が、サーバーがパンクしそうなくらいに重くなって、サイトが開かない時間帯が半日近く続いたため、1ヶ月間の申込締切の最終日を1日延長されて、昨晩の5/15(金)の23:59を以て申込受付終了となりました。
【結果】:(※Tポイント募金による支援金額も含む。)
コレクター数:29926人、集まった支援金額:3億3千102万5487円也。
本来の最終日であった5/14(木)に、約3億円を突破した後から、流石の3億5千万円までの大台には難しかったみたいですが、それでも、運営サイトのサーバーがダウンするくらいの勢いに乗って、一気に約3千万円以上の支援金が追加で集まりました。すごい事です!
多くの映画ファンの有志の皆様方のご支援の善意の輪により、僅か1ヶ月+追加延長の1日で、これだけの金額が集まるということは本当にすごい奇跡みたいな事ですし、最終日には、Motiongalleryのクラウドファンディングの運営サイトのサーバー自体がパンクしてダウン寸前まで陥るほどの反響を得たことも、日本の映画ファンの有志一同の力だけでこれだけのある種の一大ムーブメントを起こせることを考えると本当に心強く感じました次第です。
※これで全国のミニシアター・小劇場のうちの118劇場103団体の参加団体に対し、平均約303万円分の分配金が見込めることとなる模様です。
この分配金を以て、営業休止していた間の当面の経済的補償に当てて頂き、いまはただ、新型コロナウイルス禍により、全国のミニシアターが1館も潰れることのないことを祈るのみです。
今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。

















































