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HALUの映画鑑賞ライフのBlog

~映画鑑賞雑記帳 &京都・滋賀の季節の歳時記 & 読書などのお気儘ライフ~

 

次は、全国的な劇場公開はなされていない作品ながらも、今回のDVDソフト化に伴って、収録されるに至った、元々は、二人芝居の舞台劇の映画化作品でもある中編映画の一篇をご紹介いたします。

 

<DISC1>

②『ハートにコブラツイスト』

「肝心のコブラツイストが不発ながらも、撮り方が凝った佳作」

ジャンル:人間ドラマ

製作年/国:2012年/日本

上映時間:本編30分

上映区分:一般(G)

原作:古賀勝哉

監督・脚本・撮影・編集:上田慎一郎

キャスト:

山口友和、牟田浩二、山崎智恵、葛上昇悟、下松しょう(下松翔)

 

 

【解説】

「音楽の夢を捨てきれない男とライブハウスのマスターの、再会の夜。」を描いた、元々は、二人芝居の舞台劇を映画化した中編作品。

 

 

率直な感想としましては、

本編30分と、ある程度の尺がある中編映画の割りには、メジャーなミュージシャンや映画人を夢見た人達に向けて、マスターの台詞の「お前らの言ってることは何かの宗教みたいなもんなんだよ!」と言い放つ辺り、訴えたい部分は凄くよく理解出来る作品ではあったのですが、もう少しは尺をコンパクトにも出来たかも。

 

 

ラストは、そこそこの長回し撮影だったみたいですが、肝心のタイトル名でもある、コブラツイストのくだりがグダグダになってしまい、プロレス技自体がちゃんと技として決まっていなかったのが悔やまれましたね。

 

 

自主映画の割りには、トイレでのシーンなど撮り方がすごく凝っている点には、いたく感心しました。

 

私的な評価としましては、

中編作品ながらも、売れないミュージシャンや映画人に対して訴えたい気持ちなどが良く伝わってくる作品であり、撮り方も凝った作品でした。

但しながらも、肝心のタイトル名にも用いてる、コブラツイストのくだりがグダグダになってしまい、プロレス技がちゃんと決まっていない点がすごく悔やまれましたので、厳しいかも知れないですが、五つ星評価的には、★★★(60点)の三つ星評価くらいしか付けられないと思った次第です。

 

○短篇映画『ハートにコブラツイスト』予告編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。

 

 

『上田慎一郎監督ショートムービーコレクション』という初期短編傑作選の映画をイオンシネマ系列などをはじめとした映画館を中心に全国で上映していた当時には機会がなく観に行けなかったのですが、昨年(2019年)の夏に、当時の公開作品に、更に、『恋する小説家』や『たまえのスーパーはらわた』などの中編の公開作品をも多数加えて計9作品の収録にバージョンアップしたDVDソフトとして発売された際には、あまりにも嬉しくて、発売開始前から購入予約していたほどでしたが、買ってしまうと、いつでも鑑賞出来るという、ついつい安心し堕落した気持ちからか、いつの間にやら未開封のままに積ん読状態になってしまっていました。

 

 

 

そこで、今回、COVID-19(新型コロナ)禍にある中、この機会に、DVDソフトを開封し、鑑賞するに至った次第です。

 

○劇場公開版公式サイト・『上田慎一郎監督ショートムービーコレクション』:http://g-film.net/ueda/

 

 

○DVD公式サイト:http://www.vap.co.jp/category/1560415412108/

 

 

先ずは、<DISC1>の一篇である以下の中編作品からご紹介させて頂きます。

 

<DISC1>

①『恋する小説家』

「EDロール後のひと工夫あるのが面白い佳作」

ジャンル:コメディ/SF

製作年/国:2011年/日本

配給:ガチンコ・フィルム

上映時間:本編40分

上映区分:一般(G)

公式サイト:http://g-film.net/complex/

公開日:2018年10月26日(金)

監督・原作・脚本・編集:上田慎一郎

キャスト:

堀内紀臣、橋本柚稀(秋山ゆずき)、岡本裕輝、葛上昇悟、山崎智恵、細井学、森了蔵、山段智昭、櫻井夏美、山口友和、岩佐裕一郎、笠松環、南宏樹、小柳こずえ、藤崎美貴、松本高志森本のぶ

 

 

 

【解説】

異例の大ヒットを記録した「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督が、2011年に手がけた中編作品。

2018年10月、「カメラを止めるな!」の大ヒットを受けて、上田監督の妻でもある、ふくだみゆき監督のアニメーション「こんぷれっくす×コンプレックス」とあわせて劇場公開。

ミステリー作家を目指しているが一向に芽が出ず、せっかく書いた新作もゴミ箱に捨てた岩佐辰夫。そんな彼のもとに、ある日、見知らぬ女子高生が現れる。彼女は自分が辰夫の書いた小説の主人公であり、辰夫を救いにきたというが……。

ヒロインとなる南川奈緒役を演じるのは、今作を皮切りに「カメラを止めるな!」まで上田監督作品に3作品出演している秋山ゆずき(当時の芸名「橋本柚稀」名義)。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 



新人賞応募小説の中の登場人物たちがダメ出しにやって来る!?小説家を目指す冴えない青年の奇妙な書き直しの日々を描いた中編映画。

 



率直な感想としましては、
どこかで観たような既視感もある発想の作品ではありましたが、冴えない小説家の卵に対して、リアリティーさを求めたり、ディテールに拘ったりと言いたい放題振り回す登場人物たちのわがまま振りも面白く、また、映画的には、照明担当さんが逆光を使って夏の日差しを演出したり、出演者の服装など小道具にまでかなり凝っていたり、そして、何よりも俳優陣の好演が作品をかなり引き立てていましたね。

 



特に、橋本柚稀(現:秋山ゆずき)さん演じる女子高生役がすごく似合っていて、この女優さんの起用だけでほぼ成功したと言っても過言ではない中編映画でした。
こののちに、『カメラを止めるな!』(2017年)のヒロイン役でブレイクするのも必然の成り行きだったのかも知れないですね。

 

また、『カメ止め!』ファンとしましては、あの細井学さんなども出演なされていたのも嬉しかったですね。

EDロール後のひと工夫にもクスッと笑わされた映画でした。

※日本各地の地方での映画祭にてグランプリや特別賞などを数々受賞したのも分かる出来映えの中編映画でした。

 

 

私的な評価としましては、

五つ星評価的には、★★★★(80点)の四つ星評価くらいに相当する作品かと思いました次第です。

 

 

○映画『恋する小説家』予告編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。

本当に、今更ながらになりますが、昨年の公開初日の4月26日(金)に、イオンシネマ京都桂川まで鑑賞に行った、私にとってDC映画の『ジョーカー』と並び、昨年度ベストムービーであり、MARVELのMCUシリーズの集大成に相当する、この『アベンジャーズ/エンドゲーム』について、MovieNEXの中のBlu-rayソフトで観直しましたので、その感想についても、今回、ブログ記事として記録に留めておこうかと思います。

 

 

「11年、22作品を振り返る、MCUシリーズ集大成的な作品(19.4/26・2D字幕版&BDソフト鑑賞)」

ジャンル:SF/アクション

原題:AVENGERS:ENDGAME

製作年/国:2019年/アメリカ

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

上映時間:182分

上映区分:一般(G)

公開日:2019年4月26日(金)

監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ

キャスト:

ジョシュ・ブローリン、ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、ドン・チードル、ポール・ラッド、ブリー・ラーソン、カレン・ギラン、ダナイ・グリラ、ベネディクト・ウォン、ジョン・ファブロー、ブラッドリー・クーパー、グウィネス・パルトロウ、ベネディクト・カンバーバッチ、チャドウィック・ボーズマン、トム・ホランド、ゾーイ・サルダナ、エバンジェリン・リリー、テッサ・トンプソン、レネ・ルッソ、エリザベス・オルセン、アンソニー・マッキー、セバスチャン・スタン、トム・ヒドルストン、ポム・クレメンティエフ、デイブ・バウティスタ、レティーシャ・ライト、ジョン・スラッテリー、ティルダ・スウィントン、ヘイリー・アトウェル、ナタリー・ポートマン、マリサ・トメイ、タイカ・ワイティティ、アンジェラ・バセット、マイケル・ダグラス、ミシェル・ファイファー、ウィリアム・ハート、コビー・スマルダース、ウィンストン・デューク、リンダ・カーデリニ、マキシミリアーノ・ヘルナンデス、フランク・グリロ、真田広之、トム・ボーン=ローラー、ジェームズ・ダーシー、ジェイコム・バタロン、ビン・ディーゼル、ロバート・レッドフォード、クリス・プラット、サミュエル・L・ジャクソン、レクシー・レーブ、ロス・マーカンド、エマ・ファーマン、マイケル・ジェームズ・ショウ、テリー・ノタリー、ケリー・コンドン、エバ・ルッソ、タイ・シンプキンス、カラン・マルベイ ほか

 

 

 

▲スマホ用壁紙(ご自由にお使い下さい!)

 

【解説】

アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルクといったマーベルコミックが生んだヒーローたちが同一の世界観で活躍する「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の中核となるシリーズで、各ヒーロー映画の登場人物たちが豪華共演するメガヒット作「アベンジャーズ」の第4作。

前作「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」で、宇宙最強の敵サノスに立ち向かうも、ヒーローたちを含めた全人類の半分を一瞬で消し去られてしまうという敗北を喫したアベンジャーズが、残されたメンバーたちで再結集し、サノスを倒して世界や仲間を救うため、史上最大の戦いに挑む姿を描く。

「インフィニティ・ウォー」では姿を見せなかったホークアイ、アントマンといったヒーローも登場し、新たにキャプテン・マーベルも参戦。

 

監督は前作に引き続き、アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟が務めた。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

▲いつも思うことですが、イオンシネマ京都桂川の電光表示ボードの映画タイトルも、出来れば、どうせならば、せめて『アベンジャーズ/エンドゲーム【字幕】』と、ちゃんと正式タイトル名を表示させて欲しかったですね!

 

 

今作こそ、『アベンジャーズ/インフィニティウォー』(2018年)の続編にして、MCUシリーズが『アイアンマン』(2008年)の公開から11年、22作品に亘る最終章であり、集大成的な作品です。

 

 

【クリント・バートン/ホークアイ】について。

 

今作の冒頭、ホークアイことクリント・バートン(ジェレミー・レナー)が娘のライラに弓矢を教えるシーンから始まります。

 

彼は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)での戦いでキャップ側についたことで、スコット・ラングことアントマン(ポール・ラッド)と同様に自宅で軟禁生活を余儀なくされていました。

 

なので、『アベンジャーズ/インフィニティウォー』の戦いに参戦することはなく、魔人サノスの指パッチンを自宅で迎えることとなります。

 

突然、奥さんと子どもたちが消えてしまい、何も理由が分からないクリントは辺りを探しながら彼らの名前を呼びます。

しかし応答はなく、そのあと雷が鳴り響いてオープニングロゴムービーが始まります。

 

 

『アベンジャーズ/インフィニティウォー』の際もそうでしたが、冒頭から衝撃的なシーンで辛くなりましたね。

 

 

また、宇宙を浮遊しながら死をも覚悟していたトニー・スタークことアイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)やネピュラ(カレン・ギラン)などを救出したキャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)のおかげでどうにかピンチを脱したアベンジャーズ。

 

 

その後、今作では『アベンジャーズ/インフィニティウォー』から、5年後を舞台として、インフィニティ・ストーンを取り戻すため、スティーブはじめアベンジャーズの生き残り組が結集することとなります。

 

 

ホークアイは”ローニン”として、メキシコの麻薬組織を殲滅。

ナターシャことブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)が迎えに行った際には、日本でヤクザの組員(真田広之)を攻撃。

 

自分の家族のような罪のない人々がいなくなった一方で、犯罪者が生き残っていることが彼には許せなかったのでしょう。

 

 

量子世界(『アントマン&ワスプ』)から帰還したアントマンことスコット・ラング(ポール・ラッド)の提案で、魔人サノスの指パッチン前にタイムリープすることで事態の打開を図ろうとする、アベンジャーズの生き残り組である、トニー・スターク、スティーブ・ロジャースことキャプテンアメリカ(クリス・エヴァンス)、ソー(クリス・ヘムズワース)、ブルース・バナー博士ことハルク(マーク・ラファロ)、クリント・バートン、ジェームズ・ローズことウォーマシン(ドン・チードル)、ロケット(声:ブラッドリー・クーパー)、ネピュラ(カレン・ギラン)だったのですが・・・。

 

 

特に深刻なネタバレはしていないつもりですが、ネタバレに該当しそうな部分も大いにありますので、観ておられない御方々は、以下、スルーして下さい。

 

 

今作品でのポイントは大きく二つ。インフィニティストーンを再度集めたとしても変えられるのは、指パッチン以降の世界らしいと言うこと。即ち、それ以前の事柄は他の方法を用いないと変えようがないということ。

そして、もう一つは今作の後の今後のMCUシリーズの作品展開として『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)、『ドクター・ストレンジ2』、『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー3』、『ブラックパンサー2』などの続編の製作公開が決定し控えていること。

ですから、それらの作品に出演するだろうキャラクター達の見せ場は、今作では、あまりなかったですね。

 

 

よって、おそらく今後MCU作品に出演しそうにないと思われるアベンジャーズの初期メンバーの主だったキャラクターたちの最後の花道になっていました。

 

 

※バッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)&ファルコン(アンソニー・マッキー)の『バッキー&ファルコン』、ロキ(トム・ヒドルストン)の『ロキ』、ヴィジョンなどについては、ディズニー公式動画配信サービス:Disney+(ディズニープラス)にて別途連続ドラマ化が予定されています。

 

 

また、ナターシャこと『ブラック・ウィドウ』(2020年)の単独映画化については、既に無事に製作され、後はコロナ禍による相次ぐ公開延期から無事に公開されるのを待つばかりですが、お話し的には舞台は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)の戦いの後日譚となる予定とのこと。

 

 

【トニー・スターク/アイアンマン】について。

 

このMCUシリーズの主人公らしく、トニーにとって美しい素晴らしい話運びとなっていました。

家庭も持ち、仲間からの助けにも十二分に応える。

 

あたかも、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年)の中で、スカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)に魔術の力で見せられた、自分独りだけが生き残る”この世の最期の世界”の幻惑とは正反対の位置付けに置かれていたのも印象的でした。

 

 

 

【スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ】について。

 

バッキー・バーンズは『キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)の台詞をもってスティーブを過去の世界に送り出す。

かつて「君と最後まで一緒だ」と自分に言った男の背をあえて押したのは、凍り付けになりながらも、未だ祖国に尽くしてきた百歳を超える男に、もう自由に生きて欲しいと思ったからではないだろうか。

そして、スティーブは嘘をつくことなく戻ってくることとなる。

ベンチに座った後ろ姿は、未だ「もやし」の様な体躯だった頃のようでした。

察したバッキーはいささか呆れた調子でファルコン/サム・フィルソン(アンソニー・マッキー)をうながす。

原作コミックにあるようにバッキーがキャプテン・アメリカを名乗ることなく、今後、ファルコンがキャプテン・アメリカとなり、それをバッキーがサポートしていくバディの形を匂わせる。

 

 

本来ならば、スティーブとバッキーはニコイチみたいな存在だし、共にストーンを返却するために過去に戻っても良さそうなものでしたが、ウィンター・ソルジャーとしての罪深さがバッキーにそうはさせなかったと考えるのが自然なのかも知れない。(そもそも、『ブラックパンサー』(2018年)のオマケ映像でバッキーが「ホワイトウルフ」を名乗ったことからも彼が二代目キャプテン・アメリカを襲名する可能性はゼロに等しかったであろうことは明らかでしたから。)

 

ドラマとしても、大人の事情としても、一見するとすごく説得力のある脚本ですが、タイムリープものとしての整合性はどうなのかという懸念も残るのは確か。

 

スティーブのあの盾は一体どこから持ってきたのか・・・。といった細かな疑問もありますが、スティーブの左手の薬指に結婚指輪が光っていたことからすると、ペギー・カーター(ヘイリー・アトウェル)と単にダンスを舞ったのみならず、彼女、或いは彼女以外の女性と結婚したことで、スティーブがその時代に介入してしまったことも分かりました。

 

またスティーブが自分のエゴをを通したのは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)で、ウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズを助けるために盾を捨てたことに続いて二度目となってしまう。

こういった点からも、トニー・スタークに比べて今作ではやや分の悪いスティーブではありました。

 

でも、これから近いうちにバッキー・バーンズに看取られて逝くのだろうと思われるスティーブに少しでも安らぎを感じて欲しく思えた本作でした。

 

 

【ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ】について。

 

「私の家族はアベンジャーズ」と言い、そのお陰でマシな人間になれたと語る彼女が不憫でならなかったですね。

当初の脚本原案では、ナターシャと噂の合ったブルース・バナー博士と結ばれる伏線も筋書きに含まれるはずだったのですが、お話しの本筋から大きく離れると言うことからボツになったらしいと聞きましたが、クリント・バートン/ホークアイだけでなく、結局、トニー・スタークもスティーブさえも家族を持ってしまったことを考えると、こうなる前に彼女の居場所を作ってあげたかったのが本音のところですね。

『キャプテン・マーベル』(2019年)は直ぐに単独映画化されたのに、今シリーズの重要な役どころである『ブラック・ウィドウ』(2020年)の単独映画化も、出来得ることならば、ブラック・ウィドウが今作品で死ぬ設定になる前に、製作公開して欲しかったですね。

 

 

【魔人サノス】について。

 

彼の全人類の「半数」だけ根絶やしにして灰と化させる根拠というか哲学みたいなものを説明してくれるのを期待していたので、今作品の公開当時は、ちょっと肩透かしを喰らった感もありました。

ですが、鑑賞から1年を経過して、現在のCOVID-19(新型コロナウィルス)により、全人類が感染蔓延の恐怖に陥っている状況からすれば、人類滅亡をさせる彼の行為には、数字的な根拠など必要でもなかったのかも知れないですね。

あくまでも「全部」への前振りでしかなかったとも言えるでしょうね。

魔人サノスについては、『アベンジャーズ/インフィニティウォー』の方が、より色濃く描写されていましたね。

 

 

【その他の過去のキャラクター達との絡みなど】について。

 

父親ハワード・スターク(ジョン・スラッテリー)に会えたトニー。

『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013年)にて、亡くなってしまった母親であるアスガルドの王妃フリッガ(レネ・ルッソ)と再会しふたたび話せたソー。

「壁画」の絵のみならず実際に白馬に跨って戦闘するヴァルキリー(テッサ・トンプソン)。

「バッキーは生きている!」の一言で我に返る昔のスティーブ。

ソーを殴るロケット(声:ブラッドリー・クーパー)。

過去の時代に行った際に、VFX技術で若返っていたピム博士(マイケル・ダグラス)。

猿轡かまされていたロキ(トム・ヒドルストン)。

 

 

そして、旅に出ると言っておきながら、ちゃっかり”ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー”のメンバーと共に居るソー。

「アライグマがメールをする時代」など、細かい辻褄合わせの小ネタや台詞なども挙げればキリがないですが、特に、個人的には、ソーの元恋人だったジェーン・フォスター(ナタリー・ポートマン)や、アレクサンダー・ピアース(ロバート・レッドフォード)までもがチョイ役にも拘わらず登場したのには驚かされましたね。

 

 

そんなこんなで、MCU作品全シリーズを鑑賞しているからこそ、ニヤリと出来る小ネタが多く、本作品は、そういう意味合いでは、ご褒美のような映画とも言える集大成的な作品でしたね。

 

 

2008年公開の『アイアンマン』で始まったMCUシリーズの最終章であり、約11年に亘る集大成。

これだけの主要キャラクターの交通整理をしながら見せ場と決着を付けなくてはならないのだから、約3時間と長尺なのも仕方なかったですね。(そして物理的には長くとも、体感的にはそこまでの長さを感じさせなかったのだから、それだけでも成功でしょうね。)

 

 

まずはアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟監督には「お疲れ様」と申したい。

他の誰が作ったとしても、これ以上に上手くまとめられたかどうかは不明。

勿論、タイムリープものとしてはどうなのかと言った点など全く問題を感じなかったわけではなかったです。

 

 

しかし、元より魔術師や雷神さえいる世界観なので、単なるSF映画とは毛頭思ってはいないですが、それでも論理的に首を傾げる場面もなくはなかったですね。

 

また、3時間でも、果たしてまとまるのかと危惧した今作でしたが、泣けるシーンあり、笑えるところもあり、大勢のキャラクターたちに無理なく活躍させ、オマケに過去作品に出演したキャラクター達にまで細部に亘り見せ場を作った、アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟監督のバランス感覚が素晴らしいに尽きましたし、多少の無理が生じていてもそこは拍手を送りたい。

「お疲れ様でした。そして本当に有り難うございました!」

現代社会が抱える弱者差別問題にも応えるシーンへの目配せも大したものでした。

 

唯一の心残りがあるとすれば、故スタン・リー御大に完成したこの映画を観てもらえなかったことかも知れないですね。

 

 

私的な評価と致しましては、

従いまして、五つ星評価的には、文句なしの★★★★★(100点)の満点評価が相応しい作品かと思いました次第です。

 

※尚、MCUシリーズの集大成の本作品は、私にとっては、DC映画の『ジョーカー』と並ぶ、昨年(2019年)度のベストムービーの一つです。

 

○映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』本予告編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。