次に、わずか10分間の短編作品ながらも、インターネットでの公開後、大反響を受け国内外の映画祭でも上映された、『正装戦士スーツレンジャー』をご紹介致します。
私の場合には、この『上田慎一郎ショートムービーコレクション』のDVDの中の<DISC2>の一篇として、初めての鑑賞。
【解説】
<昭和特撮×スーツカンパニー>の異色の配合により爆誕した愉快痛快な愛と正義の物語。
街で悪さを働く悪の怪人の前に私服を着た5人の男女が現れる。
彼らの名は”正装戦士スーツレンジャー”。
5人はスーツ姿に正装し、各々の職業を活かした技を駆使して怪人に立ち向かうのでした!
(以上、DVD版の発売元Vapの記事より、引用抜粋。)
「戦隊ものパロディとしては、なかなか面白い逸品」(DVD鑑賞)
ジャンル:アクション/コメディ
製作年/国:2018年/日本
上映時間:本編10分
上映区分:一般(G)
監督・脚本:上田慎一郎
脚本・編集・助監督:松本純弥
タイトルロゴ:ふくだみゆき
キャスト:
石井貴就、金刺わたる、静恵一、サイボーグかおり、濱田よりか、職業怪人カメレオール ほか
その昔に、バラエティ番組の「オレたち!ひょうきん族」で、明石家さんまさんが「サラリーマン」に扮して、スーツ姿のサラリーマンのさんまさんが、ビートたけしさん扮する「タケちゃんマン」と戦うという設定の放送回もありましたが、あの当時は、あの時代の笑いの質が未だ成熟しておらず、明石家さんまさんの高度なギャグセンスに世間が付いて来られていなかった為に笑いに転化出来なかったので、単発の登場のみで「サラリーマン」の放送は終わってしまいましたが、今となっては、スーツに身をまとい各々の職業を活かして戦うという戦隊ものヒーローという発想はここまで具現化すれば、なかなか面白いと思いました。
日本のみならず海外の映画祭でも上映されたのが分かる気がする、なかなか笑える良く出来た戦隊ものヒーローのパロディ短編映画でした。
私的な評価と致しましては、
五つ星評価的には、ほぼ満点の★★★★(90点)の四つ星半の高評価も相応しい作品かと思いました。
○正装戦士スーツレンジャー【THE SUIT COMPANY】
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【総括】ー全9作品を視聴した感想ー
<DISC1>
①『恋する小説家』(80点)★★★★
②『ハートにコブラツイスト』(60点)★★★
③『Last Wedding Dress』(80点)★★★★
④『テイク8』(80点)★★★★
<DISC2>
⑤『彼女の告白ランキング』(90点)★★★★☆
⑥『ナポリタン』(50点)★★☆
⑦『ヘタクソで上手な絵』(80点)★★★★
⑧『たまえのスーパーはらわた』(80点)★★★★
⑨『正装戦士スーツレンジャー』(90点)★★★★☆
正直なところ、声を出してまで思わず笑ってしまうほど面白かったのは、『彼女の告白ランキング』とこの『正装戦士スーツレンジャー』くらいでしたが、これまで上田慎一郎監督が、『恋する小説家』から、あらゆるタイプの作風の映画を手がけてこられていたお陰で、あの空前の大ヒット作『カメラを止めるな!』を生むに至った事を考えますと、こういった短編・中編作品は、謂わば傑作を生むまでの絵画でいうところの”習作”に相当するのかも知れないので、『ナポリタン』のようなイマイチな作品もありましたが、どうか温かい目で見守って欲しい初期の短編作品群でした。
また、『Last Wedding Dress』や『テイク8』、『たまえのスーパーはらわた』や『ヘタクソで上手な絵』など、人情味の溢れる映画も撮る事が出来る監督さんと言うこともよく分かりましたので、今回、『上田慎一郎ショートムービーコレクション』のDVDにて短編・中編作品を鑑賞出来て本当に良かったです。
上田慎一郎監督には、決してトリッキーな演出や脚本仕立てに走ることなく、正攻法で撮った長編作品も今後観てみたい気持ちも大きくなりました。
今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。




























