時代劇の斬られ役などとして活躍し、「5万回斬られた男」の異名を持つ俳優の福本清三(ふくもと・せいぞう、本名・橋本清三)さんが1日に、肺ガンのために逝去されました。享年77歳。
告別式は近親者で済ませられたとの事。喪主は妻、橋本雅子さん。
兵庫県城崎郡香住町(現・美方郡香美町香住区)出身。1958年、15歳で東映京都撮影所に専属役者として入所。
映画「柳生一族の陰謀」やテレビ「暴れん坊将軍」「水戸黄門」など、時代劇を中心に出演し、派手に体躯を後ろ向きの反らせて倒れる、独特で鮮やかな斬られ方で、「先生」や「福ちゃん」との愛称でも呼ばれ、人気を集めました。
その斬られ役稼業の功績を伝え知った、ハリウッド俳優のトム・クルーズがこの福本さんをリスペクトし、2003年のアメリカ・ハリウッド映画「ラストサムライ」の際には、福本清三さんは、主演のトム・クルーズを警護する寡黙な侍役として出演依頼を受け、ハリウッド俳優の仲間入りをされました。
翌年、2004年には第27回日本アカデミー賞協会特別賞を受賞。
更に、2014年の映画「太秦ライムライト」にて、初めて主演を務め、カナダの第18回ファンタジア国際映画祭の最優秀主演男優賞にも選ばれました。
⇒ http://www.uzumasa-limelight.net/
その後も、映画やテレビなどで活躍されていましていたが、昨夏に体調を崩され療養されていた矢先のこの度の訃報でした。
また、この斬られ役俳優の福本清三さんを一躍有名にする契機となったのは、大阪の朝日放送(ABC)の「探偵ナイトスクープ!」という視聴者からの依頼をタレントが探偵となって調査する番組に、1992年頃になって、熱烈なファンの方から番組に一通の依頼の手紙が届き、ファンである依頼者夫婦は「時代劇が好きで、特に多くの時代劇に出演している、お名前は知らないがいつも斬られている俳優さんが好きだ」ということに始まります。
そこで、依頼者は探偵ナイトスクープに「福本清三さんのことをもっと知りたいので、福本清三さんを是非とも『徹子の部屋』に出演させて頂き、黒柳徹子さんにいろいろ聞いて欲しい」という依頼でした。
この番組をきっかけに、黒柳徹子さんご自身もこの依頼内容を知り、本当に、本物の「徹子の部屋」にも出演する運びにもなったことから、福本清三さんも、この熱いファンの後押しがきっかけとなり、一気に知名度が上がられて、あれよあれよと全国区の俳優の仲間入りともなられたのでした。
所謂、大部屋俳優からその後の俳優人生を大きく左右したのが、TV番組へのこの一通の依頼の手紙からだったというのも、福本清三さんが、誰からも愛された時代劇俳優のお一人だったことも、うかがえる逸話ですね。
故人のご冥福を衷心よりお祈り申し上げます。合掌。
京都新聞@kyoto_np
「5万回斬られた男」時代劇俳優の福本清三さん死去 77歳 https://t.co/tr2MGKRdp3
2021年01月04日 19:37
今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。




























