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HALUの映画鑑賞ライフのBlog

~映画鑑賞雑記帳 &京都・滋賀の季節の歳時記 & 読書などのお気儘ライフ~

昨年、この『映画秘宝』は、発行元の(株)洋泉社が親会社の(株)宝島社の意向で、人員整理の名の下に、会社自体が消滅し、編集部も解散のうえ、(株)宝島社への吸収合併となり、2020年3月号を以て【休刊号】となっていた、日本一売れていた映画雑誌でしたが、新設された合同会社オフィス秘宝にて『映画秘宝』の商標権を(株)宝島社から取得し、”休刊”から約3ヶ月という異例のスピードで、今度は(株)双葉社から復刊し、新型コロナ禍の影響も受けはしながらも、今年も、古今東西の批評家・映画マニアが選ぶベストテンであり、日本最大規模の年間ランキングでもある映画秘宝のベスト10&トホホ10特集号が無事に編集・発刊されるに至った事は、非常に有り難い事ですし、喜ばしいことこの上ないですね。

 

つきましては、新型コロナウィルス禍に翻弄された1年だった、昨年(2020年度)のランキングの特集号の概要についてリストアップしようかと思います。

 

▲『映画秘宝2021・3月号』爆選!ベスト10&トホホ10!!特集号(定価:1.320円・双葉社刊)

 

古今東西の批評家・映画マニアによる、日本最大規模の映画ランキングとも呼ばれている中、今年は、新型コロナ禍の影響もあったためなのか昨年よりも20名弱少ない約150名を超える投票者で選んだ、映画秘宝ベスト10&トホホ10ですが、

 

先ずは、

<映画秘宝・爆選!2020年度ベスト10>

 

3年前の2018年・3月号から、ベスト10に輝いた作品群のヒロイン達が勢揃いしたイラスト画を表紙絵に採用されていましたが、今年はヒロイン、そしてベスト10に限らず、2020年度を賑わした映画の主役達が勢揃いするイラスト画になっておりますが、肝心の1位作品の『フォードvs.フェラーリ』や『パラサイト半地下の家族』などがイラストに全く含まれていなかったのがやや残念でした。

個人的には、その代わりに、邦画『アルプススタンドのはしの方』のヒロインまでもがイラスト化されていたのは嬉しかったです。

全体的には、今回も格好良い表紙絵に仕上がっていました。

 

♔1位:『フォードvs.フェラーリ』(2019年/アメリカ)

 

 

緊急事態宣言が発出される前に上映されていた映画の一つでしたので、ル・マン24時間レースのシーンをはじめ爆音が轟く快感がすべてとも言える映画。いま振り返っても、映画館で観る事が出来て良かったと思える作品。

カーアクション映画に見えて、実は企業ドラマ映画という点や、実話ならではのやるせない結末には思わず涙してしまう人間ドラマに長けた傑作。

クリスチャン・ベールとマット・デイモンの演技もさることながら、数々の映画音楽が秀逸で作品に高揚感を呼び起こしていました。

 

 

 

昨年度の映画秘宝のベスト1と同様に、嬉しい事に、私的ベスト10のNo.1作品でもありました。

 

 

※尚、Blu-rayソフト化が開始される前から予約注文していたほど気に入った作品でした。

 

⇒ 『フォードvs.フェラーリ』(2019年)

 

 

 

♔2位:『パラサイト 半地下の家族』(2019年/韓国)

 

 

第92回アカデミー賞において4冠&英語圏以外の作品として史上初の作品賞を受賞した作品。

カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールとアカデミー賞作品賞のダブル受賞自体も、約64年振りの快挙との事。

 

 

日本公開時には、ポン・ジュノ監督からもパンフレットにも「ネタバレがないようにお願いします。」とのメッセージを寄せてられていた事もあって、ブログ記事などに感想を書くのも非常に苦労した記憶もある作品。

 

 

従いまして、あえて作品紹介などは一切掲載しませんので、未見の方々は是非一度ご鑑賞下さればと思います次第です。

 

尚、私的には、上半期のベスト10においては、今作品も上位の方にもランキングさせていたのですが、下半期に観た映画で私が好きな映画が沢山公開されるのに従い、年間での私的なベスト10にはランキング入りさせませんでした。

 

⇒ 『パラサイト 半地下の家族』

 

 

 

♔3位:『ミッドサマー』(2019年/アメリカ=スウェーデン)

 

 

公開時にはなかなかの観客動員を記録した作品でしたので、観に行こうと思えば観に行くチャンスもあったのですが、かなりのカルト映画らしいので、あえて劇場での鑑賞を見送った作品。

 

ですので、この作品については何もコメントのしようがないので悪しからず。

 

 

現在も動画配信サービスで観る事も可能ですが、観るかどうか躊躇している作品です。

 

♔4位:『TENET テネット』(2020年/アメリカ)

 

 

この映画は、公開後いつでも観に行けると思っていたら、滋賀県大津市の大津アレックスシネマが一時閉館になったりと、他のシネコンでも、知らぬ間に都合の良い時間帯の上映が無くなったりしたために、結局、映画館で観る機会を逸してしまった作品でした。

 

 

かなり難解な映画との映画評を多く目にしていたのですが、映画館で大きなスクリーンで観るべき映画なんでしょうが、結局はBlu-ray+DVDセットを購入するに至りました。

未だ未開封なので、私も早く自宅鑑賞をして繰り返し観たいと思っています。

 

 

♔5位:『悪人伝』(2019年/韓国)

 

 

この映画も滋賀県大津市の大津アレックスシネマにてセカンド上映して下さっていましたが、予想外に観客動員が振るわなかったためか、公開期間が極端に短かった事もありますが、面白そうな作品でしたが、気が付けば観に行く機会を逸してしまっていた作品でした。

 

ですので、この作品についてもコメントのしようがないので悪しからず。

 

 

この作品は、動画配信サービスででも是非観てみたいですね。

 

♔6位:『1917 命をかけた伝令』(2019年/イギリス=アメリカ)

 

 

ワンシーン、ワンカットの長回しを継ぎ目なくつなぎ、まるでカメラを止めずに全編を撮ったかのように見せる。謂わば<全編ワンカット(風な)撮影>により、若き兵士の体験を、リアルな時間の流れ、縦横無尽なカメラワークをもって伝え、観客を戦場へといざない没入体験させる凄い映画ではありましたが、私的には、<全編ワンカット撮影>という謳い文句から、果たして一体どの様に撮影しているのかと気になって、映画自体に没入体験するよりもそればかりが気になってしまい素直に楽しめなかったのが、かなり残念ではありました。

 

 

尚、私的には、上半期のベスト10においては、今作品も上位の方にもランキングさせていたのですが、その後、下半期に観た映画で私が好きな映画が沢山公開されるのに従い、年間での私的なベスト10にはランキング入りさせませんでした。

 

⇒ 『1917 命をかけた伝令』

 

 

 

♔7位:『屋根裏の殺人鬼 フィリッツ・ホンカ』(2019年/ドイツ)

 

 

従来からの『映画秘宝』らしい作品がランクインしていますが、先ず、私は観ないジャンルの映画ですので、コメントのしようがないので悪しからず。

 

♔8位:『エクストリーム・ジョブ』(2019年/韓国)

 

 

麻薬組織捜査のため、フライドチキン店の従業員を装うという前代未聞の手段を取る麻薬捜査官の姿を描く痛快アクションコメディ映画で、非常に面白いという評判は聴いていましたが、上映している映画館がMOVIX京都の1館のみだったので、新型コロナ禍の影響もあり、感染が怖くて、新京極まで観に行く機会がなかなか無かったため劇場鑑賞を逸した作品でした。

 

ですので、劇場鑑賞していないのでコメントのしようがないので悪しからず。

 

 

この作品も動画配信サービスで観る事が出来れば是非とも視聴したいですね。

 

♔9位:『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2019年/アメリカ)

 

 

勉強ばかりしてきた女子高校生のふたりが、パーティーデビューに挑むコメディ。高校生最後となる一夜で数年分の青春を楽しもうと、お騒がせコンビが騒動を巻き起こすという作品で、興味津々でしたが、この映画についても、上映している映画館がMOVIX京都の1館のみだったので、新型コロナ禍の影響もあり、感染が怖くて、新京極まで観に行く機会がなかなか無かったため劇場鑑賞を逸した作品でした。

 

ですので、劇場鑑賞していないのでコメントのしようがないので悪しからず。

 

 

Netflixでも視聴出来るみたいですので、是非観てみたいですね。

 

♔10位:『ブルータル・ジャスティス』(2018年/カナダ=イギリス=アメリカ)

 

 

この映画は昨年公開されていたと作品でありながら、その存在さえも全く知らなかった作品ですが、10位にランキングされているところをみると、なかなか面白いアクション映画なのでしょうね。

ただ、R15+指定の映画なので、かなりハードな内容なのかも知れないですね。

 

 

私は、この作品も、劇場鑑賞していないのでコメントのしようがないので悪しからず。

 

また機会を作って、動画配信サービスで観る事が出来れば視聴したいです。

 

 

※尚、11~30位のランキングについてや、読者投票ランキングなどの詳細な情報については、ネット通販では、入手も難しいかも知れないですが、リアルな街中の書店で、今号の(株)双葉社から発行している『映画秘宝2021・3月号』の在庫を探して頂き、現物の雑誌を手に取って、是非とも購入のうえ、ご確認下さいませ!!!

 

<映画秘宝2020年度・トホホ10>

①:『キャッツ』

②:『デッド・ドント・ダイ』

③:『TENET テネット』

④:『Fukushima 50』

⑤:『チャーリーズ・エンジェル』

⑥:『新 感染半島 ファイナル・ステージ』

⑦:『STAND BY ME ドラえもん2』

⑦:『ワンダーウーマン1984』

⑦:『犬鳴村』

⑦:『新解釈・三國志』

 

※7位は同点のため4作品が同じ順位。

 

それでは、見事に、昨年(2020年度)の、日本最大規模の約150名を超える、批評家・映画マニアの方々が選ぶ映画ランキングにおいてベストテンの堂々の第1位に輝いた、ジェームズ・マンゴールド監督の『フォードvs.フェラーリ』の予告編をどうぞ!!!

 

○映画『フォードvs.フェラーリ』予告編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

京阪神3府県にも緊急事態宣言が再発出がされた、1月13日の翌日の14日(木)に、年老いた父親の希望もあって、ちょうどイオンシネマでも使用ができるdポイントが映画鑑賞チケット2人分以上貯まっていたのもあり、京都市内から、滋賀県草津市のイオンシネマ草津まで、アニメ『映画 えんとつ町のプペル』の鑑賞に出向いて来ました。

 

 

 

「素直に面白かったし感動さえさせられた作品(21.1/14・2D)」

ジャンル:ファンタジー

製作年/国:2020年/日本

配給:東宝=吉本興業

公式サイト:http://poupelle.com/

上映時間:100分

上映区分:一般(G)

公開日:2020年12月25日(金)

製作総指揮・原作・脚本:西野亮廣

監督:廣田裕介

VoiceCast(声の出演):

ゴミ人間・プペル(窪田正孝) / ルビッチ(芦田愛菜) / 父親ブルーノ(立川志の輔) / 母親ローラ(小池栄子) / スコップ(藤森慎吾) / アントニオ(伊藤沙莉) / レベッカ(諸星すみれ) / デニス(大平祥生:JO1) / レター(野間口徹) / トシアキ(宮根誠司) / スー(飯尾和樹:ずん) / アイパッチ(山内圭哉) / ドロシー(本泉莉奈) / ダン(國村隼) ほか

 

 

【解説】

お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣のプロデュースにより、イラスト、着色、デザインなど総勢33人のクリエイターによる分業体制、クラウドファンディングを使い資金を募って制作されたベストセラー絵本「えんとつ町のプペル」をアニメ映画化。

 

煙突だらけの「えんとつ町」。

そこかしこから煙が上がるその町は黒い煙に覆われ、住人たちは青い空や星が輝く夜空を知らずに生活していた。

ハロウィンの夜、この町に生きる親を亡くした少年ルビッチの前にゴミ人間プペルが現れる。

 

原作の西野が脚本、製作総指揮を務める。

監督は伊藤計劃原作の「ハーモニー」で演出を務めた廣田裕介。

アニメーション制作は「海獣の子供」「鉄コン筋クリート」などで高い評価を受けるSTUDIO4℃。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

 

吉本興業の漫才コンビであるキングコングの西野亮廣さんが作り、現在もベストセラーになっている絵本を基にアニメ映画化した作品らしいと知った上で観に行きましたが、特段に、西野さんに対して肩入れする訳ではないですが、西野さんが色々と酷く誹謗中傷なされてられるほどに、とりたてて宗教的な内容でもなかったです。


割りとちゃんとまとまってもいましたし、至極分かりやすいお話しで、スチームパンクと昭和レトロな描写を併せたような世界観も個人的に好きでしたので、素直に面白かったし、不覚にも感動さえさせられました。

 



たしかにどこかで見たような既視感のあるシーンや展開も多かったのですが、それを以て、この絵本の世界観の独創性の欠如とまでは言えないと思います。
むしろ、この映画や原作になった絵本の対象年齢から鑑みますと、夢にあふれたとても無難なお話しの作品でしたし、また、「普通」とは違う容姿や思考を持つ者は「異端者扱い」をして取り締まりの対象とされる世界観も社会風刺が利いていて、多様性社会についても訴えているような、なかなか見応えもある作品に感じました。

 



また、昨今は説明過多な映画が多い中、お話しの設定の補完を観客に委ねられても、そもそもが絵本が原作の童話なのですから受け手である観客個々人がそれらを自由に想像すれさえしたら良い話であって、説明不足云々については、私は特に不満にも感じませんでした。

 



冒頭のHalloweenの華やかなミュージカルシーンに始まり、トロッコのシーンなど手に汗握るシーンの連続だった前半部分がアニメ映画的には特に面白く演出されてました。

 

 



この絵本が訴えるところは、「世の中を牛耳る一部の大人たちが、将来の可能性を秘めた子供の自由な選択肢を奪うことはあってはならない」といった主題かと思うのですが、ちょうど香港の民主活動家たちが中国政府当局に数多く逮捕されている最中にあることを鑑みますと、「普通」じゃない容姿や思考を持つ者を「異端者」として取り締まるといった世界観がそのまま社会風刺されている様にも思え、同調圧力に屈しがちな昨今の世の中を垣間見たようで、大人目線で観ても面白かったです。

 



それと、私は、この作品の製作にまつわる裏事情や詳しい背景事情についてはよく知らないのですが、マルチ商法的だの宗教的だの文句を付けるのではなく、少なくとも、映画を愛する者の1人でしたらば、そういった裏事情を以て、この作品を判断し批判するのではなく、あくまでも純粋に、この映画自体の内容についてのみレビューや映画評をして欲しいですね。

 



散見されている批判を受ける意見の中にもあるように、たしかに、お話しの内容的には1時間未満の尺でもまとまるアニメ映画なのかも知れないですが、そもそもが絵本が原作なのですから、内容が希薄であっても当然なのであって、それを映画化に際してどのように膨らませるのかと考えた末に肉付けしていった結果、ようやく100分間といった映画になっただけで、脚本がどうだとか構成がどうのという次元ではなく、ただ純粋に絵本の世界観を大切にした結果、全体の構成がややアンバランスにも感じるアニメ映画になっただけなんだと思います。

 


それにも拘わらず、批判されている意見の中には、如何にも自らを映画通だと標榜するかのように、「プロットが不完全過ぎる」だとかと、目くじらを立て著しい低評価を下す事にいったい何の意味があるのかと甚だ腹立たしく見苦しくて仕方がないです。

 



日本を代表するアニメーション制作の職人集団「STUDIO4℃」による映像美が相変わらず素晴らしいし、主人公の”星”を信じる少年ルビッチ役の芦田愛菜さんやゴミ人間・プペル役の窪田正孝さんをはじめヴォイスキャストも豪華。

 

 

 

特に、ルビッチ役の芦田愛菜さんと父親ブルーノ役の立川志の輔さんはエンディングロールのヴォイスキャスト名を観るまで気が付かなかったくらいに役柄と声が見事にハマっていました。

 

また、スコップ役の藤森慎吾さんのマシンガントークには笑わせて頂きました(笑)。

 



音楽もまた豪華。「L'Arc-en-Ciel」のHYDEが冒頭から歌い上げ、エンディング曲には、私は、この作品で初めて知ったのですが、美しい歌声の注目歌手・ロザリーナを起用する、或いは、ALONE、秋山黄色、粉ミルクなどによる多彩な挿入曲という贅沢さ。

 



私は、年老いた父親が観に行くのを希望していたのと、映画好きの知人が「えんとつ町のプペルは、なかなか良かったよ!」と勧めるので、当初観る予定になかったこのアニメ『映画 えんとつ町のプペル』を観に行きましたが、結果的には、あくまでも私見ですが観に行って良かったです。

 



従いまして、私的な評価と致しましては、
アニメ映画としての脚本面や構成でややアンバランスな面は感じつつも、この作品を総花的に捉えますと、なかなか面白い映画に仕上がっていたと思いましたので、五つ星評価的には★★★★の四つ星評価の高評価も相応しい映画かと思いました。

 

思わず、鑑賞後に、原作の絵本まで、ネット通販で購入してしまうほどでした。

 

 

 

○『映画 えんとつ町のプペル』予告編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

京阪神3府県においても緊急事態宣言の再発出がなされる模様となった、今年の2021年1月13日(水)に、滋賀県大津市の大津アレックスシネマまで『新 感染半島 ファイナル・ステージ』の鑑賞に出向いて来ました。

 

前作の『新 感染 ファイナル・エクスプレス』が様々な人間模様までも上手く描いた非常に良く出来た感動的なゾンビ映画でしたので、その4年後を描いた続編に相当する今作についても、鑑賞前からかなり期待値のハードルを高くして観に行きましたが、率直な感想を申しますと、前作とはかなり趣が違うサバイバル・ゾンビ映画になっていました。

 

 

 

「マッドマックス風ゾンビ・サバイバル映画(21.1/13・2D字幕版)」

ジャンル:パニック/アクション映画

原題:PENINSULA

製作年/国:2020年/韓国

配給:ギャガ

公式サイト:https://gaga.ne.jp/shin-kansen-hantou/

上映時間:116分

上映区分:一般(G)

公開日:2021年1月1日(金)

監督:ヨン・サンホ

キャスト:

カン・ドンウォン / キム・ドゥユン / イ・ジョンヒョン / クォン・ヘヒョ / イ・レ / イ・イェオン / キム・ミンジェ / ク・ギョファン

 

 

 

【解説】

韓国で大ヒットを記録し、日本でも話題を呼んだゾンビパニックアクション「新感染 ファイナル・エクスプレス」の4年後を描く続編。

 

「MASTER マスター」「ゴールデンスランバー」などで知られる人気俳優カン・ドンウォンを主演に、前作から引き続きヨン・サンホ監督がメガホンをとった。

 

人間を凶暴化させる謎のウイルスが半島を襲ってから4年後。

香港に逃げ延びていた元軍人のジョンソクが、ある任務遂行のために半島に戻ってきた。

その任務とは、限られた時間内に大金が積まれたトラックをチームで回収し、半島を脱出することだった。

トラックを回収し、任務は順調かに思われたが、民兵集団によりジュンソクたちはトラックを奪われてしまう。

そんなジュンソクを窮地から救ったのはミンジョン母娘だった。

 

2020年・第73回カンヌ国際映画祭(新型コロナウイルスの影響で通常開催を見送り)のオフィシャルセレクション「カンヌレーベル」作品。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

前作があまりにも感動的で、かなり面白かったので今作も必ず劇場で観ようと思っていましたが、今作も、未知のウィルスの感染によって人間が凶暴化し、人を襲い出し、そして感染した人間に噛まれてしまうと同様の症状が発症するという、所謂、典型的なゾンビ映画という点では同じでした。

 

 

しかしながら、韓国を高速列車内を舞台にしたゾンビ映画『新 感染 ファイナル・エクスプレス』の4年後を描いてはいるものの、朝鮮半島(原題は、ペニンシュラ。【半島】の意)は、既にゾンビだらけになって世紀末の様相になっているという設定から鑑みれば、『新 感染半島』という邦題も、もはや高速鉄道(=新幹線)に引っ掛けた意味をなさなくなっており、前作の設定は、今作ではほぼリセットなされていることからすれば、もっと内容に即した邦題にしても良かった様にも思えましたね。

 

 

ちょっと、受け取りようによっては、前作のB級C級のバッタモノの映画のDVDタイトルの様にも思えて来ますので、例えばですが、もっと内容に近い『感染暴走半島』といった様な邦題にしても良かった様にも思いました。

 

 

お話の流れ的には、

元韓国の軍人のジョンソク(カン・ドンウォン)は、未知のウィルスの感染によりゾンビ化が広まった朝鮮半島を船で脱出し、その後、香港で生活していました。

そこで、彼は、3日以内に、半島に放置してあるドル紙幣の大金を積んだトラックを盗ってくる仕事を引き受けて、現在置かれている貧乏生活の境遇からの一発逆転に挑もうとするのでした。

 

 

しかし、半島には、ゾンビと戦いながらも生き延びた武装した民兵組織631部隊が支配していたのでした。

 

 

ジョンソクが、ゾンビや民兵組織631部隊に追われる中、とある姉妹に助けられるのでした。果たして、この姉妹の正体は如何に?

 

 

 

そして、ジョンソクは大金を手に入れて、無事に香港に戻ることが出来るのか?

 

といったイントロダクションの映画でした。

 

 

荒廃した街中の幹線道路や狭い路地を使いながら繰り広げられる、目にも止まらない高速ドリフト走行などのカーアクションの連続には思わず手に汗を握るほどでした。

群がってくるゾンビたちをものともせずに、猛スピードで蹴散らしながらSUVやトラックを走らせて、主人公ジュンソクを助けるのが、未だ年端もいかない10代女子のジュニ(イ・レ)。

そして、絶体絶命時に、ラジコンカーを駆使してゾンビたちの気を惹きピンチを切り抜けるジュニの妹ユジン(イ・イェオン)。

 

 

特に、10代少女のジュニ。そして彼女たちの母親ミンジョン(イ・ジョンヒョン)による迫力満点の高速ドリフト走行などに代表されるカーチェイスは一見の価値あり。

 

 

映画全体のテイストからすれば「北斗の拳」「マッドマックス2」や「マッドマックス/サンダードーム」の世界観に、「頭文字D」のカーアクションを加味したような作品でしたので、4DXやMX4Dなどで鑑賞した場合でしたらば、さぞや凄い迫力だったでしょうね。

 

 

たしかにカーアクションはかなりの部分でCG頼りではありましたが、それも闇夜の暗さで巧く誤魔化していて上手く描いてみせていましたので、私個人的にはそんなにも陳腐にも思えなかったです。

 

 

それよりも、あまりにご都合主義的過ぎる脚本が、かなり気にもなりはしましたが、面白ければ結果オーライと良い方向に考えましょう。

 

 

ただ、非常に悔やまれるのは、前作の『新 感染 ファイナル・エクスプレス』などのゾンビ映画に比べて、今作の場合には、まるでサバイバル系のシューティングゲームやドライビングゲームに興じているような錯覚にも陥ってしまい、ゾンビ自体もゲームの世界の中の敵という感じにしか見えなくて、恐ろしさがほぼ感じられなかったのが玉に瑕でしたね。

 

 

また、主人公のジョンソク役のカン・ドンウォンの鬱ろげな表情を見せ場にしようとしているのか、必要以上にスローモーションによる演出が多いのにも気になりましたね。

 

 

また、観る角度によって、カン・ドンウォンが日本の漫才コンビのアンジャッシュの渡部建さんに似ている様に見えたり、民兵集団631部隊の隊長・ソ大尉役のク・ギョファンが、漫才コンビのロンドンブーツ1号2号のロンブー淳さんにソックリだったりと要らぬところにばかり気が散ってしまい、真剣に観ていられませんでした(汗)💧

 

 

とは言え、半島に着いて直ぐのゾンビの大群を、あとで上手く活かすなど、伏線の回収も上手くて、ラストでも、感動的な演出で、ちゃんと泣かせてくれましたりと、サービス精神満点の映画であることは間違いなかったです。

 

 

従いまして、私的な評価と致しましては、

前作の『新 感染 ファイナル・エクスプレス』が極限状態に陥った際の人間ドラマを描いたゾンビ映画だとしたら、今作の場合には、ゾンビ映画の本流からすれば、本質的な恐怖感や面白味にやや欠けるのかも知れないですが、娯楽色豊かなゾンビ・サバイバル映画という点では、総花的に観れば、凄く良く出来た映画だったかと思いましたので、五つ星評価的には、さすがに前作を越えるほどではなかったですが、★★★★(80点)の四つ星評価の高評価も相応しい娯楽アクション大作だったかと思いました次第です。

 

 

日本映画でこれほどの規模の娯楽アクション大作でもあるゾンビ・サバイバル映画を製作出来るほどの映画会社などは見当たらないでしょうし、やはり世界標準を目指した映画だけに面白さも格別でしたね。

でも、私的には、人間ドラマに深みのある前作の『新 感染 ファイナル・エクスプレス』の方が好きかな。

 

○『新感染半島ファイナル・ステージ』本予告編2021/1/1〈元旦〉公開。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。