HALUの映画鑑賞ライフのBlog -110ページ目

HALUの映画鑑賞ライフのBlog

~映画鑑賞雑記帳 &京都・滋賀の季節の歳時記 & 読書などのお気儘ライフ~

自分の周りのSNSの、特にTwitterのタイムライン上では、この作品を劇場鑑賞した人たちの間でもなかなか評価が高かったので、3月20日(土)の春分の日に、京都駅八条口のイオンモール京都にあるTジョイ京都まで、朝一番の午前8時半からの上映回の鑑賞に出向いて来ました。

 

この日の祝日は、運良くなのか、朝早くからのクルマ移動でしたので、お花見やお彼岸のお墓参りなどによる他府県ナンバーを中心にした京都市内に入るクルマの流入による幹線道路の大渋滞に巻き込まれることなく、映画に間に合って良かったです。

 

今年度の11本目の劇場鑑賞作品。

 

 

「実話を基にした天才野球少女の夢の挑戦(21.3/20・2D字幕)」

ジャンル:青春ドラマ

原題:Baseball Girl

製作年/国:2019年/韓国

配給:ロングライド

公式サイト:https://longride.jp/baseballgirl/

上映時間:105分

上映区分:一般(G)

公開日:2021年3月5日(金)

監督・脚本・編集:チェ・ユンテ

キャスト:

イ・ジュヨン / イ・ジュニョク / ヨム・ヘラン / ソン・ヨンギュ / クァク・ドンヨン / チュ・ヘウン

 

 

【解説】

韓国ドラマ「梨泰院クラス」で注目を集めたイ・ジュヨンが主演を務め、プロ野球選手を目指す女子高生の奮闘を描いた青春スポーツ映画。

最高球速134キロの速球とボールの回転力が強みの女子高生チュ・スインは、高校卒業後はプロ野球選手の道へ進むべく練習に励んでいた。

しかし女性というだけで正当な評価をされず、プロテストすら受けられない。

さらに、友人や家族からも反対されてしまう。

そんな折、プロ野球選手の夢に破れた新人コーチのチェ・ジンテが赴任してきたことで、彼女の運命は大きく動き出す。

 

主人公を支えるコーチを「僕の中のあいつ」のイ・ジュニョク、母親を「無垢なる証人」のヨム・ヘランが演じる。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

私をはじめ、多くの野球ファンは「プロ野球の世界で、女の子が活躍する姿を見てみたい」とは誰しもが思い描いたことがあるのではないでしょうか。

それも出来れば一番目立つポジションのピッチャーで、球速はそれ程に速くなくても、あたかも昭和の歌謡曲のピンクレディーの『サウスポー』の詩の如く、魔球の様な変化球を駆使して、男性の強打者をきりきり舞いさせる。

漫画の世界では、水島新司先生の『野球狂の詩』の水原勇気投手がドリームボールという魔球で大活躍するなんてのもありましたが、あの当時は夢のまた夢、絶対にあり得ないと思いつつ漫画を読んでいたものでした。

 

 

現実の世界で日本で話題になったと言えば、「ナックル姫」こと吉田えり投手でしょうか。女性がプロの世界で活躍できるとすれば、彼女のようなナックルボーラーしか可能性がないだろうと思ったものでした。残念ながら、球速が100キロ前後かだとプロ野球の世界では非常に厳しいかと思ったものでした。

 

 

そんな私たちの長年の夢が叶うかも知れない映画『野球少女』ですが、私もNetflix加入者ながら、主演のイ・ジュヨンがトランスジェンダーの役で注目を集めた韓国の人気ドラマ『梨泰院クラス』はあいにくと未見。

 

今作では、”男の世界”である韓国のプロ野球界に挑む女子高校生に扮し、若くしてジェンダーの平等や多様性といったテーマを託される俳優の一人となりつつあるようですが、所謂、典型的な美人女優ではなく、クールな顔立ちと強い意志を感じさせる目力がそうしたキャスティングの一因なのかも知れないですね。

 

 

さて、そんなイ・ジュヨンが演じるのは、最高球速134キロの速球とボールの回転力が強みの天才野球少女チュ・スイン。

高校卒業後はプロ野球の球団で野球を続けることを夢見て、誰よりも練習を重ねてきた。

 

 

しかし、ドラフト会議での指名は無理にしても、女子という理由だけでトライアウト(プロ球団の入団テスト)も受けられない。

おまけに友人、家族からも反対されるのでした。

 

 

そんな時、プロを目指し夢破れた新任コーチのチェ・ジンテ(イ・ジュニョク)が赴任し、彼女の人生に変化が訪れるのでした。

 

 

プロ野球選手になる夢を叶えるため「見えない壁」に立ち向かう。そう、このスイン役には、モデルになった実在の人物がいます。

1997年、韓国で女性として初めて高校の野球部に所属し、韓国プロ野球(KBO)が主催する公式試合での先発登板を果たしたアン・ヒャンミ投手がその人でした。

イ・ジュヨンは、そんな草分け的存在となったアン・ヒャンミ投手の努力や葛藤に少しでも迫るべく、約40日間の訓練に臨み、劇中全ての野球のシーンを自ら演じてみせたのでした。

 

 

映画自体は、そんな甲斐もあってなのか、前評判通り、なかなか感動的でもあり良かったです。

 

 

本作の野球少女チュ・スインは自分で自分を諦めることはせずに挑み続けるのでした。

リトルリーグ時代から天才野球少女と評判になるものの、その実は野球少女の物珍しさが先に立つ。でも、プロ野球の選手になりたいのでした。

 

 

そんなスインの夢を、女だから野球には非力過ぎるなどと、機会の平等を得ることすらなかなかままならない。だからこそ余計にプロ野球選手になりたい願望が増すのでした。

そして、リトルリーグ時代からのチームメイトの男子生徒ジョンホ(クァク・ドンヨン)がドラフト会議で指名される。自分の方が実力があるのに、と信じる心と悔しさと羨望との気持ちでいっぱいになるのでした。

 

 

しかしながら、徐々に自分の長所・短所を知るに従って、そのチームメイトの実力にも敬服するのでした。

 

 

彼がくれた爪の保護用のマニキュアと彼のプロ野球選手としてのサインボールをお願いする場面は目頭が熱くなるほどでした。

 

 

新任コーチのチェ・ジンテ(イ・ジュニョク)は、野球少女チェ・スインの投球の長所を見つけ長所を活かした投球を教えるのでした。

今まで、豪腕の男性投手を目標にしていたチェ・スインは、自分の持ち味を活かした投球術を会得し、夢への活路を見出すのでした。

 

 

また、娘の地道な生き方を願う母親と、頑としてプロ野球選手への夢を追いかけ続ける主人公のチェ・スイン。母娘は衝突を繰り返しながらも次第に相手を理解し寄り添って行くのでした。

ヨム・ヘランが生真面目な母親役を好演しています。

 

 

後半は、トライアウト(プロ球団の入団テスト)のシーンが多くなり、一気に主人公のチェ・スインの夢追い物語になっていきますが、幕切れは本作らしい如何にも現実的なものになっていました。

ラストでの主人公の清々しい表情が強く印象に残りました。

 

 

女子高校生でありながらも球速130キロ以上を出すスインの投球シーンに関してですが、演じているイ・ジュヨンの熱演もありますが、CG処理を施しているなど、なかなか巧い撮影をしているものだなという印象が強い反面、ただ、いくら冬季に実施されるトライアウトという設定とは言え、上着のウインドブレーカーをずっと着用したままの投球は、どうにも不自然でしたが、脱げば華奢な体躯が明らかになるので、本作のチェ・ユンテ監督がそれを避けての事なのかと、ついついどうしても穿った見方をしていまいますね。

また、クライマックスシーンでの”魔球”特有のボールが揺れ落ちる軌道画像自体も全く観客にも観せないのにも拘わらず、さも凄い投球をしているかのように魅せている点は感心しました。

 

 

私的な評価としましては、

利き腕の肩を壊してしまいそうな壮絶な投げ込み練習は、いまの時代にはそぐわない練習方法で、現実には有り得なさ過ぎましたが、好意的に見れば、一生懸命さのみについては伝わっては来ました。

 

また、上着のウィンドブレーカーを脱がずに投球する不自然さなども有りはしましたが、試合のシーンがほとんど全くないにも関わらず、トライアウトでの投球シーンのみで息を呑むような張り詰めた緊張感を演出している点はなかなか巧いと思いました。

 

でも、実際に、公式試合に投手起用するとすれば、ワンポイントリリーフ的な起用になりそうですね。

それこそ本当に『野球狂の詩』の水原勇気のようですね(苦笑)

 

 

本作品は、プロ野球に挑む一人の野球少女の夢を例題として、普遍的に、固定概念や性差別の壁を乗り越えて夢に挑むことの大変さとその素晴らしさを実感させてくれる青春映画としても良く出来た作品でしたので、五つ星評価的には、★★★★(80点)の四つ星評価に相当する高評価も相応しい作品かと思いました。

 

 

○3/5(金)公開⚾映画『野球少女』予告編

 

 

 

 

 

※尚、日本プロ野球界で女性投手が活躍する姿を描いた、水島新司先生の漫画『野球狂の詩』の水原勇気投手を、木之内みどりさん主演で、1977年に実写映画化の上、当時の日活系の映画館で上映されました。

(二本立て興行の併映作品は『嗚呼!!花の応援団 男涙の親衛隊』。)

 

 

 

○吉田えり投手 ナックルボール軌道動画 スロー有り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

期間限定ポイントのdポイントの期限が迫ってきていた事もあり、貯まっているdポイントを活用しても映画鑑賞が出来るイオンシネマで、現在上映している中で何か面白そうな映画はないかと思っていたところ、昨年若くして亡くなられた、三浦春馬さんもご出演されている本作品を観ておこうと思い、時代劇映画好きな父親と一緒に、期間限定のdポイントを有効活用するべく、3月18日(木)に、滋賀県草津市のイオンシネマ草津まで劇場鑑賞に出向いて来ました。

 

集英社の週刊ヤングジャンプで連載された笠原真樹先生原作の人気コミック『群青戦記 グンジョーセンキ』という原作漫画は未読。

 

率直な感想として、

立派にSFアクション時代劇という映画としてエンタメしていましたが、一方で、ツッコミどころも満載でしたので、目くじらを立てることなく、細部に気を取られずに、それこそ”木を見て森を見ず”とならぬようにアタマを空っぽにして観れば、なかなか楽しめる娯楽作品にはなっていたかと思います。

 

結果的には、当初の目的通りに、故・三浦春馬さんの勇姿を目に焼き付けるべく劇場鑑賞したようなものでしたね。

 

今年度の10本目の劇場鑑賞作品。

 

 

 

「三浦春馬さんの台詞だけが心に沁みた。(21.3/18・劇場鑑賞)」

ジャンル:SF/アクション

製作年/国:2021年/日本

配給:東宝

公式サイト:https://brave-gunjosenki.jp/

上映時間:115分

上映区分:PG-12

公開日:2021年3月12日(金)

監督:本広克行

キャスト:

新田真剣佑 / 山崎紘菜 / 鈴木伸之 / 渡邊圭祐 / 濱田龍臣 / 鈴木仁 / 飯島寛騎 / 福山翔大 / 水谷果穂 / 宮下かな子 / 市川知宏 / 高橋光臣 / 長田拓郎 / 足立英 / 三浦春馬 / 松山ケンイチ

 

 

【解説】

集英社「週刊ヤングジャンプ」で連載された笠原真樹原作の人気コミック「群青戦記」を、「踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督が実写映画化。

新田真剣佑が単独初主演を飾るほか、三浦春馬、松山ケンイチら実力派キャストが集う。

 

スポーツ名門校で弓道部に所属する西野蒼は目立つことが苦手で、弓道場で練習に打ち込むばかりの日々を送っていた。

幼なじみの瀬野遥は、そんな蒼のことを心配している。

ある日、1本の雷が校庭に落ちた直後、突如として校庭の向こうに城が出現、校内には刀を持った野武士たちがなだれ込んでくる。全

校生徒がパニックに陥る中、歴史マニアの蒼は、学校がまるごと戦国時代、しかも“桶狭間の戦い”の直前にタイムスリップしてしまったことに気づく。

織田信長の軍勢に友人たちを連れ去られた蒼は、後に徳川家康となって天下統一を果たす松平元康と手を組み、野球部やアメフト部の選抜メンバーたちと共に立ち上がるが……。

主人公を導く松平元康(後の徳川家康)を三浦、彼らの前に立ちはだかる織田信長を松山がそれぞれ演じる。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

原作コミックは未読ながら、予告編を観て、トップアスリートが集う高校が丸ごと戦国時代にタイムスリップし、高校生達がスポーツで培った身体能力と歴史の知識を活かして戦国武将と対決し、戦国の世に衝撃をもたらすといった、あの『戦国自衛隊』的な展開かと思っていましたら、ちょっと予想していた展開とは違いました。

 

 

上映開始して、弓道部の練習風景のシーンから、ほどなくして一本の雷が落ちたと思ったら、どこからともなく現れたゾンビの様な出で立ちの薄汚れた野武士たちに、生徒達の大半が次々と斬り殺されていく地獄絵図。

 

描写的にも、野武士たちによる生徒達の殺戮シーンはかなりグロい残酷な演出で、PG-12よりも、むしろR-15に相当するレイティング規制でも良かったのではと思うほど血生臭いものでした。

 

ですので、そこには、予告編で観た様な、スポーツ技術を駆使した快進撃など全くありませんでした。

 

 

でも、そもそも考えてみれば、ルールを遵守して競うスポーツ競技と、問答無用の殺し合いでは、必死さが違うのは当たり前。

精神論からして、命の遣り取りを生業とする相手に、現代高校生が勝てるはずもないのです。

 

 

 

こうして織田信長軍からの囚われの身となった彼らに、のちの徳川家康となる松平元康(三浦春馬さん)が接触したところから、織田信長軍に連れ去られた仲間の奪還と、自分達の生き残りをも賭けた、高校生たちの熱い戦いが始まります。

 

 

そこに更に、不穏な雰囲気の漂う武将が絡むことで、歴史の改変が絡む意外な展開となり、その点では面白さが加わりましたね。

 

こうした大まかなストーリーの魅力もさることながら、今作では、多数登場する若い役者さんたちの演技もなかなか良かったですね。

 

 

突然生命の危険に晒され、仲間のために文字通り生命を賭ける高校生を、全員が熱演しています。

 

 

この演技に緊迫感がないと、観客がシラけてしまい作品自体が根底から揺らいでしまうだけに、演者全員で良い作品を作り上げようとする意気込み、一致団結したチームワークが伝わってきました。

 

 

主演の弓道部・西野蒼役を演じた新田真剣佑さんは言うまでもなく、剣道部の主将・松本考太役の鈴木伸之さん、文化系クラブの科学部・吉元萬次郎役の濱田龍臣さん、また、或いは、行方不明になっていた先輩の剣道部員・不破瑠依役の渡邊圭祐さんなど脇を固める俳優陣も大事な役どころを好演していましたし、こういったSFアクション時代劇という体裁の群像劇でありながらも、皆さん、キャラも立っていたところが良かったですね。

 

 

個人的には、空手部・相良煉役の福山翔大さんとフェンシング部・成瀬勇太役の飯島寛騎さんとの空手バカと前髪ナルシストのコンビがコメディパート的でもあって面白かったですね。

 

 

中でも、平素はTOHOシネマズの”幕間ガール”としても有名な、山崎紘菜さんも、今作では、ヒロインの弓道部女子部員・瀬野遥役として活躍して、良い演技を魅せてくれていました。

 

 

そして、今は亡き、三浦春馬さんが本作品でも、のちの徳川家康となる松平元康役として抜群の存在感を発揮されて、作品をしっかりと下支えしてくれていましたし、松平元康役が発する台詞の中で、「お主らは、たった1人の死をこんなにも悲しむことができる時代から来たのだな」というシーンなど、故・三浦春馬さんが発すると、余計に心に染みてしまいました。

 

 

逆に、三浦春馬さんに「そう、あなたの死を本当にたくさんの人が悲しんでいますよ」と言いたくなりましたね。本当に惜しい若手俳優さんを亡くしてしまいました。

 

 

また、織田信長役の松山ケンイチさんが加わるとSFアクションながらも、一応は時代劇映画のそれらしく画面上も締まって見えてくるので良かったです。

 

 

ただ、一方で、設定や演出についてなどツッコミどころは満載ではありました。

 

 

先ず、なぜ学校には教師たち大人が誰もいなかったのか。戦国時代にインターネットが何故繋がるのか。或いは、ラストの見せ場のはずの落雷を利用しての『バック・トゥ・ザ・フューチャー』そのまんまの演出が、結局、特段に手に汗を握るような展開にならないのが不思議というか面白味に欠けたり。

私的に、最も残念だったのは、タイムパラドックスのせいなのか分からないですが、戦国時代で亡くなった高校生は未来には存在しないとするのか、それとも何事も無かった様に時間の波や流れの修正力によって未来でも生きているとするのか、そこも、うやむやでよく分からない点でしたね。

 

この辺りのことを気にせずに観ることが出来るかで、本作品を楽しめる娯楽作品となるかどうかの分かれ目になるような気がしましたね。

タイムスリップものについてまわるタイムパラドックスに触れる部分も容認出来るか否かで楽しみ方も変わってくるかも知れないですね。

では、このタイムスリップの顛末はいったいどんな結末を迎えるのか。ラストは自分自身の目でお確かめ下さい。

 

 

私的な評価と致しましては、

冒頭に述べました感想の通り、立派にSFアクション時代劇という映画としてエンタメしていましたが、一方で、ツッコミどころも満載でしたので、目くじらを立てることなく、細部に気を取られずに、それこそ”木を見て森を見ず”とならぬようにアタマを空っぽにして観れば、なかなか楽しめる娯楽作品にはなっていたかと思います。

 

結局、結果的には、当初の目的通りに、故・三浦春馬さんの勇姿を目に焼き付けるべく劇場鑑賞したようなものでしたね。

 

従いまして、SFアクション時代劇という映画の出来映えとしては、細部に亘り、ツッコミどころが満載で詰めが甘い点を勘案し、五つ星評価的には、本来ならば、★★★☆(70点)くらいが妥当な評価になるところですが、故・三浦春馬さんの演技を見届けられた点を考慮の上、☆(10点)を加点致しまして、総合的な評価としましては★★★★(80点)の四つ星評価の高評価も相応しいとした次第です。

 

 

○映画『ブレイブー群青戦記ー』予告編90秒

 

 

 

○UVERworld『HOURGLASS』(映画『ブレイブ -群青戦記-』コラボver.)

 

 

 

 

 

○三浦春馬「Night Diver」Music Video

 

 

○三浦春馬「Fight for your heart」Music Video

 

 

 

※尚、今後、劇場公開予定の映画として、故・三浦春馬さんの遺作には、NHK特集ドラマの『太陽の子 GIFT OF FIRE』の 《劇場版》を遺すのみとなりました。(新型コロナウィルスの感染者の再拡大の影響がなければ、今年度内に公開予定とのこと。)

 

○NHK特集ドラマ『太陽の子』:https://ameblo.jp/halu7100/entry-12617923187.htm

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【三浦春馬さん関連の遺作関連(舞台劇・CDなど)】

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

ちょうど、映画アネモ編集部のTwitterの懸賞で『痛くない死に方』の公式ガイドブックに当選したご縁も有り、先日の『心の傷を癒すということ 劇場版』に引き続き、柄本佑さん主演の今度は終末期医療の映画を、3月12日(金)に、久しぶりに、四条烏丸にある、ミニシアターの京都シネマまで鑑賞に出向いて来ました。

 

※尚、傘寿を過ぎた年老いた父親と一緒に鑑賞に出向くのにも、「未だ新型コロナウィルスの感染が怖いから」とのことで、京都市営地下鉄ではなく、あえてクルマで四条烏丸まで行ったので、駐車料金が余分に、2.200円も掛かってしまいました。トホホ。

 

在宅医療のスペシャリスト、在宅医・長尾和宏さんの著作の原作は未読。

 

自宅で迎える終末期医療をめぐる患者とその家族、医師の葛藤。

作品自体は地味ながらキャスト陣は、なかなかかなり豪華でした。

 

 

今年度の9本目の劇場鑑賞作品。

 

 

「点滴で溺れ死ぬより枯れて死ぬ(21.3/12・劇場鑑賞)」

ジャンル:人間ドラマ

製作年/国:2021年/日本

配給:渋谷プロダクション

公式サイト:http://itakunaishinikata.com/

上映時間:112分

上映区分:一般(G)

公開日:2021年2月20日(土)

原作:長尾和宏

監督・脚本:高橋伴明

キャスト:

柄本佑 / 坂井真紀 / 余貴美子 / 大谷直子 / 宇崎竜童 / 奥田瑛二 / 大西信満 / 大西礼芳 / 下元史朗 / 藤本泉 / 梅舟惟永 / 諏訪太朗 / 田中美奈子 / 真木順子 / 河内浩 / 齋藤隆介 / 内山澄子 / 亜湖 / 長尾和宏 / 田村泰二郎 / 東山明美 / 安部智凛 / 石山雄大 / 幕雄仁 / 長澤智子 / 鈴木秀人 / 芳野友美 / 高橋K太 / 本田璃佳 / 北原杏樹 / 有山実俊

 

 

【解説】

在宅医療のスペシャリスト、長尾和宏によるベストセラー「痛くない死に方」「痛い在宅医」を、「禅 ZEN」「赤い玉、」の高橋伴明監督・脚本で実写映画化。

在宅医師の河田仁は、末期の肺がん患者・井上敏夫を担当することに。敏夫は娘の智美の意向で、痛みを伴いながら延命治療を続ける入院ではなく「痛くない在宅医」を選択したのだが、結局苦しみ続けてそのまま亡くなってしまう。

あのまま病院にいさせた方が良かったのか、自宅に連れ戻した自分が殺したことになるのではないかと、自分を責める智美の姿に衝撃を受ける河田。

在宅医の先輩である長野浩平に相談した彼は、思わぬ事実を突きつけられる。

主演は「火口のふたり」の柄本佑。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

在宅による終末期医療を描いた本作。

前後編に分かれた二部構成になっており、前半は、自宅での緩和ケアで、痛み苦しんで壮絶な死に方をした患者・大貫敏夫(下元史朗さん)の場合として描かれており、とにかく終末期医療のつらさをこれでもかこれでもかと見せつけられます。

末期の肺ガン患者の役柄の下元史朗さんの演技力も凄まじく、また介護する側の大貫敏夫の娘・井上智美(坂井真紀さん)の演技もリアルで、それを観せられる側の観客もかなりのダメージを受けるほどに疲れてしまうくらいでした。

 

 

事務的な電話での対応に終始してしまい、その苦痛の要因の一端を担ってしまった主人公の若き在宅医・河田仁(柄本佑さん)のその後の成長を通して描かれる後半部分については、先ずは、ベテラン医師・長野浩平(奥田瑛二さん)の下で学び、在宅医としてあるべき姿を模索するのでした。

 

 

 

そして、その2年後、同じく末期の肺ガン患者・本多彰(宇崎竜童さん)を担当することになった河田は、以前と全く違うアプローチからの向き合い方をするのでした。

 

 

後半の在宅医療を選んだ本多彰の場合には、最初に適切な医療を受けられずに、苦しみ続けて亡くなった末期ガン患者・大貫敏夫のケースとは異なり、「こういう風に死にたい」という終末期にある患者の理想を反映させて、チューブや機械に繋がれて、なおつらい闘病を強いられ、「回復の見込みがないのならば、安らかにその時を迎えたい」と思う、所謂、「平穏死」「自然死」を望む方々が、終末期医療について事前に自分の意思を記しておく【リビング・ウィル(終末期医療における事前指示書)】の考え方も示し、自らの意思で「生」を全うしようとする本多の飄々とした姿を生き生きと描いていました。

 

 

とりわけ、宇崎竜童さんが扮する末期肝ガン患者・本多彰の役柄が、あたかも小泉純一郎元首相のような風貌で、地のままに演じてられるかのような明るい患者さんの役柄で、劇中の登場人物のみならず、私たち観客までをも笑わせてくれていました。

 

 

本多彰役の宇崎竜童さんと、看護師の中井春奈役の余貴美子さんとの熟男熟女による掛け合い漫才のような、オムツ交換や麻薬ネタには思わず笑ってしまいましたし、「棺桶が 軽くなるよに 減量中」「病得て 今ならわかる 妻の愛」といった風に、在宅で死を迎えることを選んだ本多は、その時々の気持ちを川柳にしたためて、河田仁医師や妻の本多しぐれ(大谷直子さん)と共にたまには酒をたしなみ、タバコも吸う。生きる喜びを最期まで感じさせるのでした。

 

 

そして、私がこの映画を通して初めて知ったのは、

 

・終末期医療について事前に自分の意思を記しておく【リビング・ウィル(終末期医療における事前指示書)】の考え方とその実践方法について。

 

・また、抗ガン剤をはじめ、病院が勧める治療を頑なに拒否する患者は、自宅で具合が悪くなっても入院を拒否されることがあるといった最悪「入院難民」という状況も覚悟しなければならないこと。

 

・そして、痛み止めのモルヒネなどの合法医療麻薬は最近では胸に貼り付けるバッチタイプの薬も多いということ。

 

等など学ぶことが多かったです。

 

 

余命宣告を受けたら、病院でチューブや機械に繋がれて、長期間に亘り、高額で、苦痛を伴う延命治療を受けるのか、それとも自宅で、家族に見守られながら穏やかに自然死するのか。

どちらも、痛みに関しては皆無ではないですし、自宅の場合、在宅医や看護師のプロの手を借りたとしても家族の負担はありますし、かなり大きいとは思われます。

 

 

今回この映画を鑑賞をして、ガン患者である私の母親も、事前に自分の意思を記しておく【リビング・ウィル(終末期医療における事前指示書)】は、予てから母親自身が主治医から聞いて、家族みんなにも延命治療拒否の意思表示について便箋に書いて渡していましたが、正式なヒナ形の書式のあり方などについては、エンディングロール前の字幕テロップのほか、今回、映画アネモ編集部のTwitterの懸賞で当選した、公式ガイドブックである、【映画『痛くない死に方』読本】の中にも、見開き2ページに亘って詳細な説明が載っていましたので大変勉強になりました。

 

▲映画『痛くない死に方』読本(ブックマン社刊、定価1.100円+税)

 

その他、全128ページに亘って、高橋伴明監督はじめ各主要キャストの独占インタビュー記事に留まらず、「看取る家族のための医療用語」から「人が死ぬとき」を考えるためのヒントが満載の公式ガイドブックでしたので、是非ご購入をお勧めしたいですね。

 

また、両親のみならず自分自身の終活。

終末期医療について考えておきたいと思いました次第です。

 

高橋伴明監督いわく「ポックリ逝くのが一番の理想の死に方」とのことですが、私も出来れば、何れ来たるときが来たら家族や親族の負担を掛けない方法で逝きたいですね。

 

 

私的な評価としましては、

在宅医療を手掛けられている兵庫県尼崎市の医師・長尾和宏さんの著書が原作で、映画の医療監修も務めてもらったとは言え、終末期医療という重いテーマを扱いながらも、患者をただ生かすことが盲目的な至上命題となっている医師、延命治療で患者の苦しみを経営土台としている大病院、在宅医療で苦しむ患者とその家族など、終末期医療で起こっている様々な問題を、脚本も手掛け、ユーモアも交えたエンタメ作品として昇華させた高橋伴明監督の手腕が見事に輝る映画でした。

 

従いまして、五つ星評価的には、ほぼ満点の★★★★☆(90点)の四つ星半評価の高評価も相応しい作品かと思いました。

 

○映画『痛くない死に方』予告編

 

 

本作の関連ドキュメンタリー映画『けったいな町医者』の方も機会があれば是非とも観てみたいほどでした。

 

 

 

○ドキュメンタリー映画『けったいな町医者』予告編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

【訃報】 平成を代表する偉大なる柔道家・古賀稔彦さん逝去。

 

 

鮮やかな背負い投げを持ち味に「平成の三四郎」との異名も持ち、1992年のバルセロナ五輪の柔道71㎏級では大会直前の稽古の際に右膝に大怪我を負いながらも金メダルを獲得されるなど、オリンピック3大会に出場された、平成を代表する柔道家の一人の古賀稔彦さんが、3月24日の朝、ガンのために亡くなられたとのこと。

 

関係者筋によりますと、古賀さんは去年ガンの摘出手術を受けて、療養を続けていた矢先だったとのことです。

享年53歳。私と同学年のためショックもかなり大きいです。

 

謹んで故人のご冥福を心よりお祈り申します。合掌。

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。