相変わらず、今年に映画館で鑑賞済みで未だ感想をブログ記事化出来ていない作品が、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』、『カミング・ホーム』、『ハムネット』と3作品分が残ったままだったのに加えて、更に、今年の春の大型連休が明けて以降、まとまった時間が作れたので、先日にブログ記事化をした『サンキュー、チャック』に続き、本作品の『スマッシング・マシーン』や『スター・ウォーズ:マンダロリアン・アンド・グローグー』に『幕末ヒポクラテスたち』を観に行ったりする余裕も出来たため、『サンキュー、チャック』の鑑賞から約1週間後の先日の5月21日(木)に時間が作れたので、今回も、5月15日(金)から公開していた『スマッシング・マシーン』を観に、京都市南区にあるイオンシネマ京都桂川まで、2D字幕DolbyATMOS上映に行ってきました。
今作も記事にするのが劇場鑑賞から早1か月以上遅れてしまい、今更ながらにはなりますが、備忘録的に拙ブログにも、あくまでも記録として感想記事を残しておきたいと思います。
今年度の11本目の劇場鑑賞作品。
(今年度のイオンシネマ京都桂川での4本目の劇場鑑賞作品。)
「敗北と鎮静剤中毒からの再起を図る姿の再現はドラマ化の価値有り(26.5/21・2D字幕ATMOS上映)」
ジャンル:伝記ドラマ/人間ドラマ
原題または英題:The Smashing Machine
製作年/国:2025年/アメリカ
製作会社:A24 / セヴン・バックス・プロダクションズ
配給:ハピネットファントム・スタジオ(米国配給:A24)
公式サイト:https://a24jp.com/films/smashingmachine/
上映時間:123分
上映区分:一般(G)
劇場公開日:2026年5月15日(金)
【スタッフ】
企画原案:実録ドキュメンタリー映画『The Smashing Machine:The Life and Times of EXtreme Fighter Mark Kerr』(2002年・HBO製作)
製作:ベニー・サフディ / ドウェイン・ジョンソン / イーライ・ブッシュ / ハイラム・ガルシア / デビッド・カプラン
製作総指揮:トレイシー・ランドン
撮影:マセオ・ビショップ
美術:ジェームズ・チンランド
衣装:ハイディ・ビベンズ
特殊メイクデザイナー:カズ・ヒロ
音楽:ナラ・シネフロ
キャスティング:ジェニファー・ベンディッティ
脚本・編集・監督:ベニー・サフディ
【キャスト(配役名)】
ドウェイン・ジョンソン(マーク・ケアー) / エミリー・ブラント(ドーン・ステープルズ:恋人) / ライアン・ベイダー(マーク・コールマン:総合格闘技界の先輩でありトレーニングパートナーであり盟友) / バス・ルッテン(本人役:オランダ出身の総合格闘家兼トレーナー) / オレクサンドル・ウシク(イゴール・ボブチャンチン) / 石井慧(エンセン井上) / 大沢たかお(榊原信行:「PRIDE」主催者) / 光浦靖子(通訳:「PRIDE」運営スタッフ) / 布袋寅泰(本人役) その他
(以上、映画.comより引用抜粋し、劇場パンフレットからの情報を一部加筆。)
【解説・あらすじ】
日本中を熱狂させた総合格闘技の祭典「PRIDE」の創成期に活躍した格闘家マーク・ケアーの知られざる軌跡を、プロレスラーのザ・ロックとしても知られる俳優ドウェイン・ジョンソンが主演・製作を務めて映画化。
1997年に総合格闘技デビューしたマーク・ケアーは、無敗のまま頂点へとのぼりつめる。UFCでの連覇を経て日本のPRIDEでも快進撃を見せた彼は、「霊長類ヒト科最強の男」の異名で恐れられる存在となるが、その重圧は彼の心を静かに蝕んでいた。
ケアーは徐々に鎮痛剤への依存を深め、恋人ドーンとの関係も悪化していく。やがて初めての敗北を経験した彼は、ついに自らの弱さと向き合い、人生の再起をかけてもう一度リングに立つことを決意する。
2002年の同名の実録ドキュメンタリー映画に感銘を受けたドウェイン・ジョンソンが自ら映画化権獲得に動き、屈強な男にのぞく繊細な一面を丁寧に演じた。ケアーの恋人ドーンをエミリー・ブラントが演じ、日本からも大沢たかお、石井慧、光浦靖子、布袋寅泰などが出演。
「アンカット・ダイヤモンド」など兄ジョシュとの共同監督作で高く評価されてきたベニー・サフディが長編単独初監督を務め、2025年・第82回ベネチア国際映画祭にて銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した。
日本人メイクアップアーティストのカズ・ヒロ率いるチームが特殊メイクを手がけ、第98回アカデミー賞でメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネート。
(以上、映画.comより引用抜粋し、一部加筆。)
イントロダクション
伝説の格闘技家マーク・ケアーの1997年から2000年に焦点を当てた再現ドラマ。
元レスリング選手だったマーク・ケアーは、トレーニングパートナーでもある盟友マーク・コールマンの総合格闘技大会UFCでの活躍を見て、自身も、1997年1月に総合格闘家としてデビュー後、敗北という文字を知らずして頂点へとのぼりつめるのでした。
全米での総合格闘技大会UFCを連覇した後、活躍の場を、日本の格闘技の祭典PRIDEへ移しても、尚、快進撃を見せた彼は、「霊長類ヒト科最強の男」の異名で恐れられる存在となりますが、その重圧は彼の心を静かに蝕んでいました。
徐々に鎮痛剤の依存し中毒症となり、それもあって、同居する恋人ドーン・ステープルズとの仲もギクシャクしていたのでした。
そんな折り、PRIDEに出場するも、イゴール・ボブチャンチンとの対戦でグラウンド状態での膝蹴りで初めて失神KO負けを喫してしまうのでしたが・・・。
といったイントロダクションの映画でした。
サフディ兄弟が各々で、東京を舞台にした映画を監督するという偶然の一致。
本作は、2002年にHBOで製作・配信された伝説の格闘家マーク・ケアーの同名タイトルの実録ドキュメンタリー作品を下敷きとした再現ドラマとして映画化。2025年・第82回ベネチア国際映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)受賞作。
兄ジョシュと共にこれまで共同監督として高い評価を受けてきたベニー・サフディが長編単独初監督を務めた作品。
今回からそれぞれで単独で映画を作っていく方向との事みたいですが、何故だか兄ジョシュの『マーティ・シュプリーム』もこのベニーの『スマッシング・マシーン』もアスリートが主人公で東京が決戦の舞台という、偶然にしてはこの一致が面白い。
但しながら、『マーティ・シュプリーム』の方は主人公のマーティが卓球で勝利するまで、この『スマッシング・マシーン』の方は主人公のマーク・ケアーが完膚なきまでの敗北を喫した後に開放感を得るまでの葛藤の軌跡を描いている点は大きく異なります。
▲兄ジョシュ・サフディによる単独監督作品の『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』(2025年)の感想記事です。
もしもご興味が惹かれましたらば是非お目をお通し下さいますれば幸甚に存じます。
敗北と鎮静剤中毒からの再起を図ろうとする姿に再現ドラマ化の価値有り!
「霊長類ヒト科最強の男」と呼ばれながらも几帳面で繊細すぎる格闘技家マーク・ケアーがそのメンタル面での強さを維持するためにどんどんと鎮痛剤に依存し中毒化していくのでした。
そんな男に付き合う恋人ドーン・ステープルと、親友であり同じく総合格闘家のマーク・コールマン、また、オランダ出身の総合格闘家で古くからの馴染みのトレーナーでもあるバス・ルッテンをなんとご本人が出演し、以下の海外版の米国本国の映画ポスターに写っている彼ら4人がメインの登場人物となります。
その中でも、ライアン・ベイダーが演じる、盟友のコールマンが精神的に落ち着いた性格の人物で実に頼りになります。
それに引き替え、恋人のドーン・ステープルズは、主人公よりも所謂”かまってちゃん”的な、実に煩わしい面倒臭い性格のために、神経質なマーク・ケアーとはしょっちゅう衝突してしまうのでした。
そんな恋人ドーン・ステープル役にエミリー・ブラントをキャスティングしたのは大正解。彼女の演技巧者ぶりを充分に発揮していたかと思いました。
総合格闘家の強さだけではなく、むしろ精神面の脆さや葛藤を描くのがメインのお話しになっていたので、決して派手さはないのですが没入感が凄くある作品になっていました。
それにしても、リングネーム「ザ・ロック」として過去にWWEのマット上でプロレスラーとしても大活躍していたドウェイン・ジョンソンが今回映画化権を買い取ってまで、この伝説の格闘技家マーク・ケアー役を演じたかったのが分かるほど、その成り切り度合いが半端なかったです。
また、実際のマーク・ケアーに比べてドウェイン・ジョンソン自身の体格はかなり大きいのですが、それも気にならないくらいに、特殊メイキャップ担当のカズ・ヒロによる特殊メイキャップ技術もさることながら、全く違和感なかったですね!
ただ、丸坊主にしてから以降は、マーク・ケアーというよりも、ザ・ロック様そのものでしたけれどね(汗)💦
ただ映画を観た人の中には、「HBOの実録ドキュメンタリー作品のそのまんま内容をコピーしていただけでガッカリだった!」という辛辣な意見もX投稿などSNS上で一部散見していたようですが、日本での総合格闘技の祭典「PRIDE」を知らなかった方々に向けても、私個人的には、あえて再現ドラマ化をする意味もあったかと思いました。
舞台となる東京が全く違和感ない描写!
日本からの出演者として、「PRIDE」の主催者・榊原信行役に大沢たかおさん。通訳・「PRIDE」運営スタッフ役に、お笑い芸人の光浦靖子さん。特に、光浦靖子さんですが、今回がハリウッド映画デビュー作品とは思えないほど落ち着いた司会進行の演技で意外に良かったでした。
また、布袋寅泰さんが実際の「PRIDE」で披露したエレキギターで君が代を弾くシーンを再現していたのも印象的でした。
金髪なだけで藤田和之役が全く似ていない中、”大和魂”・エンセン井上役に石井慧さんが演じてられましたが、意外に似ていて思わずニヤリとしてしまいました(笑)。
何気に舞台となる日本の東京の描写などが、所謂ステレオタイプな「なんちゃって日本」的描写では決してなくて、東京ドームでの控え室のシーンなどでも、ちゃんと2000年当時の大ヒット曲・B'zの稲葉浩志さんの「今夜月の見える丘に」の歌声がバックにさり気なく流れていたりと、マーク・ケアーの半生を描いた元ネタのドキュメンタリー作品が元々あるにせよ、非常に良く出来た映画かと思いました。
私的評価:★★★★☆(90点)。
私的な評価としましては、1997年から2000年の総合格闘技の祭典「PRIDE」の創成期に活躍した伝説の格闘技家マーク・ケアーに扮するザ・ロック様ことドウェイン・ジョンソンの成り切り度合いが半端なくて、映画化権を買い取ってまで製作・主演をしたかったのが十二分に理解出来るような細部にまで拘った良く出来た映画でした。
ただこの映画を観た格闘技ファンの中には、「HBOの実録ドキュメンタリー作品のまんま内容をコピーしていただけでガッカリだった!」という辛辣な意見もX投稿などSNS上で一部散見していたようですが、日本での総合格闘技の祭典「PRIDE」を知らなかった方々に向けても、私個人的には、あえて再現ドラマ化をする意味もあったかと思いましたので、五ツ星評価的には四ツ星半評価の★★★★☆(90点)も相応しい作品かと思いました次第です。
また、個人的には、打撃系格闘技「K-1 Grand Prix」の無敵のファイターであり、惜しまれつつも白血病にて享年35で早世した「青い眼のサムライ」こと、必殺技「かかと落とし」でも有名だったアンディ・フグの半生の再現ドラマ化した映画を観てみたいですね!
※【かかと落とし】伝説の格闘家アンディフグのヤバすぎるKO試合【格闘技 K-1】
〇映画『スマッシング・マシーン』本予告|5.15 FRI ROADSHOW
〇エルヴィス・プレスリーver.の「マイ・ウェイ」|Elvis Presley - My Way (Aloha From Hawaii, Live in Honolulu, 1973)
〇Limelight · The Alan Parsons Project
〇B'z / 今夜月の見える丘に(TBS日曜劇場『ビューティフルライフ』主題歌)
今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。






















