『インクレディブル・ファミリー』(2018年) #イオンシネマ草津 #PIXAR #アニメ映画 | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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未だブログ記事化していない劇場鑑賞済みの映画が計9本ある中、このディズニー・PIXARアニメの『インクレディブル・ファミリー』の公開の時期に合わせて、ちょうどフジテレビ系列の土曜プレミアムの時間枠にて、地上波放送で本編ノーカットにて放映されていた、遡ること、今から14年前の2004年に、米国アカデミー賞にて長編アニメーション映画賞並びに音響編集賞の2冠に輝いた前作の『Mr.インクレディブル』をHDD録画しておいた物を、父親と一緒に観て、「すごく面白かったから続編があるのなら、映画館に観に行こう!」というリクエストを受けて、この続編の『インクレディブル・ファミリー』を、お盆の<五山の送り火の日>の8月16日に鑑賞してきましたので、取り急ぎ、公開して間もない、今が旬のこのPIXARアニメ映画をご紹介したいと思います。

 

 

 

 

「前作の方が一致団結して面白かったかも(18.8/16・2D吹替版)」

ジャンル:アニメ/ファミリー

原題:INCREDIBLES 2

製作年/国:2018年/アメリカ

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/incredible-family.html

上映時間:本編118分+短編アニメ約8分

公開日:2018年8月1日(水)

監督:ブラッド・バード

VOICEキャスト(声の出演):

三浦友和(ボブ)、黒木瞳(ヘレン)、綾瀬はるか(ヴァイオレット)、山崎智史(ダッシュ)、斎藤志郎(フロゾン)、後藤哲夫(エドナ・モード)、高田延彦(アンダーマイナー)、小島瑠璃子(ヴォイド)、サンシャイン池崎(ヘレクトリクス)ほか

 

 

 

【解説】

第77回アカデミー長編アニメ映画賞を受賞したディズニー/ピクサーの大ヒット作「Mr.インクレディブル」の14年ぶりとなる続編。

スーパーパワーを持つボブたち家族は平凡な日常を送っていたが、ある出来事をきっかけに、母ヘレンがイラスティガールとしてヒーロー活動をすることに。

多忙になった彼女の代わりに家事と育児を任されたボブは、底知れない能力を秘める息子ジャック・ジャックの世話に悪戦苦闘。

そんな中、新たな敵が家族の前に立ちはだかる。

ブラッド・バード監督が前作に続いて監督・脚本を手がけ、声優陣もボブ役のクレイグ・T・ネルソン、ヘレン役のホリー・ハンターら前作のキャストが続投。

日本語吹き替え版もボブ役に三浦友和、ヘレン役に黒木瞳、長女ヴァイオレット役に綾瀬はるか、謎の敵アンダーマイナー役に高田延彦ら前作のメンバーが再集結した。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

 

 

 

何故に、14年間もの長きに亘り続編の製作が待たされたのかは理由は解りませんが、映画自体のお話しについては、14年もの時間を経過しているにも拘わらず、前作のエンディング直後からお話しを直接繋げて開始出来るのは、実写であれば個々の俳優陣が歳を取ってしまうので困難ですが、そこがアニメならではの優位性を存分に発揮していましたね。

 

 

<スーパーヒーロー活動禁止法>により、素性を隠して普通の人として暮らしていた元スーパーヒーローが、正義のために立ち上がる!と言ったヒーローの再生と家族の絆をアクション満載で描いた前作『Mr.インクレディブル』。

 

 

あの愛すべきヒーローたち一家が帰って来る!

 

前作では家族に隠れてスーパーヒーローとして活動した結果、家族まで危険な目に巻き込んでしまったボブ・バーことMr.インクレディブル。

今作では同じ過ちは冒さないとばかりに、今回はまさかのイクメンの主夫業に専念!?

 

 

 

 

末っ子の赤ん坊のジャック・ジャックの超人パワーの覚醒をはじめ、長女のヴァイオレットの思春期ならではの恋の悩みや、長男のダッシュの数学の宿題にも悪戦苦闘する毎日。

 

 

 

 

一方、その夫ボブに代わって今作でヒーローとしてメインに活躍するのは、妻でありママのヘレン。元々、結婚するまではイラスティガールという名前でヒーローとして活動していただけに街の平和を守るのはお手のもの。

 

 

 

 

イラスティガールを中心にお話しを進めるのは現代社会の女性進出など世相を反映させようとしている意図も分かるので別に良いのですが、散々それで引っ張った割りには本来の敵がショボいし、そこまで謀ろうとする動機付けが弱かった様に思えたのが残念でしたね。

 

 

また、前作では、全てのキャラクターにも個々の能力に応じた、ちゃんとした見せ場がある中、非常に上手くまとまっていて、家族の信頼関係も強く感じさせるお話しで良かっただけに、今回の続編は、ヒーローの日常生活に重点を置くのは良いのですが、焦点がややぼやけてしまって、もう少しスーパーヒーローとしての活躍の見せ場のありようもあったのではないかと思える部分も多くその点が残念でしたね!

 

 

そばに座っていた幼い子供の観客達もヒーローの見せ場が少ないので、半ば飽きて来ていた様子でしたので、どちらかと言うとお話しの切り口が何気に大人向きのアニメ映画になってしまっていた様にも思えましたね。

 

 

 

そして、予告編やCMで再三登場していたジャック・ジャックの超人パワーが加わることで、更に、より面白くなることも期待していましたが、ジャック・ジャックにも思ったほどの活躍の場もほとんどないし、心が和むシーンとしての演出としては良かったのですが、ハラハラドキドキする様なスーパーヒーロー映画としての活躍の面白味がイマイチ発揮出来ていなかった様にも思えました。

 

 

前作の出来栄えが良過ぎたために、続編の今作と前作とを比較すると、どうしても見劣りがちに映ってしまうのかも知れないですが、面白くて大好きな作品でもありますので、視点を、初心であるところのスーパーヒーローの再生と家族の絆を描く物語として、家族の一致団結の活躍の場を、より一層描いて欲しいですね。

 

 

 

Mr.インクレディブル(ボブ)の古くからの親友のフロゾン(ルシアス・ベスト)が水分を氷結させるパワーで、今作でも手助けしてくれる点は良かったですけれどね。

 

 

あと、今作でも登場のエドナ・モードもジャックジャックの子守りを手伝ってくれる役回りは良かったですね。

 

 

前作では、こんなにも暗い印象の長女のヴァイオレットが今作ではどことなく、かなり可愛く成長している辺りも、綾瀬はるかさんの声の出演でも上手くその成長ぶりも表現されていましたね。

 

 

 

 

私的な評価と致しましては、

前作の『Mr.インクレディブル』を満点評価と評価しますと、続編の今作は14年も待った期待値が大きかった分、見る目も厳しくなりますので、五つ星評価的には、高評価ながらも、四つ星評価の★★★★(80点)くらいの評価が相応しい作品かと思いました次第です。

確かに、前編を観ていなくても、この続編の今作品単体でも愉しめる作りになっていた点は、さすがディズニー・PIXARアニメ映画だとは思いましたけれどね。

 

●同時上映短編アニメ『bao(バオ)』

 

 

 

 

 

 

 

また一緒に観に行った父親は、本編上映前の短編アニメ『bao(バオ)』がなかなか気に入った様子で、手塩に掛けて育てた子供が巣立つ寂しさから、或る日、手作りの中華まんに命が宿るという内容のショートムービーが可愛くて良かったらしいです。

 

▲パンフレット以外にも思わずボトルキャップマスコットまで購入。

パンフレット(667円+税)&ボトルキャップマスコット各750円(2種類のみ)。

 

 

●『インクレディブル・ファミリー』日本限定スペシャルクリップVol.1

 

 

 

●『インクレディブル・ファミリー』日本限定スペシャルクリップVol2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。