『マンハント』(2017年) #追補 #イオンシネマ久御山 #FMうじ #福山雅治 | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

HALUの映画鑑賞ライフのBlog

~映画鑑賞雑記帳 &京都・滋賀の季節の歳時記 & 読書などのお気儘ライフ~

先日の2/4(日)には、イオンシネマ京都桂川にて『スリー・ビルボード』と『羊の木』をハシゴ鑑賞したのですが、生憎と、未だブログ記事にするのが追いついていない状況で申し訳ないのですが、その前に、鑑賞の順序は前後してしまいますが、一昨日の振替休日である2/12(火)に、この日も、彼女と一緒に、映画を2本ハシゴ鑑賞してきました『マンハント』と『今夜、ロマンス劇場で』の方を、先にブログ記事にして紹介させて頂きたいと思います。

 

 

 

今回は、昨年に、『キングコング・髑髏島の巨神』の鑑賞に行って以来のイオンシネマ久御山での鑑賞でした。

 

 

と言うのも、私の住まいは京都市内の為に、受信エリアからは、かなり離れているのですが、Twitterでその存在を知って以降、インターネット放送にて聴いている、コミュニティラジオ局のFMうじ(エフエム宇治放送)のプレゼントに応募して、見事に当選!

当選したのが、イオンシネマ久御山にて使用出来るペアの無料観賞券でしたので、今回久し振りに赴いた次第でした。

 

 

(※来館当日は、振替休日でしたので、かなり混み合っていましたので、イオンシネマ久御山の施設内にて写真を撮ることが出来なかったので勝手乍ら参考画像を拝借しました。)

 

しばらくぶりに来館して驚いたのが、先ず、イオンシネマ久御山と言えば、イオンシネマ系列のシネコンの中でも最古参の古めかしい設備で有名だったのが、チケット売場に新規に5台ほどの自動券売機を導入し、映画の開場開始の順番もちゃんと電光掲示板で知らせる様に設備改善がなされていた点でした。

この改善により、以前に比べて、待合フロアが大きく採る事が出来て、待ち時間の待機用にと、ソファなども数多く配置されていて、すごく居心地が良くなっていましたね。

 

 

しかしながら、いざ劇場の中に入ってみますと、劇場の前は他の新しいイオンシネマ系列のシネコンの様な電光掲示板とは異なり、立て札による作品名の案内のままでしたし、劇場内の座席も新調した形跡もなく、従来通りの古臭い設備のままだったのがやや残念でした。

 

 

▲『君よ憤怒の河を渉れ』(1976年)

 

▲『君よ憤怒の河を渉れ』(中国の題名:『追補』)の中国版ポスター。

 

で、先ずは、彼女と一緒に、イオンシネマ久御山の無料観賞券を使用して観た1本目の作品は、この日、2/9(金)から公開4日目。

過去に故・高倉健さん主演に中野良子さんや故・原田芳雄さん等の共演にて映画化された『君よ憤怒の河を渉れ』という西村寿行さんの原作小説にて、日本はおよび、中国全土でも『追補』という題名にても記録的な空前の大ヒットを収めた作品を、故・高倉健さんを敬愛して止まない、アジアン・アクションの巨頭たる、ジョン・ウー監督により、故・高倉健さんに対するオマージュ作品として再映画化。

いわゆる、リメイクをした最新作を鑑賞しましたのでここに紹介させて頂きます。

 

 

「ジョン・ウー監督&福山雅治ファンは必見!(18.2/12・字幕)」

ジャンル:アクション

原題:追補(MANHUNT)

製作年/国:2017年/中国

配給;ギャガ

公式サイト:http://gaga.ne.jp/manhunt/

上映時間:110分

公開日:2018年2月9日(金)

監督:ジョン・ウー

キャスト:

チャン・ハンユー、福山雅治、チー・ウェイ、ハ・ジウォン、國村隼、竹中直人、倉田保昭、斎藤工、アンジェルス・ウー、桜庭ななみ、池内博之、TAO、トクナガクニハル、矢島健一、田中圭、ジョーナカムラ、吉沢悠 

 

 

 

【解説】

「レッドクリフ」「男たちの挽歌」シリーズの名匠ジョン・ウーが、「戦場のレクイエム」のチャン・ハンユーと「三度目の殺人」の福山雅治をダブル主演に迎えたサスペンスアクション。

日本でオールロケを敢行し、1976年に高倉健主演で映画化された西村寿行の小説「君よ憤怒の河を渉れ」を再映画化した。

製薬会社の顧問弁護士をつとめる男ドゥ・チウは、パーティの翌朝、社長秘書・希子の死体の横で目を覚ます。

現場の状況証拠はドゥ・チウが犯人だと示しており、罠にはめられたと気付いた彼は逃亡を図る。

独自の捜査でドゥ・チウを追う敏腕刑事・矢村は、ドゥ・チウに近づけば近づくほど事件に違和感を抱くように。

やがてドゥ・チウを捕らえた矢村はドゥ・チウの無実を確信し、警察に引き渡さずともに事件の真相を追うことを決意する。

共演にも「第7鉱区」のハ・ジウォン、「哭声 コクソン」の國村隼、「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の桜庭ななみら日中韓の人気俳優がそろう。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

先ず、字幕版のはずなのにほぼ半分以上が日本語で「あれ?吹替版なの?」と自分の買ったチケットが字幕版かどうか確認しようかと思うくらいに、ビックリさせられますが、口の動きが微妙に合っていないので、おそらく、英語か中国普通語(若しくは広東語だったのか)の台詞を再度日本人キャストが吹き替えているみたいですね。

 

いわゆる<香港ノワール>というジャンルを確立させたアジア映画界、そしてハリウッドなど世界的にもその名を残してきたアクション映画界の巨匠ジョン・ウー監督の最新作にして、それが日本映画の故・高倉健さんの主演作として名高い『君を憤怒の河を渉れ』の再映画化で、主たる舞台は大阪。これは日本のジョン・ウー監督ファンには、実にたまりませんね。

 

▲韓国の人気女優ハ・ジウォン演じる殺し屋のレイン。

 

冒頭、おそらく、これも『君よ憤怒の河を渉れ』のオマージュだと思うのですが、いきなり演歌が流れる中、寂れた港町の居酒屋といった、かなり1970年代を意識してデフォルメされた日本の風景には、現代の日本人から観ますと、ちょっと笑えてしまう入り方(笑)。

 

▲中国の人気俳優チャン・ハンユー演じる元顧問弁護士のドゥ・チウ。

 

ですが、その後、製薬会社・天神製薬の元顧問弁護士のドゥ・チウ(チャン・ハンユー)が、製薬会社の記念披露パーティの翌朝、その製薬会社の女性秘書・田中希子(TAO)の殺人容疑者とされて、いざ逃走劇が始まりますと、怒濤のアクションが炸裂。

 

▲天神製薬の酒井社長(國村隼さん)と次期社長である息子(池内博之さん)。

 

 

 

ジョン・ウー監督が手掛けた『フェイス/オフ』(1997年)の際の様な水上バイクによるアクションに、『ハード・ターゲット』(1993年)の時の様なバイクアクション。

それらが日本のそれも主に大阪を舞台に繰り広げられるのですから、まさにワクワクものでしたね。

 

 

犯人を追う敏腕刑事・矢村聡役の福山雅治さんの身体を張った熱演。

邦画では『るろうに剣心/伝説の最期編』やNHK大河ドラマ『龍馬伝』などで多少の剣さばきを観せてくれた事はありましたが、さすがにガンアクションは初めての経験じゃなかったかと思います。

 

 

その部下の新人女性刑事・百田里香(桜庭ななみさん)は、その可愛さでアクセントをつけてくれていましたね。

 

 

ジョン・ウー監督作品のお約束の二丁拳銃に横っ跳び。そして白鳩が舞う描写も今作でも案の定採用されていましたが、お決まりの白鳩が飛ぶ描写ついては、半ば強引なくらいな演出でしたね。

 

 

 

▲アクション俳優顔負けに韓国の人気女優ハ・ジウォンまで横っ跳び。

 

▲ジョン・ウー監督の愛娘のアンジェルス・ウーも女殺し屋のドーン役としてアクションを熱演。但しながら、美人女優のハ・ジウォンと姉妹役というのは設定上かなり無理があったかも知れないですね(笑)。

 

 

また、前半部分で、矢村聡刑事の敏腕刑事ぶりを紹介するべく、テロリスト犯人A役に斎藤工さん、犯人B役に吉沢悠さんが登場していましたが、当初テロリストの犯人と交渉していた大阪府警の刑事役に、ジョン・ウー監督とも容姿がソックリな、私の好きなアクション俳優の島津健太郎さんもカメオ出演されていたのも観逃しませんでしたし、嬉しかったですね(^^)v

 

▲ジョン・ウー監督と島津健太郎さん。並べて見比べますと結構似ていますよね(笑)。

 

 

今作の牧場での乗馬シーンや乗馬馬が大挙して駆け抜けていくシーン等は、故・高倉健さん主演の『君よ憤怒の河を渉れ』で、遥か北海道から東日本を大縦断をして東京都新宿区まで逃避行した際の各演出シーンのオマージュかとも思われました。

 

▲遠波真由美役を演じる中国人女優のチー・ウェイ。

 

▲日本人女優からは矢村聡刑事の部下・百田里香刑事役演じる桜庭ななみさん。

 

▲韓国の人気女優からは、女殺し屋レイン役演じるハ・ジウォン。

 

日本・中国・韓国の美人女優揃い踏みでしたね。

 

 

また懐かしい<Gメン75>の当時より有名な日本人カンフースターの倉田保昭さんも、ジョン・ウー監督作品に出演されているのが何とも嬉しい限りですよね!

 

▲竹中直人さんも矢村聡刑事の上司・伊藤役で出演。

 

 

お話しの筋書き的には、殺人事件に潜む陰謀や闇がやけに早く明かされたり、たとえ立場を越えた正義を貫くための男同士の友情であっても、何度も容疑者を取り逃がしたり、不自然なところもありましたが、そこはその分、怒濤の連続技のハードアクションで、観客に深くまで細かい脚本上の設定の粗を考えさせずに、派手なアクションを、ただ魅せることを重視した様な構成になっていました。

 

 

天神製薬研究所内でのクライマックスのアクション自体よりも、その前段階の牧場での野外戦の方がかなり盛り上がってしまって、映画としての山場が早くに過ぎて、最後でややだれ気味なのが、少々残念ではありました(汗)。

 

 

ジョン・ウー監督が、今回のダブル主演の福山雅治さんの日本刀の使用のアイデアなども積極的に採り入れたりと、久し振りの現代劇のアクション映画にて、日本でのロケを楽しんで作ったというのがよく解る出来栄えの逸品。

ジョン・ウー監督ならびに福山雅治さんのファンならば尚のこと必見の映画でしょうね。

 

 

私的な評価と致しましては、

ジョン・ウー監督による久し振りの現代劇のアクション映画であり、それがまた故・高倉健さん主演の『君よ憤怒の河を渉れ』のリメイク版であり、主な舞台は日本の大阪となれば日本のアクション映画ファンにはたまらない作品ですね。

ですので、ジョン・ウー監督の<香港ノワール>作品を予てから観続けてきた私からすれば、贔屓目に観て、五つ星評価的にも四つ星評価の★★★★(80点)の高評価にも値する作品かと思いました次第です。

 

尚、最近の国内のロケ地誘致に関しましては、滋賀県の滋賀ロケーションオフィスが、滋賀県を「びわ湖の県」から「映画の県」と呼ばれるべく奮闘し、こと日本映画に関しては、かなりのロケ地誘致の実績を上げて頑張っているみたいですが、海外の大掛かりなロケ地の誘致に関しましては、30年前の『ブラックレイン』の時以来となる大阪でのロケを敢行してもらったみたいで、流石に大阪は、アクション映画が似合う街ですね!

 

▲ジョン・ウー監督と愛娘アンジェルス・ウー。

 

◎エンドロール後の動画パンフレット(ジョン・ウー監督と福山雅治さんの対談)は珍しいし、家でBlu-rayディスクの特典映像を観るかの様な感覚で観られて、面白い試みでしたね。

(2/9~2/16までの上映期間中のみはこの動画パンフレットのオマケ映像が観られます。)

福山雅治さんの映画の撮影秘話やジョン・ウー監督の愛娘アンジェルス・ウーとの逸話なども披露されますので、是非劇場へ急ぎましょう!!!

 

 

●映画『マンハント』本予告

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

この2/12(月・振替休日)に、本日の2/14のバレンタインデー当日には彼女とは所用で逢えないので、ひと足早いバレンタインチョコとして手作りガトーショコラを貰いました。

たとえ、50歳になっても、彼女からの手作りチョコは嬉しいものです❤

 

しかしながら、映画鑑賞のあいだ車中に置きっ放しにしていたら溶け出したら大変なので、慌てて頬張って食べました次第でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。