ジャンル:人間ドラマ
原題:POPULAIRE
製作年/国:2012年/フランス
配給:ギャガ
上映時間:111分
公式サイト:http://typist.gaga.ne.jp/
公開日:2013年8月17日(土)
監督:レジス・ロワンサル
出演:ロマン・デュリス、デボラ・フランソワ、ベレニス・ベジョ、ミュウ=ミュウ、ショーン・ベンソン、メラニー・ベルニエ、ニコラス・ブドス、フェオドール・アトキン、エディ・ミッチェル、フレデリック・ピエロ、マリウス・コリッチ、エミリン・バイヤー、ヤニック・ランドン、ナスターシャ・ジラード、キャロライン・ティレット、ジャンヌ・コーエンディ、ドミニク・レイモン、サーベンタイン・テーシエ
京都市内のミニシアターにて鑑賞。
ミニシアターでの予告編に一目惚れして鑑賞に臨みました。
率直な感想と致しましては、
1950年代のポップでキュートな、日本で言えば昭和初期の中原淳一さんの世界観の様な衣装やビジュアルに釘付けになる様な作品で、しかも、ドジで不器用な田舎娘が都会に出て、タイプライターの世界一を目指すと言った、恋と早打ちに懸けるスポ根ラブコメ的な題材の映画というところも、実に面白かったですね。
お話しの流れ的には、
1950年代のフランス。当時の女性の憧れの職業№1の「秘書」になるべく、片田舎から都会に出て来たローズ・パンフィル(デボラ・フランソワ)は、晴れて、念願叶って、保険会社を経営するルイ・エシャール(ロマン・デュリス)の秘書に採用されるも、ドジで不器用なローズは、一週間の試用期間で既にクビが確定になるのでしたが、「ただし・・・」とルイが意外な提案を持ちかけるのでした。
秘書としては役立たずながらも、1本指という変則技ではありましたが、ローズの唯一の才能である<タイプライターの早打ち>の凄さのほどを見抜いたルイは、彼女と組みタイプライターの世界大会で優勝するという野望を抱くのでした。
ですが、初めての実戦で動揺して初戦敗退するローズ。
その日から、かつて、あらゆるスポーツ大会に出場するのが生き甲斐だったルイのコーチ魂にも火が付き、本気モードになり、それまでの変則的な1本指打法から10本指全てを使ったタイピングへの矯正、そして難解な文学書のタイピング、指を柔らかく滑らかに使うためのピアノレッスン、ロードワークなど地獄のような特訓の日々が始まるのでした。
その特訓の甲斐あってか、めきめきとその才能を開花させていくローズでしたが、その雇い主であり、鬼コーチのルイにほのかな恋心を抱くのでした・・・。
といった、スポ根ラブコメ的なストーリー展開の映画でした。
フランス映画というよりも、かつてのハリウッドのラブコメ映画を彷彿させる作品でもありましたね。
1本指打法から10本指全てを使うタイピングへの矯正のために、タイプライターのキー自体をカラフルにパステルカラーの色別に塗り分けて、それに応じて、ローズの指のマニキュアも同じ色に塗り分けして練習する姿は思わず笑みも溢れるほど可愛らしかったでしたね。
そもそもが、ルイの親友のボブ・テイラー(ショーン・ベンソン)と、その妻のマリー・テイラー(ベレニス・ベジョ)との賭け事から始まった、ルイの発案による、ローズの世界大会の挑戦でしたが、ルイは、マリー・テイラーと過去なにかあった様ですが、ルイが、その本心やローズへの想いなどをなかなか読み難いところも、ヤキモキとさせてくれてラブコメ映画としても面白かったですね。
ただ、この1950年代のポップでキュートな可愛らしいビジュアルの作品にはそぐわない様な、現代っぽい艶めかしいラブシーンは不要だったのでは、少々悔やまれる描写があったのが唯一残念ではありましたね。
私的な評価と致しましては、
過去の様々な映画のオマージュをさりげなく忍ばせた、実に、面白いスポ根ラブコメ的映画でしたので、1950年代のポップなビジュアル感には不釣り合いな、艶めかしいラブシーンが不要だったのではと思われる以外には、特段に不満点もない作品でしたので、かなり甘口評価になるかも知れないですが、★★★★★(100点)の満点評価に相応しい映画かと思いました。
老若男女問わない、お勧め作品です。

▲タイプライターを模したパンフレットも、すごく可愛いデザインでお洒落ですね♪
●映画『タイピスト!』劇場予告編
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